プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社は東証グロースに上場するサービス業の会社です。26/02期の売上収益は63.1億円、営業利益は17.8億円(売上収益の28.3%)、最終損益は11.8億円の黒字です。売上収益は直近3年で年率9.7%の増加です。現金が有利子負債を8.5億円上回り、自己資本比率は52.3%です。
実質キャッシュ3.3〜8.5億(価格未投入)。現金−有利子負債。売上1ヶ月分を事業に要る現金として除いてもプラス(時価総額比は株価入力後に確定・DEC-008 価格入力型)
直近5期連続増収。売上 0.0→63.1億
営業利益+95.2%/売上+11.8%(利益の伸びが上回る)。利益成長が売上成長を上回る
営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均1.45x)。計上益がキャッシュで裏付けられる=利益の質が高い
筆頭株主 ジャフコSV6投資事業有限責任組合 36.38%(特別決議拒否権級)。実質浮動株25.96%・支配は非過半だが1/3超で拒否権
実質浮動株25.96%。機関サイズは出口に厚み制約(流動性・出入口)
のれん・無形50.5億(純資産の84%)。M&A由来。減損は純資産を直接減らす
RESULTS 直近業績(26/02期・単年)
FINANCIALS 業績推移(5期・有報)
| 指標 | 22/02 | 23/02 | 24/02 | 25/02 | 26/02 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万) | 0 | 4,780 | 5,116 | 5,649 | 6,314 |
| 営業利益(百万) | — | — | 1,150 | 914 | 1,784 |
| 経常利益(百万) | -152 | -100 | -107 | 5 | 1,005 |
| 純利益(百万) | -73 | 730 | 696 | 584 | 1,181 |
| EPS(円) | -1,547.3 | 103.3 | 98.5 | 82.7 | 153.0 |
| 1株配当(円) | — | — | — | — | 30.0 |
| 営業利益率(%) | — | — | 22.5 | 16.2 | 28.2 |
| ROE(%) | -4.8 | 36.8 | 25.7 | 17.4 | 24.4 |
| 自己資本比率(%) | 19.1 | 29.8 | 39.9 | 41.4 | 52.3 |
BALANCE SHEET 財政状態推移(5期・有報)
| 指標 | 22/02 | 23/02 | 24/02 | 25/02 | 26/02 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総資産(百万) | 7,982 | 7,892 | 7,676 | 8,830 | 11,506 |
| 純資産(百万) | 1,527 | 2,352 | 3,060 | 3,657 | 6,015 |
| 流動資産(百万) | — | — | 1,937 | 2,127 | 4,619 |
| 流動負債(百万) | — | — | 1,497 | 1,685 | 2,252 |
| 現金(百万) | — | 1,278 | 792 | 905 | 3,322 |
| 有利子負債(百万) | — | — | 3,081 | 2,777 | 2,469 |
| ネットキャッシュ(百万) | — | — | -2,289 | -1,872 | 853 |
| 売上1ヶ月分を除くと(百万) | — | — | -2,715 | -2,343 | 327 |
| BPS(円) | 43,184.7 | 332.6 | 432.7 | 517.2 | 773.1 |
| 自己資本比率(%) | 19.1 | 29.8 | 39.9 | 41.4 | 52.3 |
ネットキャッシュは2通り出しています。上は現金を全部余剰とみなした値、下は売上1ヶ月分を事業を回すのに要る現金として除いた値です。どちらが実態に近いかは会社によって違い、有報からは決められません(上場企業の約1割で、この違いだけでプラスとマイナスが入れ替わります)。出所: 有報 連結貸借対照表
CASH FLOW キャッシュフロー推移(5期)
| キャッシュフロー | 22/02 | 23/02 | 24/02 | 25/02 | 26/02 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF(百万) | — | 1,052 | 712 | 950 | 2,000 |
| 投資CF(百万) | — | -57 | -31 | -266 | -144 |
| 財務CF(百万) | — | -959 | -1,167 | -571 | 561 |
STATEMENTS 財務三表(2026-02期・細目まで)
貸借対照表 49項目
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 財政状態計算書 | ||
| 資産 | ||
| 流動資産 | ||
| 現金及び現金同等物 | 3,322 | 905 |
| 営業債権及びその他の債権 | 971 | 829 |
| 棚卸資産 | 55 | 76 |
| その他の流動資産 | 270 | 316 |
| 流動資産 | 4,619 | 2,127 |
| 非流動資産 | ||
| 有形固定資産 | 1,429 | 1,354 |
| のれん | 4,964 | 4,964 |
| 無形資産 | 112 | 141 |
| 繰延税金資産 | 272 | 164 |
| その他の金融資産 | 84 | 54 |
| その他の非流動資産 | 23 | 23 |
| 非流動資産 | 6,886 | 6,702 |
| 資産 | 11,506 | 8,830 |
| 負債及び資本 | ||
| 負債 | ||
| 流動負債 | ||
| 営業債務及びその他の債務 | 233 | 208 |
| 契約負債 | 165 | 168 |
| 借入金 | 327 | 327 |
| 未払法人所得税 | 504 | 156 |
| その他の金融負債 | 358 | 263 |
| その他の流動負債 | 663 | 560 |
| 流動負債 | 2,252 | 1,685 |
| 非流動負債 | ||
| 借入金 | 2,142 | 2,450 |
| 引当金 | 131 | 119 |
| その他の金融負債 | 827 | 840 |
| その他の非流動負債 | 135 | 76 |
| 非流動負債 | 3,238 | 3,486 |
| 負債 | 5,490 | 5,172 |
| 資本 | ||
| 親会社の所有者に帰属する持分 | ||
| 資本金 | 657 | 10 |
| 資本剰余金 | 2,385 | 1,745 |
| 利益剰余金 | 3,057 | 1,875 |
| 自己株式 | -106 | — |
| その他の資本の構成要素 | 21 | 26 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 6,015 | 3,657 |
| 資本 | 6,015 | 3,657 |
| 負債及び資本 | 11,506 | 8,830 |
| 財政状態計算書 | ||
| 資産 | ||
| 現金及び現金同等物 | 3,322 | 905 |
| 有形固定資産 | 1,429 | 1,354 |
| のれん | 4,964 | 4,964 |
| 無形資産 | 112 | 141 |
| 繰延税金資産 | 272 | 164 |
| 資産 | 11,506 | 8,830 |
| 負債及び資本 | ||
| 負債 | ||
| 負債 | 5,490 | 5,172 |
| 資本 | ||
| 親会社の所有者に帰属する持分 | ||
| 資本金 | 657 | 10 |
| 資本剰余金 | 2,385 | 1,745 |
| 利益剰余金 | 3,057 | 1,875 |
| 自己株式 | -106 | — |
| その他の資本の構成要素 | 21 | 26 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 6,015 | 3,657 |
| 資本 | 6,015 | 3,657 |
| 負債及び資本 | 11,506 | 8,830 |
損益計算書 20項目
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 継続事業 | ||
| 売上収益 | 6,314 | 5,649 |
| 売上原価 | 3,421 | 3,056 |
| 売上総利益 | 2,892 | 2,592 |
| 販売費及び一般管理費 | 1,315 | 1,174 |
| その他の収益 | 213 | 19 |
| その他の費用 | 6 | 522 |
| 営業利益(△損失) | 1,784 | 914 |
| 金融収益 | 7 | 1 |
| 金融費用 | 72 | 60 |
| 税引前利益(△損失) | 1,719 | 856 |
| 法人所得税費用 | 537 | 271 |
| 当期利益(△損失) | 1,181 | 584 |
| 当期利益(△損失)の帰属 | ||
| 親会社の所有者 | 1,181 | 584 |
| 当期利益(△損失) | 1,181 | 584 |
| 1株当たり当期利益(△損失) | ||
| 基本的1株当たり当期利益(△損失) | ||
| 基本的1株当たり当期利益(△損失) | 153 | 83 |
| 希薄化後1株当たり当期利益(△損失) | ||
| 希薄化後1株当たり当期利益(△損失) | 148 | — |
| 包括利益計算書 | ||
| 当期利益(△損失) | 1,181 | 584 |
| 当期包括利益 | 1,181 | 584 |
| 当期包括利益の帰属 | ||
| 親会社の所有者 | 1,181 | 584 |
| 当期包括利益 | 1,181 | 584 |
キャッシュ・フロー計算書 26項目
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 当期利益(△損失) | 1,181 | 584 |
| 税引前利益(△損失) | 1,719 | 856 |
| 調整 | ||
| 減価償却費及び償却費 | 207 | 154 |
| 金融収益 | -7 | -1 |
| 金融費用 | 72 | 60 |
| 運転資本の増減 | ||
| 営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) | -122 | -18 |
| 棚卸資産の増減額(△は増加) | 21 | 46 |
| 営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) | 19 | -16 |
| 契約負債の増減額(△は減少) | -3 | 24 |
| その他 | 338 | 152 |
| 小計 | 2,033 | 1,757 |
| 利息及び配当金の受取額 | 7 | 1 |
| 利息の支払額 | -44 | -26 |
| 法人所得税の支払額又は還付額(△は支払) | -295 | -282 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 2,000 | 950 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 有形固定資産の取得による支出 | -111 | -262 |
| 無形資産の取得による支出 | -2 | -27 |
| 敷金及び保証金の差入による支出 | -30 | — |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -144 | -266 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 長期借入金の返済による支出 | -327 | -327 |
| リース負債の返済による支出 | -284 | -243 |
| 株式の発行による収入 | 1,280 | — |
| 自己株式の取得による支出 | -107 | — |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 561 | -571 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 2,416 | 112 |
| 現金及び現金同等物 | 3,322 | 905 |
この会社だけの項目 9件
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| コミットメントフィー | 1 | 2 |
| 受取補償金 | -211 | — |
| 補助金の受取額 | 88 | — |
| 採用費 | 126 | 101 |
| サブリースに係る受取利息 | 1 | 0 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 1,784 | 914 |
| 補償金の受取額 | 211 | — |
| 支払報酬料 | 46 | 68 |
| 支払報酬料 | 3 | 16 |
解析 / 時間軸 グラフで見る(5年の軌跡)
水準の一点でなく軌跡で読む(原則8)。稼ぐ力 → 現金 → 1株の価値 → 財政状態の順に並べています。各グラフはカーソルを載せると年ごとの数値が出ます。詳細な数値は各セクションの表に併記。
① 稼ぐ力 ― 成長・収益性・資本効率
② 現金の生成と使い方(キャッシュフロー)
③ 1株の価値と株主還元
④ 財政状態・安全性(バランスシート)
解析 / 時間軸 5年軌跡(スナップショットが隠す推移)
| 指標 | 22/02 | 23/02 | 24/02 | 25/02 | 26/02 |
|---|---|---|---|---|---|
| 純利益率(%) | — | 15.3 | 13.6 | 10.3 | 18.7 |
| ROE(%) | -4.8 | 36.8 | 25.7 | 17.4 | 24.4 |
| ROA(%) | -0.9 | 9.2 | 9.1 | 6.6 | 10.3 |
| 総資産回転(回) | 0.00 | 0.61 | 0.67 | 0.64 | 0.55 |
| 営業CF率(%) | — | 22.0 | 13.9 | 16.8 | 31.7 |
| 営業CF/純益(倍) | — | 1.44 | 1.02 | 1.63 | 1.69 |
| 配当性向(%) | — | — | — | — | 19.6 |
| 売上 前年比(%) | — | — | 7.0 | 10.4 | 11.8 |
| 純資産 前年比(%) | -45.5 | 54.0 | 30.1 | 19.5 | 64.5 |
DIVIDEND 配当・株主還元(実績5期)
解析 / 数値 数値で見る質(FCF・資本効率・複利)
解析 / 数値 運転資本の回転(現金が拘束される日数)
解析 / 数値(全量) 全数値指標
解析 偏差値プロファイル(同業比較)
計算のしかた
どの指標を「高いほど上位」とみなすか、柱をどう重み付けるかは JINGI が決めています(利益率や自己資本比率が高いことが望ましいかは会社の方針によります)。偏差値は同業の中での相対的な位置であって、優劣の断定や売買の推奨ではありません。順位の数字は付けていません: 上位どうしは偏差値の差が小さく(各業種の1位と2位の差は中央値1.8点)、1点の差で順位が十数位動くことがあるためです。
解析 のれん・無形/減損リスク
解析 大株主・浮動株(出入口)
| 大株主 | 比率 |
|---|---|
| 1. ジャフコSV6投資事業有限責任組合 | 36.4% |
| 2. ジャフコSV6-S投資事業有限責任組合 | 9.1% |
| 3. ウィンボンド・エレクトロニクス株式会社 | 6.6% |
| 4. 丸紅I‐DIGIOホールディングス株式会社 | 5.6% |
| 5. 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.0% |
| 6. ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 | 3.3% |
| 7. ミラクシア エッジテクノロジー株式会社 | 3.3% |
| 8. BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE(常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 1.9% |
| 9. MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.8% |
| 10. 楽天証券株式会社共有口 | 1.0% |
STRUCTURE 構造的に隣接する企業
解析 / 統治 統治・資本の使い方
PROFILE 会社概要
解析 / 参考 バリュエーション算定(現在株価を入力)
解析 / 参考 理論株価:各手法の考え方
解析 / 参考 理論株価シミュレーター(あなたの前提で計算する電卓)
解析 / 監視 適時開示タイムライン(定点観測の起点)
SOURCE 一次開示 原文(有価証券報告書・抜粋)
事業の内容— EDINETより引用 ↗
3 【事業の内容】 (1)当社グループ概要 当社グループ(当社及び関係会社)は、当社及び連結子会社2社(プログレス・テクノロジーズ株式会社、S&VL株式会社)により構成されています。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については、連結べースの数値に基づいて判断することになります。 当社グループは、コーポレートスローガンとして「世界を進める、一歩を。」を掲げ、製造業界の変革に取り組んでいます。社名に含まれる「プログレス」は進歩や前進、発展といった意味を持っており、私たちの企業姿勢を表現するものとなっております。 デジタル化の進展によって、製造業を取り巻く環境に大きな変化が訪れています。大量生産・大量消費の時代から、顧客の嗜好が多様化・複雑化する時代へと変化する中で、製造業は製品要求の多様化、技術の高度化、製品サイクルの短期化といった課題に直面しています。 人的リソースの観点では、少子高齢化による働き手不足や技術承継者不足が顕著であり、メーカーはやるべきことが増大している一方で、リソースが不足しているといった問題を常に抱えている状況にあります。 当社グループはメーカーがフォーカスすべき独自の製品開発技術領域を「コア技術」と定義し、それらの進化に必要となるデジタル特化技術である「ニアコア技術」に注力する形で、メーカーに様々なソリューションやサービスを提供しています。日本の製造業がグローバルマーケットでのプレゼンスを高め、競争力を強化していく上で、製品開発プロセスのデジタル化は避けて通ることは出来ず、当社のニアコア技術の重要性は今後一層高まっていくものと認識をしております。 特定の技術領域への注力に加え、サービス提供を行う工程についても、特定の領域に特化する形で価値提供を行っています。当社グループは製品開発プロセスの上流工程である設計開発領域に特化し、様々なソリューションやサービスを提供しています。設計開発領域はモノづくりの頭脳に相当する最上流工程であり、製造業界のデジタル化や提供価値の向上を実現していくためには、当該分野での変革が必要であると考えています。また、製品開発プロセスの下流工程に行くほど、業界や製品特有の知識・ノウハウが必要となりますが、上流工程においては業界が異なったとしても、ロジックや設計言語は共通する部分が多く、水平展開することが可能であります。 製品開発プロセスの上流工程に特化し、高水準のデジタル技術を活用し、メーカーがコア技術に注力することが出来るニアコア技術を提供していくことで、QCD(品質・コスト・納期)の改善とイノベーションの創出を実現しています。 (2)グループ各社の概要 当社は持株会社であり、実際の事業を行う連結子会社2社(プログレス・テクノロジーズ株式会社、S&VL株式会社)に対して経営指導や管理部門機能のシェアードサービスを提供しています。 プログレス・テクノロジーズ株式会社は、当社グループの主力事業会社であり、メーカーの設計開発現場の課題の把握からデジタルプロセスの検証、デジタル特化技術やツール・システムの選定、プロセスの整理・標準化、運用の定着支援まで、一連のソリューションをワンストップで提供しています。メーカー側は、設計開発部門、プロセス改革部門、IT部門が連携してデジタル化や業務プロセスの改革が行われることを期待していますが、多くのケースにおいて、単一部署におけるピンポイントソリューションで部分最適化を行うに留まっています。当社グループはメーカーの課題解決に真に必要となるソリューションを部門横断かつワンストップで提供している点で高い評価を受けていると考えております。 S&VL株式会社は、9軸アクチュエータを搭載した可動域・加速度・応答性の観点で高性能なドライビングシミュレータを活用したバーチャルテストの実施や物理現象を正確にシミュレートできる高度なモデル開発を用いたコンサルティング等のサービスを提供しています。当社グループの強みであるシミュレーション技術を活用し、仮想空間で試作や走行実験を行うことで、実機を用いた従来型の設計・開発・試作・テストのプロセスと比較し、開発リードタイムの短縮やコストの削減を実現しています。群馬県太田市に設立した技術研究所の立ち上げ以降、自動車OEMやTier1サプライヤーから多くの引き合いをいただいております。 当社グループの報告セグメントは「デジタルソリューション事業」の単一セグメントとなっておりますが、当社グループがお客様に提供するサービス形態別(以下、「事業形態別」という)には「ソリューション事業」「デジタルツイン事業」「エンジニアリング事業」の3つに区分されております。それぞれの事業の主なサービス内容等については以下の通りです。 事業形態別主なサービス内容主な契約形態当該事業を主に担う会社ソリューション事業お客様の設計開発のプロセスそのものを設計するコンサルティングサービス、最先端のデジタルツールの導入から定着支援までを行うデジタルエンジニアリングサービス、製品開発をプロジェクト単位で引き受けるプロジェクトサービスなど、様々なサービス形態でお客様の設計開発現場の課題解決を行う事業。請負契約プログレス・テクノロジーズ株式会社デジタルツイン事業最先端のデジタル技術を活用し、お客様の課題解決を行う事業。9軸アクチュエータを搭載した可動域・加速度・応答性の観点で高性能なドライビングシミュレータを用いたバーチャルテストの実施や物理現象を正確にシミュレートできる高度なモデル開発を用いたコンサルティング等のサービスを提供。請負契約S&VL株式会社エンジニアリング事業設計開発領域に特化し、お客様の開発リソースの不足や技術課題の解決を実現するサービス。メカ・エレキ・ソフトの各分野において、お客様のプロジェクトの一員として設計開発業務の支援を実行。派遣契約プログレス・テクノロジーズ株式会社 (3)各事業のサービス形態別内容等について 当社グループは製品開発プロセスの上流工程である設計開発領域に特化し、当該領域のデジタル化を推進するための各種ソリューションを提供する「デジタルソリューション事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりませんが、事業形態別のサービス内容等は以下の通りであります。 ①ソリューション事業 ソリューション事業は、コンサルティングサービス、デジタルエンジニアリングサービス、プロジェクトサービスの3つのサービスに大別されます。 (a)コンサルティングサービス コンサルティングサービスは顧客の「設計のやり方を設計」するサービスであります。PT DBS(Progress Technologies Design Basis Solution)という独自の方法論を用い、熟練コンサルタントの頭の中にある設計手順や知見をデータ化・システム化することで、顧客メーカーの設計力を強化しています。 グローバル競争の激化や製品要求の多様化・高度化が進む中で、メーカーは、高品質・高付加価値な製品を早いサイクルで開発することが求められています。この流れに対応するために3DCADやCAE、データ管理システムなどのツールを導入するだけでは不十分であり、あるべき姿のグランドデザインを描き、優先順位をつけて仕組み化・システム化を進めることが重要となります。当社グループのコンサルティングサービスは、設計開発のあるべき姿の策定から仕組みの構築・運用定着までを顧客と共に推進するというアプローチで顧客からの高い評価を得られていると考えております。 (b)デジタルエンジニアリングサービス デジタルエンジニアリングサービスは最先端のツール導入から定着支援までを行うサービスであります。最先端の設計ツールを熟知したコンサルタント・エンジニアが顧客の課題に合わせて適切なツールを導入し、定着化を図ることで設計開発のデジタル化を推進しています。メーカーでは慢性的な開発リソース不足といった課題を抱えており、多様なバリエーションの製品をより多く・より早く世に出していくために、従来のものづくりの方法を大きく変革する必要性が高まっていることから、当社のデジタルエンジニアリングサービスに多くのニーズが寄せられています。 (c)プロジェクトサービス プロジェクトサービスは製品開発をプロジェクトチームとして引き受け、「技術課題」「リソース課題」の両側面から製品開発を支援するものであります。豊富な業務経験・キャリアをもつコンサルタント・エンジニアが1つのチームとして動き、お客様の求める成果物を提供しています。エンジニアリングだけ、コンサルティングだけを担うのではなく、上記の様々なサービス形態の元、設計開発領域をコンサルティング~デジタルソリューション~製品開発支援までをワンストップで支援できる点が当社グループの特徴となっております。 また、顧客との共同研究や共同開発、最先端の技術を活用した受託開発・設計開発といったR&D案件についても、プロジェクトサービスとして提供しております。 ②デジタルツイン事業 デジタルツイン事業は、最先端のデジタル技術を用いて、お客様の課題解決を行う事業であります。現時点においてはグループ会社であるS&VL株式会社において、最先端の高性能ドライビングシミュレータを活用し、バーチャルテスト環境の提供からプラントモデルの開発・評価、開発プロセスの改革の提案までの一連のソリューション
事業等のリスク— EDINETより引用 ↗
3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重大な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済情勢について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの収益の大部分は、現時点で国内のメーカーへの役務の提供に依存していることから、当社グループのビジネスは、国内メーカーを取り巻く経済状況により影響を受ける可能性があります。国内メーカーの停滞、技術への投資の大幅な減少、又はその他の市場環境の悪化は当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応するため、当社グループの技術力や課題解決力を向上させることで、特定の業界や取引先に過度に依存しない体制を構築していく方針であります。 (2)技術革新について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループが手掛けるテクノロジー分野においては、技術革新や顧客ニーズの変化の速度が非常に早く、極めて激しい開発技術競争や販売競争が行われております。当社グループが予期しない技術革新や顧客ニーズの急激な変化への対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下し、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応するため、常に最新の技術動向や市場動向を分析し、新技術や製品の研究開発に努め、製品サービスの競争力向上に取り組むことで、技術や顧客ニーズの変化に対応できるよう努めてまいります。 (3)他社との競合について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは製品開発プロセスにおける設計開発領域に高い専門性を有し、デジタル技術を活用して設計開発プロセスそのものを企画するとともに、デジタルツールの選定や実装、運用定着までを担うワンストップサービスの提供に強みを有しております。今後の事業展開を通じて更なる競争優位性を構築していく予定ですが、当社グループの事業領域において、競合他社が存在している他、今後新たな事業者が参入してくる可能性もあります。当社グループを上回る技術力や資金力、その他の経営リソースを有した競合他社が出現した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)人材の確保と育成について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは設計開発分野における一気通貫のサービス提供を行っており、当該サービス領域に精通した経験豊富で有能な人材の確保と育成が重要な経営課題になります。当社グループが必要とする人材の確保が計画どおりに進まずに事業上の制約要因になる場合には、当社グループの事業展開及び業績に一定の影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応するため、新卒採用に加え、専門技術や知識を有する優秀な人材の中途採用に努めるとともに、教育制度の充実、人事評価制度の見直し、労働環境の整備など、従業員の働きがい・働きやすさを向上させる取り組みを強化していく方針であります。 (5)請負契約に関するリスクについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) ソリューション事業の一部においては、請負契約によって受託することがあり、納期までに顧客の要求に沿ったソリューションを完成・納品する完成責任を負っております。ソリューションへの要求が一層高度化かつ複雑化すると共に、短工期の完成・納品が求められる中、契約当初の納期及び作業工数見積もりどおりにプロジェクトを完遂できず、顧客からの損害賠償請求、当社グループの信用失墜等の事態を招いた場合には、当社グループの事業展開及び業績に一定の影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応するため、契約前にプロジェクトのリスクを洗い出し、適切な進捗管理を行うことでトラブルや損失発生の抑止に努めてまいります。 (6)知的財産権について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループでは知的財産権の経営資源としての重要性を認識の上、リスク管理上も留意すべき領域であると捉え、事業活動を行っております。当社グループによる第三者の知的財産権の侵害リスクについては、顧問弁護士及び弁理士事務所等と連携し、調査可能な事前の調査を行っておりますが、第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、当社グループが認識することなく他社の特許等を侵害してしまう可能性を完全に否定することは出来ません。万が一、これらの事象が発生した場合、ロイヤリティの支払いや損害賠償請求等により、当社グループの事業、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)のれん・固定資産の減損に関するリスクについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、当連結会計年度末時点で、コーポレートストラクチャーの再構築によって生じたのれん4,964百万円を連結財政状態計算書に計上している他、その他の有形固定資産・無形資産も計上しております。今後これらの固定資産に係る事業の収益性が低下する場合、当該固定資産の帳簿価額と回収可能価額との差を損失とする減損処理により、当社グループ全体の業績及び財政状態に一定の影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループが認識しているのれんは、単一セグメントを単一の資金生成単位としてすべて配分されており、毎期減損テストを実施し、回収可能価額が帳簿価額を上回っていることを確認しています。また、その他の有形固定資産・無形資産については、減損の兆候の有無を確認し、有るものに関して減損テストを実施し、回収可能価額が帳簿価額を上回っていることを確認しています。 (8)情報管理について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは提供するサービス上、顧客側で保有している未公表の製品開発情報や技術情報等の機密情報等に触れる機会があります。情報の取り扱いについては規程及びルールの整備と的確な運用を義務づけるとともに、役職員向けの情報管理に係る教育や研修を定期的に実施しています。 しかしながら、不正アクセスやハッキング等の第三者からのサイバー攻撃によるシステム障害、人的オペレーションのミスによる情報漏洩等、その他予期せぬ要因等が生じた場合、取引先からの契約の解除や損害賠償の請求、当社や当社のサービスに対する信頼性の低下等により、当社の事業及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9)特定の販売先への依存が高いことについて(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの最近2連結会計年度における販売実績のうち、10%を超える販売先は、以下のとおりであります。 相手先第5期連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)第6期連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)本田技研工業グループ2,05636.42,67442.4Astemo株式会社78713.970811.2 (注)本田技研工業グループの販売実績は、本田技研工業株式会社及び株式会社本田技術研究所への販売実績を合計したものであります。 当社グループでは、これらの主要顧客との取引を維持・継続するために、日常の業務を通じて主要顧客との事業上の連携関係を強化することに加えて、主要顧客以外の顧客や新規顧客の開拓を進めることで、顧客基盤のより一層の拡大に努めております。しかしながら、何らかの理由により主要顧客との取引が終了あるいは大幅に縮小した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)法的規制について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、製品開発プロセスの上流工程に特化した各種サービスを提供しており、その一部は労働者派遣法に基づく形でコンサルタントやエンジニア等の派遣を行っております。このため、労働者派遣法、「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準」(昭和61年当同省告示第37号)、その他の関連法令の規定に従い、労働者派遣業務の許可を取得しております。法令に抵触した場合には、労働者派遣事業の許可の取消、事業停止の処分等を受けるおそれがあります。本書提出日現在において、本許可の有効期限は2029年5月31日であり、許認可取消事由に該当する事実はありませんが、将来何らかの理由により登録の拒否、更新できない事由の発生または登録の取消があった場合、当社グループの事業活動に重大な支障をきたし、当社グループ全体の業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応するため、法令遵守体制の強化や社内教育などを継続して行っていく方針であります。また、法令改正の動向などの情報収集に努め、適時に対応することで、リスクの軽減を図ってまいります。 (11)内部統制について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、今後の事業運営及び事業拡大に対応するため、当社グループの内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しております。事業規模に適した内部管理体制
経営者による分析(MD&A)— EDINETより引用 ↗
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ① 財政状態の状況当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比べて2,675百万円増加し、11,506百万円(前連結会計年度末比30.3%増)となりました。この主な要因は、現金及び現金同等物の増加2,416百万円、営業債権及びその他の債権の増加141百万円、繰延税金資産の増加108百万円によるものであります。当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて317百万円増加し、5,490百万円(前連結会計年度末比6.1%増)となりました。この主な要因は、未払法人所得税の増加347百万円、その他の流動負債の増加103百万円、約定弁済による借入金(非流動)の減少307百万円によるものであります。当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末と比べて2,357百万円増加し、6,015百万円(前連結会計年度末比64.5%増)となりました。この主な要因は、東京証券取引所グロース市場への新規上場に伴う新株発行及び新株予約権行使等による資本金の増加647百万円並びに資本剰余金の増加639百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上による利益剰余金の増加1,181百万円によるものであります。 ② 経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済は、米国の通商政策の影響が残るものの、緩やかな回復基調で推移いたしました。先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が期待される一方、物価動向や米国の通商政策をめぐる動向、地政学リスク等による国内経済への影響が懸念され、依然として不透明な状況が続いております。当社グループが主力とする自動車業界を中心に、米国の関税政策等が影響し、大手メーカー各社において経営戦略を見直す動きが見られたものの、研究開発・設計開発領域への投資意欲は引き続き旺盛であり、当社グループに対するニーズも堅調に推移いたしました。このような経営環境の下、当社グループは、製品開発プロセスの上流工程である設計開発領域に特化したソリューション事業に注力するとともに、ソリューション事業の更なる強化のための戦略として、以下の3つ事項に取り組んでまいりました。 ①メーカーのデジタル化のニーズへの対応とサービス提供先の業種の拡大 ②専門技術領域毎の組織体制の強化と人材の育成 ③採用強化やグループ内異動によるソリューション人員の確保 当連結会計年度においては、ハイレイヤー人材の採用とグループ内異動によるソリューション人員の拡充、既存のエンタープライズ企業との取引深耕が奏功し、ソリューション事業が業績全体を牽引したことにより、売上収益は前連結会計年度に対して増収となりました。利益においては、エンジニアの中長期的な定着・キャリア形成及びソリューション事業の拡大を目的とした新人事制度適用に伴う人件費の増加、新卒エンジニア・ハイレイヤー人材の獲得のための採用費の増加、ドライビングシミュレータを備えた技術研究所並びに技術開発拠点の「テクノロジーセンター」、産学官共創拠点の「イノベーションセンター」等に係る減価償却費を計上したこと、前連結会計年度及び当連結会計年度における特殊要因として、連結子会社であるプログレス・テクノロジーズ株式会社を被告とする知的財産に関する損害賠償の和解に伴う一時的なその他の費用並びにその他の収益を計上した影響等により、前連結会計年度に対して増益となりました。この結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上収益6,314百万円(前年同期比11.8%増)、営業利益1,784百万円(前年同期比95.1%増)、調整後営業利益1,572百万円(前年同期比11.2%増)、税引前利益1,719百万円(前年同期比100.8%増)、当期利益1,181百万円(前年同期比102.2%増)、調整後当期利益1,054百万円(前年同期比12.1%増)となりました。なお、当社グループは、「デジタルソリューション事業」の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載は行っておりませんが、株主・投資家の皆様に有益な情報の提供を行う観点から、事業形態別の情報を開示しております。詳細は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」をご参照ください。 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)増減売上収益5,6496,31411.8%営業利益9141,78495.1%(参考)調整後営業利益1,4141,57211.2%税引前利益8561,719100.8%当期利益5841,181102.2%(参考)調整後当期利益9401,05412.1%親会社の所有者に帰属する当期利益5841,181102.2%(注)調整後営業利益、調整後当期利益は、いずれもIFRSにより規定された指標ではありません。これらは一時的に発生する収益及び費用を除外したものであり、当社グループの業績を適切に把握・評価するための、通常の営業活動の結果を示すものであります。 営業利益に係る調整表(単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)調整項目 +訴訟関連費用500- △訴訟関連収益-△211調整後営業利益1,4141,572 税引前利益、当期利益に係る調整表(単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)調整項目 +訴訟関連費用500- △訴訟関連収益-△211調整後税引前利益1,3561,508 +税金等調整額△415△453調整後当期利益9401,054 (訴訟関連費用及び収益の概要)当社の連結子会社であるプログレス・テクノロジーズ株式会社が東京地方裁判所にて訴訟を提起されていた知的財産に関する損害賠償請求事件(以下、「本件」という。)について、2024年12月20日、東京地方裁判所での和解が成立いたしました。決定した和解の内容に基づき、2024年12月24日にプログレス・テクノロジーズ株式会社は原告に対して和解金500百万円を支払っており、前連結会計年度に「その他の費用(和解金)」として計上しておりました。また、当社は和解金500百万円について、外部関係者に対して請求権を有しているとの認識の元、交渉を継続してまいりました。協議の結果、外部関係者が総額211百万円を支払うことについて、合意が得られ、当該金額の支払いの完了を確認したため、当連結会計年度に「その他の収益(受取補償金)」として計上しております。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて2,416百万円増加し、3,322百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、2,000百万円(前年同期は950百万円の収入)となりました。これは、税引前利益1,719百万円の計上、減価償却費及び償却費207百万円等の資金増加要因があった一方で、法人所得税の支払額295百万円等の資金減少要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、144百万円(前年同期は266百万円の支出)となりました。これは、「テクノロジーセンター」並びに「イノベーションセンター」開設等の設備投資に係る有形固定資産の取得による支出111百万円等の資金減少要因があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果得られた資金は、561百万円(前年同期は571百万円の支出)となりました。これは、長期借入金の返済による支出327百万円、リース負債の返済による支出284百万円、自己株式の取得による支出107百万円の資金減少要因があった一方で、株式の発行による収入1,280百万円の資金増加要因があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績当社グループは、「デジタルソリューション事業」の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載はしておりませんが、株主・投資家の皆様に有益な情報の提供を行う観点から、事業形態別に示すと以下の通りであります。 a.生産実績当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績当社グループが提供するサービスの性格及び売上収益の実績に占める受注残高の割合が少額であるため、当該記載を省略しております。 c.販売実績当連結会計年度における事業形態別の販売実績は、以下の通りであります。 事業形態別当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)金額(百万円)前年同期比(%)ソリューション事業3,54918.7デジタルツイン事業22037.6エンジニアリング事業2,5431.8合計6,31411.8(注)1.金額は、売上収益によっております。2.主な相手先別の販売実績
経営方針・経営環境・課題— EDINETより引用 ↗
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、コーポレートスローガンとして「世界を進める、一歩を。」を掲げ、製造業界の変革に取り組んでいます。社名に含まれる「プログレス」は進歩や前進、発展といった意味を持っており、私たちの企業姿勢を表現するものとなっております。 当社グループは製品開発プロセスの上流工程である設計開発領域に特化し、事業展開を行っております。製造業界のデジタル化や提供価値の向上を実現するためには、当該分野における変革が不可欠であると考えております。製品要求の多様化、技術の高度化が進む中、人的・技術的リソースが不足しているという課題を有しているメーカーに対し、当社グループは、メーカーが自社の強みである「コア技術」に注力出来る環境を実現するための「ニアコア技術」を提供しています。 「ニアコア技術」の領域は多岐に渡りますが、当社グループにおいては、「デジタルツイン」「xILS」「AI」「UX」「RPA」の5つをPT専門技術として定義し、技術レベルの向上やノウハウの蓄積、スペシャリストの育成を行っております。 当社グループは、提供する技術領域の専門性やメーカーへの提供価値により一層磨きをかけ、QCD(品質・コスト・納期)の改善とイノベーションの創出を実現していく方針です。 PT専門技術技術内容・当社グループの具体的な活用方法デジタルツイン自動車や半導体装置、精密機器などの現実に存在するものをコンピューター内でデジタルな「双子」として作り出し、その物体の動きや状態をデジタル上で観察やシミュレーションを行う技術。xILSx-In-the-Loop Simulationの略称。シミュレーションループ内にxを介在させることの総称であり、具体的にはモデル(MILS)、ソフトウェア(SILS)、ハードウェア(HILS)などが挙げられる。制御システムの開発を支援する技術であり、制御ロジックやアルゴリズムのテスト、ソフトウェアを組み込んだ検証、ハードウェア連携による実機に近い環境でのテスト実施などを行う。AI人工知能(Artificial Intelligence)の略称。当社グループの事業領域である設計開発プロセスにおいては、データ分析によるニーズ把握や分析、設計の最適化、シミュレーションによる不具合検出、製造工程の効率化、自動検査における品質管理等で活用される。UXユーザー体験(User Experience)の略称。ユーザーの感情や体験を重視して製品を設計する方法を指しており、使いやすさや楽しさを追求し、ユーザー視点で機能やデザインを設計する技術。RPAロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)の略称。設計開発プロセスの自動化・効率化によって、手作業を減らして時間やコストを削減し、ヒューマンエラーを減少させて設計品質を向上させるための技術。 (2)経営戦略等 当社グループは、製品開発プロセスの上流工程である設計開発領域と5つの技術領域というプロセスフェーズとテクノロジーの双方の領域において、特化する分野を設け、強みを磨き込むことで、お客様に高い価値を提供しております。製品開発プロセスのデジタル化や製造業のDXを実現する上で、現場である設計開発部門のみならず、プロセス改革部門やIT部門との連携を行うことは不可欠ですが、多くの企業が各部門に対してピンポイントソリューションの提供をするに留まっているというのが実情です。当社グループは設計開発現場を熟知したコンサルタントや技術プロフェッショナルが部門横断のワンストップソリューションを提供し、お客様の真の課題解決を実現している点が大きな差別化のポイントであると認識しております。 ワンストップソリューションを提供し、お客様の真の課題解決を行うという経営方針・経営目標を評価していくにあたり、連結売上収益に占めるソリューション事業の売上収益の割合(または連結売上収益に占めるソリューション事業及びデジタルツイン事業の売上収益の割合)である「ソリューション比率」を重要なKPIとして設定し、「ソリューション化」のスローガンの元、同比率の向上に取り組んでいます。(ソリューション比率は、2025年2月期は52.9%であったのに対し、2026年2月期では56.2%まで上昇しております。デジタルツイン事業を含む同比率は、2025年2月期は55.8%であったのに対し、2026年2月期では59.7%となっております。) ソリューション事業の強化のための具体的な戦略として、以下の3つの事項を掲げています。 ① メーカーのデジタル化のニーズへの対応とサービス提供先の業種の拡大 当社は日本の最先端技術が集積する「自動車」、「半導体」、「精密機器」、「医療」、「重工業」の5つの業界に対して、様々なソリューションサービスを提供しています。特に自動車業界は最先端デジタル技術を活用した製品開発プロセス改革へのニーズが旺盛であり、当社グループに対して、多くの取引先から様々な案件の引き合いをいただいている状況にあります。 自動車業界で蓄積したノウハウや技術力を活用し、それ以外の業界に水平展開を行うことで、安定的な顧客基盤の構築と事業リスクの低減、更なる知見の獲得を行う方針であり、既存顧客の取引深耕や新規顧客への営業活動に注力しております。 ② 専門技術領域毎の組織体制の強化と人材の育成 お客様の真の課題を解決するためには、設計開発現場における課題発見、デジタル化を実現するための各種データや業務フローの整理、最適なデジタルツールや活用技術の選定、現場への落とし込みと伴走が不可欠であり、設計開発の実務経験とデジタル技術やデジタルツールに対する深い知見を有したコンサルタント・エンジニアが必要となります。 当社グループは、専門技術領域毎にお客様とエンジニアの架け橋としての役割を果たすソリューションアーキテクトやプロジェクトの責任者としてチームを纏めるプロジェクトマネジャーを配置するなど、組織体制の強化に注力することで、品質の高いソリューションを提供していく方針です。 また、人材の育成・定着化にも注力をしており、ソリューション化のための人事制度改革を行っています。具体的には、エンジニアを起点としたキャリアパスの明確化、評価・報酬制度の見直し、働きやすさ向上施策の実施等に取り組んでいます。また、新卒の技術者については入社6年間を目途としてエンジニアリング事業にて設計開発経験を積んだ後に、自らの志向に応じたプロフェッショナルロールを選択できるキャリアパスを設定しています。加えて、従前の人数や工数・それに紐づく売上高で成果を測る手法からソリューションの質やチームとしての価値提供をベースとした形に評価制度の変更を行っています。 ③採用強化やグループ内異動によるソリューション人員の確保 当社グループの人材確保において、新卒採用は最も重要な手段であり、年間80名~100名程度の採用を継続しております。工学部等を卒業した理系人材で設計開発領域の仕事をしたいと考える人材を主なターゲットとし、大学等の教育機関とも連携しながら、採用活動を進めています。 また、グループ内異動として、エンジニアリング事業からソリューション事業へ年間50名~70名程度の人事異動を行っています。能力や経験を見極めつつ、早いタイミングでソリューション事業のプロジェクトに関わることで、個人の専門性のベクトルやキャリアプランを決定しやすくなるよう制度を運用しています。 前述の人事制度改革や給与水準の引き上げ、福利厚生制度の充実等により、従業員が安心して働くことの出来る環境づくりを進め、ソリューション人材のリテンション強化を図っております。 (3)経営環境 現在、製造業は「モノづくりからコトづくりへ」という言葉で表現されるように、極めて大きな変化の局面を迎えています。環境の変化に伴って、製造業の価値も従来の多機能・高品質・高性能の製品を安価に提供するという点から、製品を用いて如何にして消費者に新しい体験を与えられるかという点に重点が置かれるようになってきています。 製品ニーズの多様化、製品サイクルの短期化への対応が製造業にとっての生命線となる中、ドイツにおいては、産学官連携のプロジェクトとして「インダストリー4.0」が提唱され、スマートファクトリーを中心としたエコシステムの構築が目指されています。製造業全体をデジタル化することで、ニーズが多様化・複雑化する市場に対応していくこと企図し、既存のバリューチェーンの改革や新たなビジネスモデル構築に向けた取り組みが加速しています。日本国内においても、大手メーカーを中心に製造プロセスそのもののデジタル化による変革の必要性が強く認識されつつありますが、改革は道半ばの状況です。 インダストリー4.0は、AIを活用したスマートファクトリーなど、製造現場での変革という視点で語られる場面が多くあります。一方、当社グループでは、製造現場のデジタル化を進めるためには、バーチャルエンジニアリングに代表される上流工程である設計開発のデジタル化が前提になるものと考えております。設計段階で細やかな仕様を決定し、その後の検証・テスト・製造の段階における不具合を極力抑えながら、短いリードタイムで市場に製品を投入するという流れを作るこ
重要な会計上の見積り— EDINETより引用 ↗
(重要な会計上の見積り)1.関係会社株式の評価 (1)当事業年度の財務諸表に計上した金額(単位:百万円)区 分前事業年度当事業年度関係会社株式7,7807,780 (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報 関係会社株式については、市場価格のない株式であり、取得原価をもって貸借対照表価額としており、株式の大半は超過収益力を加味した価格で取得しております。超過収益力等を加味した価格で取得した関係会社株式については、減損処理の要否を検討するに当たり、取得原価と超過収益力を反映した実質価額を比較し、超過収益力等の低下が認められるものについて減損処理を行うこととしております。 関係会社株式の評価は、経営者による仮定や判断による不確実性を伴うものであり、実質価額の算定において、前提となる見積りや仮定に変動が生じ、当該実質価額の算定額が変動した場合には、翌事業年度以降において影響を与える可能性があります。
重要な契約— EDINETより引用 ↗
5 【重要な契約等】該当事項はありません。
配当政策— EDINETより引用 ↗
3 【配当政策】 当社は、企業価値の向上により、株主の皆様に利益配分を実施していくことを会社の重要な経営課題の一つとして認識しており、株主の皆様への利益還元に努めるとともに、中長期的に配当性向を向上させていくことを基本方針としております。 利益配分につきましては、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を総合的に勘案し、財務基盤の健全性、経営の自由度を確保しながら、人材投資などの将来の企業価値を高めるための資金を確保したうえで決定する方針としております。今後も、中長期的な視点にたって、企業価値の向上ならびに株主価値の増大に努めてまいります。 当社の剰余金の配当は、期末配当の年1回を基本方針としており、剰余金の配当の決定機関は取締役会であります。また、当社は、剰余金の配当等を会社法第459条第1項各項に定める事項については、法令に別段の定めがある場合を除き、取締役会の決議によって定めることができる旨を定款に定めております。また、期末配当の基準日については毎年2月末日とし、中間配当の基準日については毎年8月31日とする旨を定款に定めております。 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2026年4月21日取締役会決議23230.00
FACTS よくある質問(基本情報)
プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社の証券コード(銘柄コード)は?
339A(プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社)のEDINETコードは?
339A(プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社)の代表者は誰ですか?
339A(プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社)の本社所在地は?
339A(プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社)の監査法人(会計監査人)は?
339A(プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社)の筆頭株主は?
339A(プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社)の発行済株式数は?
339A(プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社)の株主数は?
339A(プログレス・テクノロジーズ グループ株式会社)の決算期は?
GLOSSARY 用語ガイド(指標の意味と、投資での見方)
投資での見方:現金が厚い会社は、見かけのPERより実質的な倍率が低く出ることがある。どこまでを純現金とみなすかで値が変わるので、JINGI の電卓は2通り(現金を全部余剰とみなす/売上1ヶ月分は事業に要る現金として除く)で出す。
投資での見方:借金も込みで会社全体をいくらで買えるか。低いほど、稼ぎに対する会社全体の値段が小さいことを表す(水準は業種で異なる)。
投資での見方:高く安定なら「稼ぐ仕組み」が強い=強み(他社にない優位性)の目安。
投資での見方:極端に低い年は一過性の要因かを確認。
投資での見方:売上CAGRとEPS CAGRの差で「成長が1株利益に乗っているか」を見る。
投資での見方:会計上の利益より「本当に手元に残る現金」。配当・自社株買い・成長投資の原資。
投資での見方:1倍前後が健全。継続して低いと利益の質に疑問。
投資での見方:大きくプラスは「利益は出ているが現金が伴わない」=利益の質が低い兆候。
投資での見方:利益と現金が近い、または現金が上回るほど質が高い傾向。継続して現金が利益に届かないと利益の実在性に注意(水準は業種・成長段階で異なる)。
投資での見方:短いほど回収が速く、運転資金の負担が軽い。
投資での見方:短いほど在庫が滞留せず資金効率が良い。業種で水準が大きく違う。
投資での見方:長いほど支払いを遅らせ手元資金に余裕が出る。取引先との関係次第。
投資での見方:短い(マイナス)ほど運転資金が少なくて済む形。マイナスは回収が支払より先。業種で水準が違う。
投資での見方:厚いほど手元の純現金が多いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
投資での見方:厚いほど株主資本が大きい。利益の蓄積で継続的に増えるのが一つの見方。
投資での見方:低いほど借金の重さが軽い。高いと財務リスク。
投資での見方:減価償却を大きく超える投資が続くと現金が残りにくい。
投資での見方:長いほど還元姿勢と収益の安定を示す傾向。
投資での見方:割引率>成長率のときだけ成立。成長率が割引率に近いほど値は大きく振れる。
SOURCE / 出典
基本情報・財務・大株主・ガバナンス・開示原文は 金融庁 EDINET(有価証券報告書・EDINETコード E40448)の一次データを構造化。各数値は一次開示で検証できます——上のリンクから EDINET で当社の提出書類を確認できます。本ページは情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。