4446東証スタンダード情報・通信業
Link-Uグループ株式会社
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JINGI 解析 / 無料
読解タイプ赤字計上型
Link-Uグループ株式会社は東証スタンダードに上場する情報・通信業の会社です。26/07期の売上収益は48.0億円、営業損益は3.8億円の赤字、最終損益は5.5億円の赤字です。売上収益は直近4年で年率20.5%の増加です。有利子負債が現金を5.4億円上回り、自己資本比率は47.1%です。
有価証券報告書の数字から機械的に作った要約です(AI 生成ではありません)。
✓ 営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均1.42x)▲ ネットデット5.4億▲ 最終赤字5.5億▲ 営業赤字拡大▲ 実質浮動株25.06%
✓
営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均1.42x)。計上益がキャッシュで裏付けられる=利益の質が高い
▲
ネットデット5.4億。現金9.5億 < 有利子負債14.9億
▲
営業赤字拡大。営業利益率 6.76%→-7.97%
▲
実質浮動株25.06%。機関サイズは出口に厚み制約(流動性・出入口)
関連で読む情報・通信業の銘柄 →
JINGIの解析は有価証券報告書など一次開示の事実に接地した構造読解です。「所有に値する事業か・静かにすり減る事業か」を読むためのもので、割安/割高の断定・目標株価・特定銘柄の売買推奨ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
RESULTS 直近業績(26/07期・単年)
損益(PL)
売上高
48.0億
前年比 -0.7%
営業利益
-3.8億
赤字転換
経常利益
—億
—
純利益
-5.5億
赤字転換
財政状態(BS)
総資産
48.7億
前年比 -14.9%
純資産
22.9億
前年比 -11.6%
現金
9.5億
前年比 -42.4%
有利子負債
14.9億
前年比 -24.6%
キャッシュフロー(CF)
営業CF
6.8億
前年比 +204.3%
投資CF
-9.5億
—
財務CF
-4.3億
—
フリーCF
3.6億
前年比 +140.2%
直近1年の実額と前年比(億円)。PL=稼ぐ力/BS=財務の厚み/CF=現金の出入り。推移は下の各カードで確認できます。出所: 有報 連結PL/BS/CF
FINANCIALS 業績推移(5期・有報)
| 指標 | 22/07 | 23/07 | 24/07 | 25/07 | 26/07 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万) | 2,276 | 3,130 | 3,672 | 4,835 | 4,800 |
| 営業利益(百万) | 118 | — | 312 | 327 | -383 |
| 経常利益(百万) | 87 | 397 | 375 | 294 | — |
| 純利益(百万) | 34 | 204 | 157 | 148 | -555 |
| EPS(円) | 2.4 | 14.4 | 11.1 | 10.4 | -39.1 |
| 1株配当(円) | — | — | — | — | — |
| 営業利益率(%) | 5.2 | — | 8.5 | 6.8 | -8.0 |
| ROE(%) | 1.6 | 9.4 | 6.4 | 5.7 | -22.7 |
| 自己資本比率(%) | 71.9 | 52.3 | 51.4 | 45.3 | 47.1 |
BALANCE SHEET 財政状態推移(5期・有報)
| 指標 | 22/07 | 23/07 | 24/07 | 25/07 | 26/07 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総資産(百万) | 2,860 | 4,440 | 5,041 | 5,721 | 4,866 |
| 純資産(百万) | 2,131 | 2,321 | 2,589 | 2,589 | 2,290 |
| 流動資産(百万) | 1,783 | 2,992 | 3,416 | 3,262 | 2,336 |
| 流動負債(百万) | 730 | 1,301 | 1,252 | 2,045 | 1,395 |
| 現金(百万) | 924 | 1,757 | 1,907 | 1,655 | 954 |
| 有利子負債(百万) | — | 685 | 801 | 1,977 | 1,491 |
| ネットキャッシュ(百万) | — | 1,072 | 1,106 | -323 | -538 |
| 売上1ヶ月分を除くと(百万) | — | 812 | 800 | -726 | -938 |
| BPS(円) | 145.6 | 163.8 | 182.7 | 182.7 | 161.5 |
| 自己資本比率(%) | 71.9 | 52.3 | 51.4 | 45.3 | 47.1 |
総資産の伸びと純資産の厚み、現金と有利子負債の差(ネットキャッシュ)で財務の安全性を読む。自己資本比率が高く現金>有利子負債なら財務は相対的に堅い(借入依存が小さい)。
ネットキャッシュは2通り出しています。上は現金を全部余剰とみなした値、下は売上1ヶ月分を事業を回すのに要る現金として除いた値です。どちらが実態に近いかは会社によって違い、有報からは決められません(上場企業の約1割で、この違いだけでプラスとマイナスが入れ替わります)。出所: 有報 連結貸借対照表
ネットキャッシュは2通り出しています。上は現金を全部余剰とみなした値、下は売上1ヶ月分を事業を回すのに要る現金として除いた値です。どちらが実態に近いかは会社によって違い、有報からは決められません(上場企業の約1割で、この違いだけでプラスとマイナスが入れ替わります)。出所: 有報 連結貸借対照表
CASH FLOW キャッシュフロー推移(5期)
| キャッシュフロー | 22/07 | 23/07 | 24/07 | 25/07 | 26/07 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF(百万) | 74 | 401 | 264 | 223 | 677 |
| 投資CF(百万) | -105 | -193 | -30 | -113 | -954 |
| 財務CF(百万) | -140 | 558 | -86 | -362 | -429 |
営業CFがプラスで安定=利益がきちんと現金化。営業CFが継続してマイナスなら本業が現金を生めていない兆候(投資CFのプラスは資産売却による場合あり)。出所: 有報 連結CF計算書
STATEMENTS 財務三表(2026-07期・細目まで)
貸借対照表 51項目
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 財政状態計算書 | ||
| 資産 | ||
| 流動資産 | ||
| 現金及び現金同等物 | 954 | 1,655 |
| 営業債権及びその他の債権 | 939 | 1,129 |
| 契約資産 | 161 | — |
| その他の流動資産 | 249 | 478 |
| 流動資産 | 2,336 | 3,262 |
| 非流動資産 | ||
| 有形固定資産 | 277 | 198 |
| 使用権資産 | 196 | 334 |
| のれん | 331 | 1,107 |
| 無形資産 | 293 | 255 |
| 持分法で会計処理されている投資 | 463 | 45 |
| その他の金融資産 | 844 | 432 |
| その他の非流動資産 | 0 | 1 |
| 非流動資産 | 2,530 | 2,459 |
| 資産 | 4,866 | 5,721 |
| 負債及び資本 | ||
| 負債 | ||
| 流動負債 | ||
| 営業債務及びその他の債務 | 757 | 879 |
| 借入金 | 332 | 840 |
| リース負債 | 139 | 146 |
| 未払法人所得税 | 69 | 10 |
| その他の流動負債 | 97 | 170 |
| 流動負債 | 1,395 | 2,045 |
| 非流動負債 | ||
| 借入金 | 974 | 815 |
| リース負債 | 46 | 177 |
| 引当金 | 51 | 55 |
| 繰延税金負債 | 111 | — |
| 非流動負債 | 1,182 | 1,047 |
| 負債 | 2,576 | 3,091 |
| 資本 | ||
| 親会社の所有者に帰属する持分 | ||
| 資本金 | 477 | 477 |
| 資本剰余金 | 207 | 207 |
| 利益剰余金 | 1,180 | 1,765 |
| 自己株式 | -0 | -0 |
| その他の資本の構成要素 | 426 | 140 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 2,290 | 2,589 |
| 資本 | 2,290 | 2,629 |
| 負債及び資本 | 4,866 | 5,721 |
| 財政状態計算書 | ||
| 資産 | ||
| 現金及び現金同等物 | 954 | 1,655 |
| 持分法で会計処理されている投資 | 463 | 45 |
| 有形固定資産 | 277 | 198 |
| 使用権資産 | 196 | 334 |
| のれん | 331 | 1,107 |
| 無形資産 | 293 | 255 |
| 資産 | 4,866 | 5,721 |
| 負債及び資本 | ||
| 負債 | ||
| 繰延税金負債 | 111 | — |
| 負債 | 2,576 | 3,091 |
| 資本 | ||
| 親会社の所有者に帰属する持分 | ||
| 資本金 | 477 | 477 |
| 資本剰余金 | 207 | 207 |
| 利益剰余金 | 1,180 | 1,765 |
| 自己株式 | -0 | -0 |
| その他の資本の構成要素 | 426 | 140 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 2,290 | 2,589 |
| 資本 | 2,290 | 2,629 |
| 負債及び資本 | 4,866 | 5,721 |
損益計算書 26項目
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 継続事業 | ||
| 売上収益 | 4,800 | 4,835 |
| 売上原価 | 2,354 | 2,526 |
| 売上総利益 | 2,447 | 2,310 |
| 販売費及び一般管理費 | 2,070 | 2,062 |
| その他の収益 | 10 | 51 |
| その他の費用 | 29 | 3 |
| 営業利益(△損失) | -383 | 327 |
| 金融収益 | 27 | 1 |
| 金融費用 | 25 | 19 |
| 持分法による投資損益(△は損失) | 26 | 35 |
| 税引前利益(△損失) | -381 | 309 |
| 法人所得税費用 | 139 | 84 |
| 当期利益(△損失) | -520 | 225 |
| 当期利益(△損失)の帰属 | ||
| 親会社の所有者 | -555 | 148 |
| 非支配持分 | 35 | 77 |
| 当期利益(△損失) | -520 | 225 |
| 1株当たり当期利益(△損失) | ||
| 基本的1株当たり当期利益(△損失) | ||
| 基本的1株当たり当期利益(△損失) | -39 | 10 |
| 希薄化後1株当たり当期利益(△損失) | ||
| 希薄化後1株当たり当期利益(△損失) | -39 | 10 |
| 包括利益計算書 | ||
| 当期利益(△損失) | -520 | 225 |
| その他の包括利益 | ||
| 純損益に振り替えられることのない項目 | ||
| その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額 | 286 | 15 |
| 純損益に振り替えられることのない項目合計 | 286 | 15 |
| その他の包括利益 | 286 | 15 |
| 当期包括利益 | -234 | 239 |
| 当期包括利益の帰属 | ||
| 親会社の所有者 | -269 | 162 |
| 非支配持分 | 35 | 77 |
| 当期包括利益 | -234 | 239 |
キャッシュ・フロー計算書 33項目
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 当期利益(△損失) | -520 | 225 |
| 税引前利益(△損失) | -381 | 309 |
| 調整 | ||
| 減価償却費及び償却費 | 299 | 258 |
| 減損損失(又は戻入れ) | 767 | 3 |
| 金融収益 | -10 | -1 |
| 金融費用 | 25 | 16 |
| 持分法による投資損益(△は益) | -26 | -35 |
| 運転資本の増減 | ||
| 営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) | -22 | -82 |
| 営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) | -97 | 49 |
| その他 | 145 | -47 |
| 小計 | 701 | 471 |
| 利息及び配当金の受取額 | 2 | 1 |
| 利息の支払額 | -27 | -17 |
| 法人所得税の支払額 | -53 | -257 |
| 法人所得税の還付額 | 55 | 25 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 677 | 223 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 有形固定資産の取得による支出 | -316 | -72 |
| 有形固定資産の売却による収入 | 3 | 1 |
| 無形資産の取得による支出 | -168 | -247 |
| 貸付けによる支出 | -69 | — |
| 貸付金の回収による収入 | 18 | — |
| 持分法で会計処理されている投資の取得による支出 | -320 | — |
| 敷金及び保証金の差入による支出 | -6 | -4 |
| その他 | -6 | — |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -954 | -113 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 長期借入れによる収入 | 662 | 1,100 |
| 長期借入金の返済による支出 | -925 | -246 |
| リース負債の返済による支出 | -166 | -164 |
| 株式の発行による収入 | 0 | — |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -429 | -362 |
| 現金及び現金同等物の為替変動による影響 | 5 | -0 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -701 | -252 |
| 現金及び現金同等物 | 954 | 1,655 |
この会社だけの項目 3件
共通の勘定科目リストに位置を持たない、この会社が独自に定義した項目です。(名称の定義が取れていない 7件は含みません)
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| コンテンツ資産 | -17 | -87 |
| コンテンツ資産 | 17 | 109 |
| コンテンツ資産 | 0 | 22 |
金融庁 EDINET の有価証券報告書を、勘定科目リストの並び順と階層にそのまま流し込んだものです。どの項目を出すかを JINGI は選んでいません。金額は百万円。出所: EDINET 有価証券報告書(採用ツリー: 詳細ツリー)
解析 / 時間軸 グラフで見る(5年の軌跡)
水準の一点でなく軌跡で読む(原則8)。稼ぐ力 → 現金 → 1株の価値 → 財政状態の順に並べています。各グラフはカーソルを載せると年ごとの数値が出ます。詳細な数値は各セクションの表に併記。
表示形式:(選択は次回も保持・%系は補助線のまま)
① 稼ぐ力 ― 成長・収益性・資本効率
売上高純利益
規模(売上)と最終利益。売上が伸び利益も連動して増えているか。差の開き=利益率の変化。
粗利率営業利益率純利益率
利益率が安定〜上昇なら価格決定力・コスト管理が効く。低下は競争激化や一過性費用を疑う。
ROEROAROIC(現金を全部除く)ROIC(売上1ヶ月分の現金を含める)
資本効率。ROEが高くてもROAが低ければレバレッジ依存。ROIC(投下資本利益率)は本業が投下資本をどれだけ稼ぎに変えたか=事業そのものの効率。ROIC は投下資本から現金をどこまで引くかで変わるので2本で描いています(緑=現金を全部引く/灰=売上1ヶ月分は事業に要る現金として資本に含める)。
② 現金の生成と使い方(キャッシュフロー)
営業CF投資CF財務CF
営業CFがプラスで安定=本業が現金を生む。投資CF−は成長投資、財務CF−は返済・還元。
設備投資を全額引く維持分(減価償却相当)だけ引く
オーナー利益の目安を2本で。青=設備投資の総額を引く、灰=維持に要る分(減価償却で近似)だけを引き、成長のための投資は引かない。有報には総額しか出ないので、2本の間で読む。
設備投資減価償却
再投資の強度。設備投資が減価償却を上回る=成長投資の局面、下回る=維持・回収局面。資産の重い/軽いビジネスかも見える。
営業CF/純利益
1倍前後以上なら利益がきちんと現金化。継続して1倍を大きく下回ると会計利益と現金の乖離を疑う。
③ 1株の価値と株主還元
EPS
1株あたりの稼ぐ力。右肩上がりが理想。増資による希薄化で伸び悩むなら発行株数も確認。
1株配当配当性向
無配(配当実績なし)。利益を配当に回さず事業へ再投資する会社に多く、成長企業に典型。配当性向は算定対象外。
④ 財政状態・安全性(バランスシート)
総資産純資産
規模の拡大と純資産(自己資本)の厚み。純資産が着実に増えていれば毀損より蓄積のフェーズ。
BPS自己資本比率
BPS(1株純資産)の積み上がり=内部留保の蓄積。自己資本比率が高いほど財務の安全度が高い。
流動資産流動負債流動比率
短期の支払い余力。流動資産が流動負債を十分上回る(流動比率が高い)ほど短期の安全性が高い。
現金有利子負債
手元資金と借金の推移。現金が有利子負債を上回れば実質無借金。借金が膨らむトレンドは財務リスク。
現金−有利子負債売上1ヶ月分を除くと
現金から借金を引いた実質手元資金を2通りで。緑は現金を全部余剰とみなした値、灰は売上1ヶ月分を事業に要る現金として除いた値。どちらが実態に近いかは会社によって違うので、2本の間で読む。
のれん顧客関連資産
買収で積んだ無形。事業が悪化すると減損で自己資本を削るリスク。純資産に対して大きいほど注意。
出所: 有価証券報告書(主要な経営指標等・本表)を構造化し算出。原則8=時間軸で読む。情報提供であり売買推奨ではありません。
解析 / 時間軸 5年軌跡(スナップショットが隠す推移)
| 指標 | 22/07 | 23/07 | 24/07 | 25/07 | 26/07 |
|---|---|---|---|---|---|
| 純利益率(%) | 1.5 | 6.5 | 4.3 | 3.1 | -11.6 |
| ROE(%) | 1.6 | 9.4 | 6.4 | 5.7 | -22.7 |
| ROA(%) | 1.2 | 4.6 | 3.1 | 2.6 | -11.4 |
| 総資産回転(回) | 0.80 | 0.71 | 0.73 | 0.85 | 0.99 |
| 営業CF率(%) | 3.2 | 12.8 | 7.2 | 4.6 | 14.1 |
| 営業CF/純益(倍) | 2.19 | 1.97 | 1.68 | 1.50 | — |
| 配当性向(%) | — | — | — | — | — |
| 売上 前年比(%) | 39.2 | 37.5 | 17.3 | 31.7 | -0.7 |
| 純資産 前年比(%) | -2.4 | 8.9 | 11.6 | 0.0 | -11.6 |
単年の水準でなく軌跡(時間軸)で読む層。増収率・純資産の前年比・営業CF率の年次推移から、加速か失速か・蓄積か毀損かを見る。出所: 有報 主要な経営指標等(5期)。原則8=時間軸。
解析 / 数値 数値で見る質(FCF・資本効率・複利)
FCF(オーナー利益)
3.6〜3.8億
ROIC
-9.4〜-8.2%
粗利率
51.0%
アクルーアル比率
-23.3%
売上CAGR(4年)
20.5%
EPS CAGR
—%
FCF と ROIC は2通りで出しています(どちらが実態に近いかは会社によって違い、有報からは決められないため)。FCF は営業CFから設備投資の総額を引いた値と、維持分(減価償却相当)だけを引いた値。ROIC は投下資本から現金を全部引いた値と、売上1ヶ月分は事業に要る現金として資本に含めた値。FCF・資本効率(ROIC/EV倍率)・複利(CAGR)・利益の質(アクルーアル)を一次データから算出。売上CAGRとEPS CAGRの差は成長が1株利益に乗っているかの目安、アクルーアル比率が大きく+なら会計利益とキャッシュの乖離に留意。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す。CAGR の窓は直近5期だが、その間に決算の基準(連結/単体)が変わっている場合は基準が一貫している期間だけに短縮して算出する(跨いだ成長率は意味を成さないため)。短縮後が2期以下なら算定しない。情報提供であり売買推奨ではありません。
解析 / 数値 運転資本の回転(現金が拘束される日数)
売上債権回転日数
71.4日
棚卸回転日数
—日
仕入債務回転日数
117.4日
CCC(現金循環)
—日
CCC(現金循環日数)=売上債権回転+棚卸回転−仕入債務回転。仕入代金を払ってから売上を回収するまで、現金が事業に拘束される日数。短い(マイナス)ほど運転資金が少なくて済む形。業種で水準が大きく違い(製造・小売で長め、サービス・プラットフォームで短い/マイナス)、在庫を持たない業態や算定できない指標は「—」で示す。情報提供であり売買推奨ではありません。
解析 / 数値(全量) 全数値指標
利益の質・収益性
純利益率
-11.6%
ROA
-11.4%
総資産回転
0.99回
実効税率
—%
現金変換(CFO/営業益)
—倍
CFO/純益(平均)
1.42倍
累計営業CF
27.9億
FCFマージン
7.5%
資本効率・複利
維持capex(capex/減価)
1.06倍
BPS CAGR
2.6%
ソルベンシー・還元・希薄化
流動比率
1.68倍
純負債/EBITDA
—倍
インタレストカバレッジ
-17.1倍
債務返済年数
2.2年
配当性向
—%
連続増配
—年
希薄化率
—%
すべて一次データ(有報)から算出。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す(割高・割安の断定はしません)。情報提供であり売買推奨ではありません。
解析 偏差値プロファイル(同業比較)
同じ業種の会社の中で、この会社が各指標のどこに位置するかを偏差値(中央値=50)で表示。縦線=50。
31
25
53
20
21
42
44
計算のしかた
材料は有価証券報告書の値から計算した7指標(収益性: 営業利益率・純利益率・粗利率・ROE・ROA/健全性: 自己資本比率・流動比率)。同じ業種(東証33業種)の会社の中で、各指標の偏差値(中央値=50・ばらつき=10・上下は20〜80で止める)を出し、柱ごとに平均してから2つの柱を同じ重みで平均しています。社数が20社に満たない業種は東証17業種の区分の会社全体と比べます。金融業(銀行・証券・保険・その他金融)と、比べる相手が少なすぎる業種(鉱業・石油石炭製品)は出していません。7指標中4つ以上で、2つの柱がそろう会社が対象です。
どの指標を「高いほど上位」とみなすか、柱をどう重み付けるかは JINGI が決めています(利益率や自己資本比率が高いことが望ましいかは会社の方針によります)。偏差値は同業の中での相対的な位置であって、優劣の断定や売買の推奨ではありません。順位の数字は付けていません: 上位どうしは偏差値の差が小さく(各業種の1位と2位の差は中央値1.8点)、1点の差で順位が十数位動くことがあるためです。
どの指標を「高いほど上位」とみなすか、柱をどう重み付けるかは JINGI が決めています(利益率や自己資本比率が高いことが望ましいかは会社の方針によります)。偏差値は同業の中での相対的な位置であって、優劣の断定や売買の推奨ではありません。順位の数字は付けていません: 上位どうしは偏差値の差が小さく(各業種の1位と2位の差は中央値1.8点)、1点の差で順位が十数位動くことがあるためです。
出所: 有価証券報告書(EDINET)の一次データから算出。
解析 のれん・無形/減損リスク
のれん
3.3億
顧客関連資産
—億
無形合計 3.3億(のれん+顧客関連・純資産比 14.4%)。M&Aで積んだ無形が相応にあり、事業の趨勢が崩れると減損リスクが自己資本に効く点に留意。出所: 有報 連結BS
解析 大株主・浮動株(出入口)
浮動株比率
25.1%
発行済(全種類)−自己株−上位10
支配株主
松原 裕樹
31.3% 保有
自己株式
—
自社株なし ・簿価0.0億
| 大株主 | 比率 |
|---|---|
| 1. 松原 裕樹 | 31.3% |
| 2. 山田 剛史 | 20.7% |
| 3. Apollo Capital Conten(無限責任組合員 株式会社アポロ・キャピタル) | 8.6% |
| 4. 株式会社メディアシーク | 7.8% |
| 5. THE BANK OF NEW YORK 134088(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 2.3% |
| 6. 前田 有幾 | 1.3% |
| 7. 株式会社セレス | 0.9% |
| 8. 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.9% |
| 9. 有限会社平山商会 | 0.7% |
| 10. BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.5% |
上位10で 74.9%・発行済 14,175,300株・自己株 —株・浮動株 3,552,300株・株主 5,322名。所有者別(単元): 外国人 3.9% / 機関 2.4% / 個人 75.3%。浮動株が薄く出来高次第で値が飛びやすい=出入口の狭さに留意。出所: 有報 大株主の状況/所有者別状況
解析 大株主の持ち分推移
| 株主 | 保有比率の推移(有報 各期末) | 増減 |
|---|---|---|
| 松原 裕樹 | 2025 31.30% → 2026 31.29% | → 0.01pt |
| 山田 剛史 | 2025 29.30% → 2026 20.68% | ▼ 8.62pt |
| 株式会社メディアシーク | 2025 7.85% → 2026 7.85% | → 0.00pt |
| 前田 有幾 | 2025 1.27% → 2026 1.27% | → 0.00pt |
| 株式会社セレス | 2025 0.89% → 2026 0.89% | → 0.00pt |
過去の有価証券報告書「大株主の状況」から、大株主の保有比率の時系列を並べたもの。増減は事実としての推移で、その是非や売買を示すものではありません(複数期に現れる株主のみ・名義人と役員は対象外)。出所: 有報 大株主の状況(各期末)
STRUCTURE 構造的に隣接する企業
同一の会計監査人や共有する法人株主が確認できませんでした=構造的に独立(機関投資家ネットワークの外)。同族・少数支配や独立系監査人の企業に多く、それ自体が構造上の特徴です。出所: 有報 大株主の状況/会計監査人
解析 / 統治 統治・資本の使い方
経営陣(取締役会)の持株比率29.12%(取締役 3名計)
政策保有株式(簿価合計)75.0百万円(4銘柄)
役員報酬総額 / 役員数63.3百万円 / 11名
平均年間給与(提出会社)607万円(前期比 +16.6%)
従業員数(連結)171名
監査報酬 / 非監査報酬35.5百万円 / —
平均勤続年数2.7年
女性管理職比率16.7%
従業員1人当たり売上28.1百万円
従業員1人当たり営業利益-2.2百万円
政策保有株式の対純資産比3.3%
政策保有株式の多寡は資本効率と少数株主への向き合い方の手掛かり、役員報酬・平均年収の推移はコスト構造と人的資本の変化を映す。監査報酬に対する非監査報酬比は監査人の独立性、平均勤続年数・女性管理職比率は組織の定着と多様性の手掛かり。経営陣(取締役会)の持株比率は経営の当事者性(自社株のskin-in-the-game)=創業者主導かプロ経営かの手掛かり、従業員1人当たり営業利益は労働生産性、政策保有株式の対純資産比は自己資本のうち持ち合いに固定された割合(高いほど資本効率の重石)。出所: 有報(コーポレート・ガバナンス/従業員の状況)。
PROFILE 会社概要
代表者代表取締役社長グループCEO 松原 裕樹
本社所在地東京都千代田区外神田二丁目2番3号
市場 / 業種東証スタンダード / 情報・通信業
決算期7月
監査法人永和監査法人
従業員数(連結)171名
EDINETコードE34853
解析 / 参考 バリュエーション算定(現在株価を入力)
証券サイト等で見た現在株価を入力すると、PER・実質PER・利回り・概算時価総額を即時計算します。表示値は入力した現在株価に基づく参考値で、当サイトはリアルタイム株価を配信していません。
円
概算時価総額
—
株価×発行済
PER(実績)
—
株価÷EPS
PBR(実績)
—
株価÷BPS
実質PER
—
現金の扱いで2通り
益回り(EBIT/EV)
—
EBIT÷企業価値・2通り
配当利回り
—
1株配当÷株価
概算時価総額=現在株価 × 発行済株式総数(有報 26/07期末 基準・14,175,300株)。基準日以降の自己株消却・新株発行で実際と差が出ることがあります。PER・PBR・実質PER・各利回りは1株ベースのため、この差の影響を受けません。実質PER・益回りの純現金・営業利益は有報基準。実質PER・益回りは純現金の扱いで2通り(現金を全部余剰とみなす/売上1ヶ月分は事業に要る現金として除く)を「小〜大」で出します。企業価値がゼロ以下になる側と、純現金が読めない会社は出しません。情報提供であり、割安/割高の断定や売買の推奨ではありません。
解析 / 参考 理論株価:各手法の考え方
EPV(収益力価値) — 今の利益が成長ゼロで続くと仮定した保守的な内在価値。下限の物差し。成長分を含めない設計のため、成長企業では小さめの値になる。
配当割引(DDM) — 将来の配当を現在価値に割り引いた価値。配当が安定した会社に向く。配当だけを起点にするため、低・無配の会社は値が小さく出る(配当以外の価値は映さない)。
正常化EPS×正当PER — 一過性をならした「平常時の1株利益」に、妥当と考える倍率を掛ける。前提のPER次第で大きく動く。
成長考慮(割引) — 正常化EPSに成長を織り込んで割り引く。割引率>成長率のときだけ成立。
この銘柄は収益系の理論値算定が困難です。収益系の理論値は算定困難・参考外(直近最終赤字)。参考として資産の下値(BPS・NCAV)は財務・BSのカードをご覧ください。情報提供であり、割安/割高の断定や売買の推奨ではありません。
解析 / 監視 適時開示タイムライン(定点観測の起点)
2026-10-28臨時報告書 ↗
2026-10-28臨時報告書 ↗
2026-10-28確認書 ↗
2026-10-28内部統制報告書-第13期(2025/08/01-2026/07/31) ↗
2026-10-28有価証券報告書(2026年7月期) ↗
2026-10-09大量保有報告書 ↗ / クランチロール株式会社
2026-10-05訂正有価証券届出書(組込方式) ↗
2026-09-14有価証券届出書(組込方式) ↗
2026-08-07訂正報告書(大量保有報告書・変更報告書) ↗ / 株式会社アポロ・キャピタル
2026-07-31臨時報告書 ↗
2026-07-21変更報告書(特例対象株券等) ↗ / ブラックロック・ジャパン株式会社
2026-07-01大量保有報告書 ↗ / 株式会社アポロ・キャピタル
2026-07-01変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2026-06-24訂正報告書(大量保有報告書・変更報告書) ↗ / 山田 剛史
2026-06-19変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2026-03-16確認書 ↗
2026-03-16半期報告書-第13期(2025/08/01-2026/07/31) ↗
2026-02-18大量保有報告書(特例対象株券等) ↗ / ブラックロック・ジャパン株式会社
2025-10-29臨時報告書 ↗
2025-10-29確認書 ↗
2025-10-29内部統制報告書-第12期(2024/08/01-2025/07/31) ↗
2025-10-29有価証券報告書(2025年7月期) ↗
2025-08-06臨時報告書 ↗
2025-07-17変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2025-03-14確認書 ↗
2025-03-14半期報告書-第12期(2024/08/01-2025/07/31) ↗
2025-01-07変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2024-10-30訂正有価証券届出書(組込方式) ↗
2024-10-30臨時報告書 ↗
2024-10-30確認書 ↗
2024-10-30内部統制報告書-第11期(2023/08/01-2024/07/31) ↗
2024-10-30有価証券報告書(2024年7月期) ↗
2024-10-29有価証券届出書(組込方式) ↗
2024-10-10臨時報告書 ↗
2024-09-26変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2024-07-12変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2024-06-27変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2024-06-14確認書 ↗
2024-06-07臨時報告書 ↗
2024-05-23臨時報告書 ↗
2024-05-23変更報告書 ↗ / 松原 裕樹
2024-03-15確認書 ↗
2023-12-15確認書 ↗
2023-10-26確認書 ↗
2023-10-26内部統制報告書-第10期(2022/08/01-2023/07/31) ↗
2023-10-26有価証券報告書(2023年7月期) ↗
2023-09-19変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2023-07-26変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2022-12-14四半期報告書-第10期第1四半期(令和4年8月1日-令和4年10月31日) ↗
2022-10-27確認書 ↗
2022-10-27内部統制報告書-第9期(令和3年8月1日-令和4年7月31日) ↗
2022-10-27有価証券報告書(2022年7月期) ↗
2022-06-16訂正報告書(大量保有報告書・変更報告書) ↗ / 株式会社メディアシーク
2022-06-14四半期報告書-第9期第3四半期(令和4年2月1日-令和4年4月30日) ↗
2022-06-13変更報告書 ↗ / 株式会社メディアシーク
2022-06-08訂正報告書(大量保有報告書・変更報告書) ↗ / 山田 剛史
2022-06-08変更報告書 ↗ / 山田 剛史
2022-03-15四半期報告書-第9期第2四半期(令和3年11月1日-令和4年1月31日) ↗
2022-02-28変更報告書 ↗ / 松原 裕樹
2021-10-27有価証券報告書(2021年7月期) ↗
2021-10-01訂正有価証券報告書 ↗
2020-10-29有価証券報告書(2020年7月期) ↗
2019-10-31有価証券報告書(2019年7月期) ↗
新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す定点観測の情報元。有価証券報告書は決算期(○年○月期)を添えて過去分も並びます(年で絞り込み可)。大量保有報告書は保有者が提出する書類で、この銘柄について書かれたものを発行会社ベースで並べています(「/」の後ろが提出者=保有者)。各行から EDINET の提出書類を開けます。有料プラン(提供予定)では、開示が積まれるたび「テーゼは生きているか」を再検証します。出所: EDINET 提出書類一覧
SOURCE 一次開示 原文(有価証券報告書・抜粋)
事業の内容— EDINETより引用 ↗
3 【事業の内容】 (1)事業の概況 当社グループは、「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」というグループパーパスのもと、主に自社設計のオリジナルサーバーを基軸としたデータ配信と、そのデータを適切に蓄積・分析・処理するAIソリューションを併せてワンストップで提供するサーバープラットフォームビジネスを展開しております。その中で培ったサーバーインフラ技術、データ処理技術及びコンテンツ処理技術等を強みとして、事業規模を拡大してまいりました。(注)データセンター及び付随する高速回線についてはハウジングサービスを利用しており、通信事業者が所有するデータセンター設備内に、当社グループのサーバーを設置しております。 (2)技術の特徴 当社グループの「マンガサービス」における、サーバープラットフォーム技術には、以下の特徴があります。 ①ユーザビリティ・高速配信が可能ハウジングで利用しているデータセンターにおいて、当社グループのみが利用する専用線を引き込んでおり、自社のみで使用できる環境にある高速なインターネット回線を通じて配信しているため、他社の利用状況の影響を受けず安定した高速配信により快適なユーザー体験を提供できる能力を有しております。当社グループは高性能なサーバーを自社で保有していることを利点として、仮想化(注1)やルーティング(注2)によるオーバーヘッド(注3)なくサーバーを稼働させております。ユーザーに快適な使用環境を提供することは、隙間時間の活用やサービスへの接触機会の増加につながり、ユーザー満足度の向上のために重要であると考えております。 ・コンテンツ処理マンガに適した画像とするためのトーンをグラデーションにする処理技術(注4)、画像圧縮技術、ノイズリダクション(注5)技術及びアップコンバート(注6)技術を有しております。その他、パソコン上のブラウザやスマートフォン上での快適な画面の閲覧が可能になる画像表示ソフトウエア(viewer)、データの大量配信に対応した電子認証システム等の技術を有しております。動画につきましても、画像と同じく圧縮処理技術・ノイズリダクション等の技術を有しております。 ・通信量削減ユーザーの読書履歴及びお気に入り登録などから、大量のデータにより学習した情報を基にユーザーが読むであろうコンテンツを予測し、充電中かつWi-Fiに接続しているユーザーの端末への事前の配信を可能にしております。これにより携帯電話回線接続時にダウンロードが不要になることから画像表示に要する時間及び通信量が削減され、電波状態の悪い環境におけるコンテンツ閲覧に要する通信環境のハードルが下がり、パケット制限への抵触が回避しやすくなります。またユーザーの回線状態に合わせてコンテンツのクオリティを自動調整することにより、通信量の削減も可能となっております。 ②安定した運用・サービス停止の防止策当社グループではサーバーを3重化、ネットワークを2重化した、単一障害点(注7)のない冗長化(注8)構成を基本としております。突発的なサーバーダウンが発生した場合においてもダウンしたサーバーを自動で除外し、残りの2台のサーバーが相互補完する仕組みとなっており、サービスを中断することなく提供することが可能な体制となっております。同様に、ネットワークダウンが発生した場合においても、予備のネットワークに自動で切り替える体制となっております。 ・耐障害性の高さデータベースサーバーにおいて、マルチマスタ方式(注9)を採用しております。一般的にはマスタ・スレーブ方式(注10)が採用されておりますが、マスタデータを更新してからスレーブデータに更新されるまでにタイムラグが発生し、マスタサーバーに不具合が発生した場合、マスタ・スレーブの切替の処理が必要というデメリットがあります。マルチマスタ方式を採用することにより、マスタ・スレーブの切替の処理が不要となり、障害発生時に自動フェイルオーバー(注11)によるサービスの継続が可能となっております。 ③高コストパフォーマンス・低コストでの運用コンテンツの電子配信事業者は、クラウドサーバー事業者を活用することが通常であるなかで、当社グループは用途、配信量に応じたサーバーハードウェアを自社設計する方針としており、画像・動画の高速大量配信に特化したオリジナルサーバーを高性能・低コストで調達することができます。通常、サーバーの台数が増加するほど、サーバー間の連携をとるためのシステムは複雑になり、サーバーの監視に要する人的コストは高まります。当社グループはサーバー1台の性能を高めることにより、少数のサーバーにより運営しております。それにより複雑なシステムを構築する必要がなく、また監視対象が少ないため、保守に要する労力も削減しております。 ・サーバーコスト抑制当社グループは圧縮率の高いフォーマットであるAVIF(注12)やWebP(注13)といったフォーマットを採用しております。コンテンツの容量を削減することにより、サーバーを構築するうえで確保する必要のある容量を削減、サーバーに必要なコストを抑制しております。 ・AIを用いた運用コストの抑制当社グループはリコメンド作品の選定、サムネイルの切り出しにAIを用いて自動化しております。従来は作品のリコメンドを手動で行っておりましたが、人間が把握できる作品の数には限界があることや、リコメンドスキルの属人化が課題でした。AIを用いることで、これらの課題を解決した上でコストを削減しております。また、サムネイルの切り出しにおいても、AIが候補を複数提示し、その中から最適なものを人間が選ぶことで、手動で切り出していた時と比較し、大幅にコストを削減しております。 ④マーケティング・迅速なフィードバック当社グループは高速なデータベースの集計処理を可能とする技術を有しております。データの高速取得は、データ分析の容易さに直結するため、リアルタイムで取得したユーザーの動向を、サービスに対して迅速にフィードバックを行うことが容易となっております。 ⑤セキュリティ・著作権保護技術動画コンテンツにおいては、DRM(注14)としてGoogle LLCが提供するWidevine(注15)を採用した実績があります。 (注)1.仮想化:サーバーなどのハードウエアリソースを、物理的な構成にとらわれずに、論理的に統合や分割することができる技術のこと。1台のサーバーを複数台のサーバーであるかのように論理的に分割して、それぞれにOSを動作させることが可能。2.ルーティング:送信元から宛先まで、データを転送すること。3.オーバーヘッド:コンピューターが処理する際の、当該処理を実行するために必要となる付加的な負荷。 4.トーンをグラデーションにする処理技術:目の細かいトーンを潰してグラデーションにすることでデータ量を削減する技術。5.ノイズリダクション:音声や映像等といった信号に含まれるノイズを抑圧・軽減する、信号処理の一種。6.アップコンバート:多層構造のニューラルネットワークを用いた機械学習である深層学習を利用して、低解像度の画像を高解像度の画像に近づける技術。低解像度の画像と高解像度の画像を大量に準備し、低解像度を不正解、高解像度を正解とPCに学習させ、低解像度の画像からPCに正解(高解像度の画像)を導き出させる。7.単一障害点:その単一箇所が停止するとシステム全体が停止するような箇所。8.冗長化:システムの一部に何らかの障害が発生したケースに備えて、障害発生後もシステム全体の機能を維持するため、予備装置を普段から配置、運用しておくこと。9.マルチマスタ方式:複数のデータベースサーバーが本番データベースのみで構成される。更新が全てのデータベースに遅延なく反映され、常に同じデータを格納する方式。全てのデータベースは更新/検索ともに可能となっている。10.マスタ・スレーブ方式:1つの本番データベース(マスタ)と複数の複製データベース(スレーブ)で構成される。アプリケーションからの更新はマスタデータベースが受付け、マスタデータベースの更新データが順次スレーブデータベースに反映される方式。スレーブデータベースは検索用途に限定される。11.フェイルオーバー:稼働中のシステムで問題が生じてサーバーが停止してしまった際に、待機サーバーに切り替える仕組み。12.AVIF:動画コーデックを応用した静止画フォーマット。13.WebP:Google LLCが開発しているオープンな静止画フォーマット。14.DRM:動画などのデジタルデータの無制限な利用を防ぎ、コンテンツを保護する技術の総称。15.Widevine:Google LLCが提供する著作権保護技術。 (3)サービスの内容 当社グループの事業は「インターネットサービス事業」の単一セグメントであり、当該事業セグメントは、上記の技術を基盤とした3つのサービスから構成されております。3つのサービスとは「リカーリングサービス」、「初期開発・保守開発サービス」、その他にスポットで発生する「その他サービス」であり、それぞれのサービス概要は以下のとおりです。 ①リカーリングサービス 「リカーリングサービス」は、当社の持続的な収益基盤となるレベニューシェア(注16)収益及び月額固定収益(サブスクリプション)で構成されております。 ①サーバーの調達、システムの構築及びデータセンター設置のサーバー保守運用、 ②継続するスマートフォンアプリケーションの開発・アップデート並びに ③サービス運用及び広告運用の組み合わせ
事業等のリスク— EDINETより引用 ↗
3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業内容に関するリスク ①コンテンツ配信市場の動向について 当社グループの主力サービスが属するコンテンツ配信市場は、国内においては緩やかな成長を維持しているものの成熟期を迎えつつあり、新規参入事業者の増加により競争環境が一段と厳しさを増しております。当社グループとしましては、国内での収益性の向上を図るとともに海外への展開を進めてまいりますが、利用者の嗜好の急激な変化、法制度の改正等により当社グループが関わるサービスが規制対象となった場合、その他、業界における取引慣行や価格体系の変化など、計画策定時の想定を超える不確定要素が顕在化した場合には、当社グループの経営方針や経営戦略の変更を余儀なくされ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、2026年7月期においてもマンガアプリへの依存度が高く、コンテンツ配信市場、特に電子書籍市場の動向が、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②Apple Inc.及びGoogle LLCの動向について 当社グループのスマートフォンアプリはApple Inc.及びGoogle LLCが運営する各アプリマーケット上において提供しており、当社グループの売上収益に占める当該スマートフォンアプリによる売上収益の割合は高くなっております。利用規約の変更など、プラットフォーム運営事業者の事業戦略の転換並びに動向によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③スマートフォン及びタブレット端末等関連市場について 当社グループは、スマートフォン及びタブレット端末上で利用するサービスを主たる事業としていることから、スマートフォン、タブレット端末等の関連市場が今後も拡大していくことが事業展開の基本条件であると考えております。当社グループは、今後もより快適にスマートフォンを利用できる環境が整えられていくと考えておりますが、今後新たな法的規制の導入、技術革新の遅れ、利用料金の改定を含む通信事業者の動向など、当社グループの予期せぬ要因によりスマートフォン、タブレット端末等の市場の発展が阻害される場合には、今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ④競合他社について 当社グループの主力サービスが属するコンテンツ配信市場は、法制度や規制又は特許等による参入障壁が低く、コンテンツ提供元である出版社等も非独占的にコンテンツ提供を行っております。このような状況を踏まえ、当社グループでは今後もコンテンツラインナップの充実と当社グループが提供する配信システムの強化により、競合他社との差別化を図ってまいります。しかしながら、今後、当社グループの取扱うコンテンツ及び配信システムで他社との十分な差別化が図れない場合、利用者のニーズに適合したサービスの開発・提供や先進技術への対応等が遅れることによりサービス・技術の陳腐化を招いた場合には、当社グループが関わるサービスの利用者数が減少し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤特定顧客への依存について 当社グループの売上収益は、特定顧客への依存度が高く、2026年7月期においては、主要顧客上位3社向け売上収益は全体の27.3%を占める規模となっており、当該売上収益が当社グループの売上収益全体に占める割合は以下のとおりに推移しております。 2023年7月期2024年7月期2025年7月期2026年7月期主要顧客上位3社34.9%31.7%24.6%27.3% サービスの方針については、各顧客と協議の上、決定しております。しかしながら各顧客の方針、経営成績及び財政状態によっては、売上収益や広告宣伝費を含む当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。今後、提供サービスの差別化、新規技術の獲得を促進することで売上収益の維持・拡大に努めるとともに、新規顧客開拓を進めてまいりますが、競合企業がさらなる付加価値の創造を行うこと等によって新規顧客開拓が思うように進まなかった場合には、売上の依存度が軽減されず、主要顧客の動向及び取引の動向によって、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥システムリスクについて 当社グループが関連するサービスは、スマートフォン等の端末からインターネットを経由して提供されております。当社グループが関連するサービスに対するアクセスの急激な増加等による一時的な負荷増大によって当社グループ又は通信事業者の設備が作動不能に陥った場合や、当社グループのハードウエア又はソフトウエアの欠陥により正常な情報発信が行われなかった場合には、システムが停止し、サービスの提供が不可能となる場合があります。さらに、サイバー攻撃や外部からの不正な手段によるコンピュータ内への侵入、当社グループ担当者の過誤等によって、当社グループや取引先のシステムが改ざんされたり、重要なデータが消失し、又は不正に取得されたりする可能性があります。 当社グループとしては、システムの冗長化、データのバックアップ、侵入防止策及び担当者の過誤を防止する体制の整備に加え、障害発生時の対応手順の整備を進めておりますが、上記のような障害等が発生した場合には、当社グループに直接損害が生じるほか、当社グループの社会的信用・信頼の低下を招きかねず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦法的リスクについて 当社グループの事業は、「個人情報の保護に関する法律」「不当景品類及び不当表示防止法」「特定商取引に関する法律」「資金決済に関する法律」等、多岐にわたって関連しております。当社グループではこれらの法令を遵守するため、コンプライアンス体制の強化に取り組んでおりますが、今後の法改正などにより当社グループの事業分野において新たな法的規制が適用されることになり、当社グループの事業展開が制約を受けたり、対応措置をとる必要が生じたりする場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、ユーザーの個人情報が漏洩した場合や意図せず第三者の著作権等の知的財産権を侵害してしまった場合、コンテンツホルダーにおいて著作権の管理に問題があり、著作権者から訴訟等が発生した場合などについて、損害賠償の発生などが生じる他、当社グループの社会的信用・信頼の低下を招きかねず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧海賊版サイトの台頭について コンテンツビジネスにおいては、海賊版が流通することによってコンテンツホルダー、著作権者、ベンダーなどが本来受け取るべき収益について機会損失が発生する場合があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨新技術の活用について 当社グループでは、生成AIをはじめとする新技術を活用することにより、より効率的なビジネスモデルの創出や新たな付加価値の提供に取り組んでおります。今後も、新技術を活用し、競争力の強化に努めていく方針ではございますが、技術革新が極めて速いこれらの新技術について、当社グループが変化への対応が遅れた場合や十分な活用が出来なかった場合には、競争力の低下を引き起こし、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩海外事業及び為替変動について 当社グループは、北米を中心とする海外向けマンガ配信サービスの開発・運営等により海外での売上収益が増加しており、当連結会計年度のマンガサービス事業における海外売上比率は17.2%(前期10.3%)となっております。海外向けの取引の一部は米ドル建てであるため、為替相場の変動により円換算後の売上収益及び利益が影響を受ける可能性があります。また、各国の法規制や政治・経済情勢の変化等により事業運営に支障が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)グループ組織管理に関するリスク ①人材の確保と定着化について 当社グループが成長、拡大するうえで、高度な技術を有する人材やグローバル人材など、ダイバーシティに富む人材確保が極めて重要となります。当社グループはこれに備え、人材の積極採用、福利厚生の充実や管理職のマネジメント能力向上、研修や勉強会の実施などに取り組んでおります。今後も優秀な人材の確保、育成を推し進める方針ですが、いずれも継続的な人材の確保を保証するものではありません。適切な人材を十分に確保できなかった場合や想定を超える人材流出があった場合、人材育成が計画どおりに進まなかった場合には、当社グループの事業拡大に制約を受ける可能性があります。 ②小規模組織について 当社グループ組織は、従業員数が2026年7月31日現在で171名(臨時従業員を除く。)と規模が小さく、現在の社内管理体制や業務執行体制もこの規模に応じたものとなっております。当社グループでは、今後の事業構成の変化に対応して、社内管理体制や業務執行体制の強化を進めてまいりますが、これらが順調に進まなかった場合やこれらに要する費用等の負担が想定を超えて増大した場合には、当社
経営者による分析(MD&A)— EDINETより引用 ↗
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況・経営環境と経営方針について当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかに回復したものの、金利・為替の変動や地政学リスクの長期化、物価上昇に伴う消費動向の変化など、先行きが不透明な状況が続いております。このような環境下において、当社グループの主たる事業領域である電子書籍市場は中長期的な成長可能性を維持しております。国内マンガサービス市場は、市場規模自体は緩やかな成長を維持しているものの、需要の一服により成長スピードが鈍化しております。さらに、新規参入事業者の増加により競争環境が一段と厳しさを増しており、単純な売上の追求から収益性重視への転換と、マンガに留まらないIPの領域拡大が求められる状況にあります。一方、海外市場においては、動画配信ブームを契機に世界中の若年層視聴者が日本アニメへ容易にアクセス可能となったことで、日本発IPコンテンツへの熱狂的な支持が世界的に拡大しております。原作マンガや関連IPへの需要が急増するなど、極めて大きな成長ポテンシャルを有しております。こうした状況に対し、当社グループは、経済産業省が掲げる「エンタメ・クリエイティブ産業戦略~コンテンツ産業の海外売上高20兆円(2033年目標、2023年実績5.8兆円)に向けた5ヵ年アクションプラン~」にも示されるように、日本のマンガ・IPが持つ海外市場の可能性に着目しております。この巨大なグローバル市場の獲得を最重要課題と位置づけ、成長の軸足を海外へシフトさせるべく事業を推進してまいりました。当社グループは、「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」というグループパーパスのもと、自社設計のオリジナルサーバーによる圧倒的なコスト競争力と高速なデータ転送速度、ならびに大手出版社との強固なリレーションと長期運用実績を強みとしております。これにより、多くのコンテンツホルダーのDX推進パートナーとして、事業領域を拡大してまいりました。これらの強固な基盤を踏まえ、当連結会計年度を「グローバル市場での成長」「顧客への提供価値の最大化」「生産性向上」という目標達成に向けた収益構造の転換点と位置づけております。この転換を推進するため、グローバル展開の本格化、IPの強化、AIの活用推進を主要戦略として取り組んでまいりました。その結果、2026年9月には、「IP価値の最大化」を大方針に掲げる新たな中期経営計画「中期経営計画2030(2027年7月期から2030年7月期まで)」を策定・公表いたしました。 ・事業の取組み状況についてマンガサービス事業におきましては、国内市場が成熟・競争激化する厳しい環境認識のもと、効率的な広告宣伝等の施策により国内サービスの収益改善を実現しつつ、成長の軸足を海外市場へシフトいたしました。特に海外展開においては、世界最大規模の会員数を有するアニメブランドであるCrunchyroll, LLCと2025年9月に業務提携し、同年10月に海外向けマンガサービス「Crunchyroll Manga」を北米にて提供開始いたしました。加えて、2026年9月14日にクランチロール株式会社(親会社:Crunchyroll, LLC)との資本提携を行い、海外マンガ配信プラットフォーム事業等の拡大に向けた提携関係を一層強化しております。この結果、マンガサービス事業における海外売上比率は17.2%(前期10.3%)まで上昇し、当連結会計年度を通じて過去最高収益の更新を継続しております。制作事業におきましても、事業全体として通期で過去最高収益を計上いたしました。このうちコンテンツ領域においては、主力タイトルに加え新作タイトルも好調に推移し、当連結会計年度の後半において過去最高収益を計上いたしました。また、開発領域においても今後の収益性を高めるべく、エンジニアの役割を「AIへの的確な指示とマネジメント」へと変革させ、AI駆動型の開発体制への移行を推進した結果、技術開発売上の拡大に寄与しました。マーケティング事業におきましては、グループ全体の成長戦略の実行に向けた「選択と集中」の一環として事業規模の縮小を継続いたしました。あわせて、連結子会社である株式会社Romanzに係るのれん745,186千円を含む減損損失767,242千円を計上したことにより、営業損失を計上する結果となりました。さらに、2026年11月1日付で連結子会社の株式会社Link-U Marketingを合併により消滅させる予定とするなど、グループ組織体制の最適化を進めてまいります。 ・経営成績について当連結会計年度の経営成績は、売上収益4,800,392千円(前期比99.3%)、営業損失382,566千円(前期は326,968千円の営業利益)、税引前損失380,737千円(前期は308,943千円の税引前利益)、親会社の所有者に帰属する当期損失554,815千円(前期は147,986千円の親会社の所有者に帰属する当期利益)となりました。売上収益は、マンガサービス事業及び制作事業がともに通期で過去最高収益を更新するなど大幅な増収となりましたが、マーケティング事業の不調が影響した結果、全体では微減となりました。また、営業損益については、本来の収益力を示す調整後営業利益は403,056千円(前期比142.8%)と前期を大きく上回ったものの、マーケティング事業における「選択と集中」に伴う事業規模の縮小に伴い、連結子会社Romanzに係るのれん745,186千円を含む減損損失767,242千円を計上したことにより、営業損失を計上する結果となりました。しかしながら、こうした状況下においても、国内市場の変化への対応やグローバル展開といった、将来の成長に向けた経営基盤強化のための先行投資を着実に実行してまいりました。当連結会計年度を将来の飛躍に向けた戦略的基盤構築期間と位置づけて取り組んできた結果、海外マンガサービスの売上高が前年比182%と大きく伸長するなど、投資の成果が着実に表れ始めております。当社グループは、この流れを「中期経営計画2030」のもとでさらに加速させ、中長期的な企業価値向上につなげてまいります。なお、調整後営業利益は、営業利益(損失)から減損損失、その他の収益及びその他の費用を除いた指標であります。 ・財政状態について(資産) 当連結会計年度末における資産合計は4,865,892千円となり、前連結会計年度末と比較して854,984千円の減少となりました。 その主な要因は、現金及び現金同等物の減少701,154千円、のれんの減少776,815千円及び持分法で会計処理されている投資の増加417,807千円によるものであります。(負債) 当連結会計年度末における負債合計は2,576,360千円となり、前連結会計年度末と比較して515,098千円の減少となりました。 その主な要因は、借入金(流動)の減少507,627千円によるものであります。(資本) 当連結会計年度末における資本合計は2,289,532千円となり、前連結会計年度末と比較して339,886千円の減少となりました。 その主な要因は、利益剰余金の減少585,736千円及びその他の資本の構成要素の増加285,788千円によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末と比較して701,154千円減少し、953,507千円(前連結会計年度末1,654,662千円)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は677,144千円(前期は222,561千円の獲得)となりました。その主な要因は、税引前損失380,737千円を計上した一方で、減損損失767,242千円、減価償却費及び償却費298,978千円といった非資金費用を調整したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は954,019千円(前期は112,808千円の支出)となりました。その主な要因は、持分法で会計処理されている投資の取得による支出319,868千円、有形固定資産の取得による支出316,360千円、無形資産の取得による支出168,197千円及び連結の範囲の変更に伴う支出89,094千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は429,376千円(前期は362,034千円の支出)となりました。その主な要因は、長期借入による収入661,666千円があったものの、長期借入金の返済による支出924,940千円及びリース負債の返済による支出166,303千円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績は、次のとおりです。なお、当社グループはインターネットサービス事業の単一セグメントであるため、サービス別に記載しております。サービスの名称当連結会計年度(自 202
経営方針・経営環境・課題— EDINETより引用 ↗
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」というグループパーパスのもと、よりよい未来を築くことを経営の基本方針としています。その方法として、マンガアプリのような、革新的なプロダクトを作りだすことや、原作の素晴らしさを伝えるためのコミカライズ、増加し続けるデジタルデータに対する、新しいソリューションの提案等を事業として展開してまいります。現状を疑い、前例にないことも恐れず、新たな可能性を探りながらココロ震わせる仕掛け作りに挑戦し続けてまいります。 (2)経営戦略等 当社グループは、2026年9月に策定した中期経営計画2030において「IP価値の最大化」を大方針に掲げ、 ①IP展開エリアの拡大、及び ②IP領域(幅)の拡大を主要戦略として推進してまいります。また、2027年7月期より、上記戦略の遂行に向けて事業区分を「マンガプラットフォーム」「コンテンツソリューション」「ライフスタイル」の3区分に再編いたします。 マンガプラットフォーム(国内・海外マンガサービス)は、IP展開エリアの拡大に向けた成長の中核事業として位置づけております。国内においては、運用の最適化によるコスト削減を進めることで利益率の向上を図ります。海外においては、クランチロール株式会社(親会社:Crunchyroll, LLC)との資本提携や各種政府補助金を活用し、日本の魅力的なコンテンツのローカライズ及び流通を促進することで、世界中のファンが集う魅力的なサービスを創出し、ユーザー基盤の拡大を進めてまいります。 コンテンツソリューション(IP新領域・システム開発)は、IP領域(幅)の拡大に向けた成長の中核事業として位置づけております。制作体制の強化を通じてIPの供給や領域を増やし、他社との差別化の確立を目指すとともに、出版社だけでなく取次業者や総合書店など、マンガ業界から幅広く受注を行い、AI駆動型の開発体制への移行を一層推進し、効率的かつ高品質な開発を行ってまいります。 ライフスタイル(自社プロダクト・読み放題サービス)は、グループの成長を支える安定的な収益基盤として位置づけております。株式会社Link-U Productsと株式会社ビューンのさらなる連携強化により、案件及び顧客基盤の拡大を進めてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2026年9月に中期経営計画2030(2027年7月期から2030年7月期まで)を策定いたしました。「IP価値の最大化」を大方針に掲げ、最終年度である2030年7月期において売上収益80億円、営業利益16億円、営業利益率20%を目指してまいります。 当社グループは、売上収益、営業利益及び営業利益率を重要な経営指標と位置付け、事業規模の拡大及び収益力の向上に邁進してまいります。 なお、2027年7月期の連結業績といたしましては、売上収益40億円~42億円、営業利益4億円~4.8億円(営業利益率10.0%~11.4%)を見込んでおります。 (4)当社グループの経営成績に影響を与える経営環境 当社グループの主な事業領域である情報通信産業は、総務省発行の「令和8年版情報通信白書」によると、2024年時点で名目GDP71.7兆円となっており、全産業の11.5%を占めております。 当社グループが注力する電子書籍市場につきましては、2025年度の市場規模は6,846億円と推計され、2024年度の6,703億円から143億円(2.1%)増加しております。日本の電子書籍市場は2026年度以降も緩やかな拡大が続き、2030年度には7,510億円になると予測されております(インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2026」)。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、中期経営計画2030の達成に向け、2027年7月期より事業区分を「マンガプラットフォーム」「コンテンツソリューション」「ライフスタイル」の3区分に再編し、各事業の位置づけと成長戦略を明確にしたうえで経営資源の配分を最適化してまいります。そのうえで、下記の事項を対処すべき課題として取り組みを進めております。 ① システム技術の強化 当社グループのサービスとして、電子認証、大量データ配信に対応したシステムを提供しております。今後、予想される更なる、1人当たりデータ配信量の増加、ユーザー数の増加、IoTデバイス等の新たなデバイスに対応した新しい技術の開発に取り組んでまいります。 ② 自社IPの創出とIP領域の拡大 当社グループが中期経営計画2030に掲げる「IP価値の最大化」を実現するためには、マンガIPの展開エリアの拡大に加え、IP領域の拡大が不可欠であると考えております。そのため、制作体制の強化を通じて自社IPの創出及びオリジナルヒット作品の供給を増やすとともに、出版社をはじめとするコンテンツホルダーとの関係を一層深め、取り扱うIPの拡充を図ってまいります。また、当社グループのマンガサービスの開発・運営を通じて蓄積したデータや知見を活用し、コンテンツホルダーに対するIP展開の提案を推進することで、マンガIPを起点とした新たな収益機会の創出に取り組んでまいります。 ③ 将来に向けた新規事業・技術力向上について 当社グループが事業を展開するインターネット業界においては、ボーダレス化の加速や競合企業の台頭など、市場環境や顧客ニーズ、競合他社の状況が常に変化しており、今後も変化の激しい事業環境になることが想定されます。このような事業環境においては、将来を見据えた新規事業の創出や技術キャッチアップは重要な課題であると考えております。 今後、当社グループの中長期の競争力確保につながる技術力の向上及びノウハウの蓄積を積極的かつ継続的に行うとともに、新規事業開発にも取り組んでまいります。 ④ 海外事業展開の推進 当社グループは、成長の軸足を海外市場へシフトしており、2025年10月にCrunchyroll, LLCとの共同開発による海外向けマンガサービス「Crunchyroll Manga」を北米にて提供開始し、2026年9月にはクランチロール株式会社と資本提携を行いました。今後は、Crunchyroll Mangaの配信タイトル及び提供地域の拡大を進めるとともに、日本の優良なコンテンツのローカライズ及び流通を担う体制を強化し、マンガIPの展開エリアの拡大を図ってまいります。 ⑤ 優秀な人材の確保 当社グループは、情報処理安全確保支援士をはじめとした国家資格を有するエンジニアが多く在籍しているものの、クライアントの更なる拡大を図るためには、引き続き優秀な人材を確保し育成することが重要であると考えております。 人材獲得競争は今後も厳しい状況が続くと思われますが、当社グループとしましては、優秀な人材を惹きつけられるように、幹部役員・社員への株式報酬制度や、社内教育制度の整備、福利厚生の充実を図っていくとともに、サービスの提供を通じて業界での存在感をさらに高め、会社の魅力を訴求していくことで採用強化につなげたいと考えております。 ⑥ 知的財産権について 当社グループは、これまで第三者の知的財産権に関してこれを侵害することのないよう対応してまいりました。しかしながら、当社グループの事業拡大に伴い、知的財産権の取扱いが増加することから、第三者の知的財産権を侵害することのないよう知的財産権への理解をさらに深め、管理体制の強化に努めてまいります。 ⑦ 内部管理体制の強化 当社グループが今後更なる業容拡大を図るためには、各種業務の標準化と効率化の徹底を図ることにより、事業基盤を確立することが重要な課題であると認識しております。また、事業の「選択と集中」に伴いグループ構成が変化するなか、グループ全体で一貫した内部管理体制を運営していく必要があります。そのため、適切かつ効率的な業務運営を遂行するために、従業員に対し業務フローやコンプライアンス等を周知徹底させ、内部管理体制の強化をするとともに、業務の有効性、効率性及び適正性の確保に努めてまいります。 ⑧ グループシナジーの創出 当社グループは、企業価値の向上に資する戦略的アライアンスを推進し、グループシナジーの創出に取り組んでまいります。具体的には、株式会社Link-U Productsと株式会社ビューンの連携強化による案件及び顧客基盤の拡大を進めるほか、事業の「選択と集中」の一環として、グループ組織体制の最適化を進め、成長領域への経営資源の集中を図ってまいります。また、M&Aの機会があった場合には、グループが保有する事業や技術とのシナジーを考慮したうえで、ターゲット企業に対して事業の評価を行うことで、グループでの利益最大化と収益基盤の確立を実現したいと考えております。
重要な会計上の見積り— EDINETより引用 ↗
(重要な会計上の見積り) 会計上の見積りにより当事業年度にその額を計上した項目であって、翌事業年度の年度末に係る財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるものは、次のとおりです。⑴ 投資有価証券及び関係会社株式の評価 ① 当事業年度の財務諸表に計上した金額 前事業年度当事業年度投資有価証券75,022千円75,022千円関係会社株式1,097,545千円1,107,045千円 ② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報 当社の投資有価証券及び関係会社株式は、いずれも市場価格のない株式であり、その投資先の多くは事業の立ち上げ段階にあり、超過収益力を見込んで、1株当たりの純資産額を基礎とした金額よりも高い価額で株式を取得しております。当該株式は、その評価において、投資先の最近の財務諸表を基礎に算定した1株当たりの純資産額を用いて算出した純資産持分相当額が帳簿価額と比較して著しく下落している場合に、減損処理の要否を検討しております。 減損処理の要否の検討においては、投資時の事業計画と実績を比較してその達成状況を把握し、事業計画に対し実績が大きく下回る場合には、外部経営環境等を勘案して、今後の事業計画の実現可能性を評価し、投資先の超過収益力を含む実質価額の回復可能性が事業計画等により十分に裏付けられる場合を除き、純資産持分相当額まで帳簿価額を切り下げることとしています。 投資先の実績等が投資時の計画を下回った場合など事業計画に基づく業績回復が予定どおり進まないことが判明した場合や、市場の変化、予測できない経済及びビジネス上の前提条件の変化によって個々の投資に関する状況の変化があった場合には、翌事業年度の財務諸表における投資有価証券及び関係会社株式の評価において、重要な影響を与える可能性があります。 ⑵ 関係会社に対する債権の回収可能性 ① 当事業年度の財務諸表に計上した金額 前事業年度当事業年度長期貸付金-942,504千円貸倒引当金-△729,412千円 ② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報 当社は、関係会社である株式会社Link-U Marketingに対して長期貸付金及び未収利息を有しております。同社は当事業年度末において債務超過の状態にあることから、当該債権を破産更生債権等に準ずる債権に区分し、同社の財政状態に基づき算定した回収可能額を控除した残額について貸倒引当金を計上しております。 回収可能額は、同社の当事業年度末における総資産額を基礎とし、当社以外の債権者に対する債務を控除して算定しております。同社の財政状態が当初の見込みから変動した場合には、翌事業年度の財務諸表における貸倒引当金の金額に重要な影響を与える可能性があります。
重要な契約— EDINETより引用 ↗
5 【重要な契約等】該当事項はありません。
配当政策— EDINETより引用 ↗
3 【配当政策】 当社は、財務体質の強化と事業拡大のための内部留保の充実等を図ることが重要であると考え、過去において配当を行っておりませんが、株主に対する利益還元も経営の重要課題であると認識しております。 今後の配当政策の基本方針といたしましては、収益力の強化や事業基盤の整備を実施しつつ、内部留保の充実状況及び企業を取り巻く事業環境を勘案したうえで、株主への安定的かつ継続的な利益還元を検討していく方針でありますが、現時点では、実現可能性及びその実施時期等については未定であります。内部留保資金につきましては、事業拡大を目的とした中長期的な事業原資として利用していく予定であります。 なお、剰余金の配当を行う場合、年1回の期末配当を基本方針としており、期末配当の決定機関は株主総会となっております。また、当社は中間配当を取締役会の決議によって行うことができる旨を定款に定めております。
上記は JINGI の解析ではなく、EDINET 提出の有価証券報告書からの引用(一次情報の検証用)。各「EDINETより引用 ↗」からこの銘柄の実際の提出書類を開いて原本を確認できます。JINGI 独自の解析・読解は上部の各カードが本体です。出所: 金融庁 EDINET でこの有報を開く(docID S100ZA5J)↗ 有価証券報告書(EDINETコード E34853)・公共データ利用規約 PDL1.0。
FACTS よくある質問(基本情報)
Link-Uグループ株式会社の証券コード(銘柄コード)は?
4446です。上場市場は東証スタンダード、業種は情報・通信業。
4446(Link-Uグループ株式会社)のEDINETコードは?
E34853です。金融庁 EDINET でこのコードから有価証券報告書などの一次開示を確認できます。
4446(Link-Uグループ株式会社)の代表者は誰ですか?
代表取締役社長グループCEO 松原 裕樹です(有価証券報告書の表紙記載)。
4446(Link-Uグループ株式会社)の本社所在地は?
東京都千代田区外神田二丁目2番3号です。
4446(Link-Uグループ株式会社)の監査法人(会計監査人)は?
永和監査法人です。
4446(Link-Uグループ株式会社)の筆頭株主は?
松原 裕樹で、保有比率は約31.3%です(2026-07-31基準)。
4446(Link-Uグループ株式会社)の発行済株式数は?
有報(2026-07-31基準)で14,175,300株です(発行済株式総数)。うち自己株が—株、市場で流通する浮動株は3,552,300株です。
4446(Link-Uグループ株式会社)の株主数は?
2026-07-31基準で5,322名です。上位10名で74.9%を保有します、浮動株比率は25.1%。
4446(Link-Uグループ株式会社)の決算期は?
7月期です(上場市場は東証スタンダード)。
発行済株式数・株主数は有報の基準日時点の値です。企業の読解・評価は上部の各カードが本体です。出所: 有価証券報告書(EDINET)/市場統計。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
GLOSSARY 用語ガイド(指標の意味と、投資での見方)
株価・割安度
時価総額から純現金を引いた「事業そのものの値段」を利益で割った倍率。
投資での見方:現金が厚い会社は、見かけのPERより実質的な倍率が低く出ることがある。どこまでを純現金とみなすかで値が変わるので、JINGI の電卓は2通り(現金を全部余剰とみなす/売上1ヶ月分は事業に要る現金として除く)で出す。
投資での見方:現金が厚い会社は、見かけのPERより実質的な倍率が低く出ることがある。どこまでを純現金とみなすかで値が変わるので、JINGI の電卓は2通り(現金を全部余剰とみなす/売上1ヶ月分は事業に要る現金として除く)で出す。
事業価値(時価総額+純有利子負債)を本業の稼ぎで割った倍率。
投資での見方:借金も込みで会社全体をいくらで買えるか。低いほど、稼ぎに対する会社全体の値段が小さいことを表す(水準は業種で異なる)。
投資での見方:借金も込みで会社全体をいくらで買えるか。低いほど、稼ぎに対する会社全体の値段が小さいことを表す(水準は業種で異なる)。
⚠ 外部から出す限界:EBITDAは「どこまで費用を足し戻すか(調整後EBITDA)」で変わり、会社公表値と外部算出値が食い違うことがある。減価償却を除くため、設備集約型では実態より稼ぐ力を大きく見せやすい(水準は業種で異なる)。
収益性・効率
投じた資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く安定なら「稼ぐ仕組み」が強い=強み(他社にない優位性)の目安。
投資での見方:高く安定なら「稼ぐ仕組み」が強い=強み(他社にない優位性)の目安。
⚠ 外部から出す限界:JINGI の ROIC は 税引後営業利益(営業利益×(1−法定実効税率30.62%))÷ 投下資本(純資産+有利子負債−現金)。税率をその年の実効税率でなく一律にしているのは、還付などで単年の税率が大きく振れ、ROIC が実態より跳ねるため。外部から有報だけで出すROICは簿価ベースの近似。投下資本に現金・のれん・費用処理された無形投資(研究開発・ブランド)をどう含めるかで数字が変わり、事業に使う資本と余剰資本を外から完全には切り分けられない。水準の絶対値でなく、同じ定義での軌跡と同業比較で読むのが誠実な使い方。JINGI は会社ページで2通りを並べる(投下資本から現金を全部引いた値と、売上1ヶ月分は事業に要る現金として資本に含めた値)。順位表は作らない。
税引前利益に対して実際に負担した税金の割合。
投資での見方:極端に低い年は一過性の要因かを確認。
投資での見方:極端に低い年は一過性の要因かを確認。
⚠ 外部から出す限界:繰延税金・税制優遇・過年度修正で単年は大きく振れる。極端な年は一過性の要因かを、複数年でならして見る。
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。経常利益に特別利益・特別損失を加減した、法人税等を差し引く前の利益。
経常利益又は経常損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。営業利益に営業外収益・営業外費用を加減した利益。
法人税、住民税及び事業税
損益計算書・法人税等の内訳。当期の課税所得に対して課された税額。
法人税等
損益計算書の項目。法人税・住民税・事業税と、法人税等調整額を合わせた金額。
営業外収益
損益計算書の区分。本業以外から経常的に生じる収益(受取利息、受取配当金、為替差益など)。
営業利益又は営業損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いた、本業から生じた利益。
営業外費用
損益計算書の区分。本業以外から経常的に生じる費用(支払利息、為替差損など)。
法人税等調整額
損益計算書・法人税等の内訳。税効果会計により、会計上の利益と課税所得のずれを調整する額。
販売費及び一般管理費
損益計算書の区分。販売活動と管理活動にかかった費用(人件費、広告宣伝費、減価償却費など)。
減価償却費、販売費及び一般管理費
損益計算書・販売費及び一般管理費の内訳。販売・管理部門で使う固定資産の当期の減価償却額。
売上総利益又は売上総損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。売上高から売上原価を差し引いた利益。
特別損失
損益計算書の区分。臨時的・非経常的に発生した損失(固定資産売却損、減損損失、災害損失など)。
その他、営業外収益
損益計算書・営業外収益の内訳。個別の科目として区分表示しなかった営業外収益をまとめた額。
包括利益
連結損益計算書の項目。当期純利益に、その他の包括利益(評価差額や為替換算調整など)を加えた利益。
親会社株主に係る包括利益、包括利益
連結損益計算書・包括利益の内訳。包括利益のうち親会社株主に帰属する部分。
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)
連結損益計算書・当期純利益の内訳。当期純利益のうち、非支配株主に帰属する分を除いた親会社株主の取り分。
成長・複利
数年ぶんの成長を1年あたりに均した年平均成長率。
投資での見方:売上CAGRとEPS CAGRの差で「成長が1株利益に乗っているか」を見る。
投資での見方:売上CAGRとEPS CAGRの差で「成長が1株利益に乗っているか」を見る。
⚠ 外部から出す限界:期間の長さと、両端の2点で測るか全期間の傾きで測るかで値が変わる。JINGI は直近5期(最大4年)の両端で測る。低い年から回復した会社は高く出やすく、期間を2年にすると EPS CAGR の上位50社のうち36社が入れ替わる。
キャッシュ・利益の質
営業で得た現金から設備投資を引いた、株主が自由に使える現金。
投資での見方:会計上の利益より「本当に手元に残る現金」。配当・自社株買い・成長投資の原資。
投資での見方:会計上の利益より「本当に手元に残る現金」。配当・自社株買い・成長投資の原資。
⚠ 外部から出す限界:営業CFから設備投資を引いて出すが、その設備投資の「維持」分と「成長」分を外から切り分けられない(有報には総額しか出ない)。JINGI は会社ページで2通りを並べる(設備投資の総額を引いた値と、維持分を減価償却で近似してそれだけを引いた値)。成長投資が重い会社ほど2通りの差が開く。順位表は作らない。
会計上の利益がどれだけ現金になっているか。各期の表示は営業CF÷営業利益、「平均」は黒字期のみの営業CF÷純益で、分母が異なるため各期の単純平均とは一致しません。
投資での見方:1倍前後が健全。継続して低いと利益の質に疑問。
投資での見方:1倍前後が健全。継続して低いと利益の質に疑問。
⚠ 外部から出す限界:ズレ自体は計算できるが、その意味(利益の質の低さか、事業特性か)は業種・会計方針の文脈依存で、数字だけでは判断できない。
会計上の利益とキャッシュのズレの大きさ。
投資での見方:大きくプラスは「利益は出ているが現金が伴わない」=利益の質が低い兆候。
投資での見方:大きくプラスは「利益は出ているが現金が伴わない」=利益の質が低い兆候。
⚠ 外部から出す限界:利益とキャッシュのズレは計算できるが、それが「利益の質が低い」のか「先行投資型・季節性など正常な事業特性」なのかは、業種と会計方針を知らないと誤読する(建設・受注産業は構造的に大きくなる)。数字だけで質を断じない。
会計上の利益が、実際の現金の裏付けをどれだけ持っているか。営業CF(実際に入った現金)と純利益(会計上の利益)のズレ(アクルーアル)で測る。
投資での見方:利益と現金が近い、または現金が上回るほど質が高い傾向。継続して現金が利益に届かないと利益の実在性に注意(水準は業種・成長段階で異なる)。
投資での見方:利益と現金が近い、または現金が上回るほど質が高い傾向。継続して現金が利益に届かないと利益の実在性に注意(水準は業種・成長段階で異なる)。
売上債権回転日数
売上債権 ÷ 売上 × 365。売った代金を回収するまでの平均日数。
投資での見方:短いほど回収が速く、運転資金の負担が軽い。
投資での見方:短いほど回収が速く、運転資金の負担が軽い。
棚卸回転日数
棚卸資産 ÷ 売上原価 × 365。仕入れた在庫が売れるまでの平均日数。
投資での見方:短いほど在庫が滞留せず資金効率が良い。業種で水準が大きく違う。
投資での見方:短いほど在庫が滞留せず資金効率が良い。業種で水準が大きく違う。
仕入債務回転日数
仕入債務 ÷ 売上原価 × 365。仕入代金を支払うまでの平均日数。
投資での見方:長いほど支払いを遅らせ手元資金に余裕が出る。取引先との関係次第。
投資での見方:長いほど支払いを遅らせ手元資金に余裕が出る。取引先との関係次第。
CCC
現金循環日数。売上債権回転+棚卸回転−仕入債務回転。仕入代金の支払いから売上回収までに現金が事業に拘束される日数。
投資での見方:短い(マイナス)ほど運転資金が少なくて済む形。マイナスは回収が支払より先。業種で水準が違う。
投資での見方:短い(マイナス)ほど運転資金が少なくて済む形。マイナスは回収が支払より先。業種で水準が違う。
営業活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書の区分。本業の営業活動から生じた現金の増減額。
小計、営業活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書・営業活動によるキャッシュ・フローの中の小計。利息・配当金の受払と法人税等の支払を加える前の金額。
投資活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書の区分。設備投資や有価証券の売買など、投資活動から生じた現金の増減額。
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
キャッシュ・フロー計算書の項目。営業・投資・財務の各活動を合計した、当期の現金の増減額。
現金及び現金同等物の残高
キャッシュ・フロー計算書の項目。期末時点の現金及び現金同等物の残高。
財務活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書の区分。借入・返済・増資・配当など、資金の調達と返済から生じた現金の増減額。
減価償却費、営業活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書・営業活動によるキャッシュ・フローの小計の内訳。当期の減価償却費。現金の支出を伴わないため、利益に足し戻される。
財務の健全性
現金から有利子負債を引いた、正味の手元現金(=実質キャッシュ)。
投資での見方:厚いほど手元の純現金が多いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
投資での見方:厚いほど手元の純現金が多いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
⚠ 外部から出す限界:現金を全部「余剰」とみなすか、事業を回すのに要る現金(JINGI では売上1ヶ月分)を除くかで、上場企業の約1割はプラスとマイナスが入れ替わる。運転に要る現金は会社ごとに違い、有報に開示が無いので外からは決められない。JINGI は2通りを並べ、✓(実質キャッシュ)・▲(ネットデット)の印は2通りとも同じ側のときだけ付ける。順位表は作らない。
総資産から負債を引いた株主帰属分。厳密には自己資本(親会社株主帰属)に非支配株主持分・新株予約権を加えたもの。
投資での見方:厚いほど株主資本が大きい。利益の蓄積で継続的に増えるのが一つの見方。
投資での見方:厚いほど株主資本が大きい。利益の蓄積で継続的に増えるのが一つの見方。
純有利子負債が本業の稼ぎ(EBITDA)の何年分か。
投資での見方:低いほど借金の重さが軽い。高いと財務リスク。
投資での見方:低いほど借金の重さが軽い。高いと財務リスク。
⚠ 外部から出す限界:分母のEBITDAは調整の幅があり(調整後EBITDA問題)、減価償却を除くため設備集約型では借金の重さを軽く見せやすい。
設備を維持するのに必要な投資額の目安(対 減価償却)。
投資での見方:減価償却を大きく超える投資が続くと現金が残りにくい。
投資での見方:減価償却を大きく超える投資が続くと現金が残りにくい。
⚠ 外部から出す限界:維持のための設備投資と成長のための設備投資の切り分けは、外部からは原理的にできない(有報の投資CFに出るのは総額のみ)。減価償却を代理変数にした粗い近似で、これに依存するFCF(オーナー利益)の精度も同じ限界を負う。
利益剰余金
貸借対照表・純資産の部にある株主資本の内訳。過去の利益のうち、配当などで社外に出さず社内に残した累計額。
当期変動額合計
株主資本等変動計算書の項目。その期に純資産が増減した合計額。
負債
貸借対照表・負債の部の合計。他者に返済・支払いの義務がある金額の総額。
負債純資産
貸借対照表の貸方の合計。負債と純資産の合計で、資産の合計と一致する。
資産
貸借対照表・資産の部の合計。会社が保有する資源の総額。
株主資本
純資産の部の内訳。資本金・資本剰余金・利益剰余金から自己株式を差し引いた合計。
資本金
純資産の部・株主資本の内訳。株主から払い込まれた金額のうち、会社法に基づき資本金とした額。
繰越利益剰余金
利益剰余金のうち、その他利益剰余金の内訳。任意積立金として積み立てていない残額。
資本剰余金
純資産の部・株主資本の内訳。株主から払い込まれた金額のうち、資本金としなかった額。
投資その他の資産
資産の部・固定資産の内訳。投資有価証券、長期貸付金、繰延税金資産、敷金などをまとめた区分。
有形固定資産
資産の部・固定資産の内訳。建物、機械装置、土地など形のある資産。
その他、流動資産
資産の部・流動資産の内訳。個別の科目として区分表示しなかった流動資産をまとめた額。
資本準備金
純資産の部・株主資本・資本剰余金の内訳。払込金額のうち資本金としなかった額で、会社法により積立てが義務づけられているもの。
未払法人税等
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。当期の法人税・住民税・事業税のうち、決算日時点で未納の額。
固定負債
負債の部の内訳。支払期限が決算日の翌日から1年を超えて到来する負債。
自己株式
純資産の部・株主資本の内訳。会社が取得して保有する自社の株式。株主資本から控除する形で表示される。
未払金
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。本業の仕入以外の取引で生じた、支払期限が到来していない債務。
無形固定資産
資産の部・固定資産の内訳。ソフトウエア、のれん、特許権など形のない資産。
その他、投資その他の資産
資産の部・固定資産・投資その他の資産の内訳。個別の科目として区分表示しなかった長期資産をまとめた額。
未払費用
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。継続的な役務提供を受けたうち、決算日時点で支払期限が来ていない額。
関係会社株式
資産の部・固定資産・投資その他の資産の内訳。子会社および関連会社の株式。
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
株主資本等変動計算書・当期変動額の項目。評価・換算差額等や新株予約権など、株主資本以外の項目が当期に動いた純額。
支払利息、営業外費用
損益計算書・営業外費用の内訳。借入金や社債に対して支払った利息。
ソフトウエア
資産の部・固定資産・無形固定資産の内訳。自社利用または販売目的で資産計上したソフトウエア。
その他、流動負債
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。個別の科目として区分表示しなかった流動負債をまとめた額。
投資有価証券
資産の部・固定資産・投資その他の資産の内訳。満期保有目的の債券やその他有価証券など、流動資産に属さない有価証券。
前払費用
貸借対照表・資産の部の流動資産の内訳。継続的な役務提供に対して先に支払ったうち、まだ提供を受けていない分。
工具、器具及び備品(純額)
資産の部・固定資産・有形固定資産の内訳。工具、器具及び備品の取得原価から減価償却累計額を差し引いた額。
建物(純額)
資産の部・固定資産・有形固定資産の内訳。建物の取得原価から減価償却累計額を差し引いた額。
株主還元・希薄化
配当を連続して増やしてきた年数。
投資での見方:長いほど還元姿勢と収益の安定を示す傾向。
投資での見方:長いほど還元姿勢と収益の安定を示す傾向。
⚠ 外部から出す限界:JINGI が持つ期間(最長14期)の中で数えるので、それより前から続いている会社は「以上」と書く(実際はもっと長いことがある)。株式分割の年は1株配当が下がって見えるため、そこで途切れて数えてしまう。据え置きを途切れとみなすか(連続増配)、続きとみなすか(連続非減配)で上位は入れ替わる。
剰余金の配当
株主資本等変動計算書・当期変動額の項目。当期に実施した剰余金の配当額。
統治(ガバナンス)
市場・流動性
理論株価の手法
正常化EPSに成長を織り込んで割り引いた理論株価(EPS×(1+成長率)÷(割引率−成長率))。
投資での見方:割引率>成長率のときだけ成立。成長率が割引率に近いほど値は大きく振れる。
投資での見方:割引率>成長率のときだけ成立。成長率が割引率に近いほど値は大きく振れる。
投資の読み方
このページで使う指標について、何を意味するかと、投資でどう見ればよいかを、なるべくやさしくまとめました。指標名にマウスを重ねる(スマホは指標名をタップ)と、その場で説明が出ます。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
SOURCE / 出典
基本情報・財務・大株主・ガバナンス・開示原文は 金融庁 EDINET(有価証券報告書・EDINETコード E34853)の一次データを構造化。各数値は一次開示で検証できます——上のリンクから EDINET で当社の提出書類を確認できます。本ページは情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。