523A東証グロース金属製品
株式会社セイワホールディングス
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ROIC
15.5〜17.2%
現金の扱いで2通り
ROE(実績)156位
30.4%
有報 報告値
営業利益率342位
18.8%
営業益 15.0億
自己資本比率2621位
42.6%
EPS(実績)
68.4円
26/05期
JINGI 解析 / 無料
読解タイプ複合型

株式会社セイワホールディングスは東証グロースに上場する金属製品の会社です。26/05期の売上高は80.1億円、営業利益は15.0億円(売上高の18.7%)、最終損益は10.8億円の黒字です。現金が有利子負債を2.2億円上回り、自己資本比率は42.6%です。

有価証券報告書の数字から機械的に作った要約です(AI 生成ではありません)。
✓ 営業利益率18.75%✓ 直近5期連続増収✓ 営業利益+114.6%/売上+3.1%(利益の伸びが上回る)✓ 営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均2.74x)▲ 支配株主 野見山 勇大 54.61%▲ 実質浮動株18.39%▲ のれん・無形25.2億(純資産の40%)
✓

直近5期連続増収。売上 0.7→80.1億

✓

営業利益+114.6%/売上+3.1%(利益の伸びが上回る)。利益成長が売上成長を上回る

✓

営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均2.74x)。計上益がキャッシュで裏付けられる=利益の質が高い

▲

支配株主 野見山 勇大 54.61%。実質浮動株18.39%・TOB/少数株主論点

▲

実質浮動株18.39%。機関サイズは出口に厚み制約(流動性・出入口)

▲

のれん・無形25.2億(純資産の40%)。M&A由来。減損は純資産を直接減らす

関連で読む金属製品の銘柄 →
JINGIの解析は有価証券報告書など一次開示の事実に接地した構造読解です。「所有に値する事業か・静かにすり減る事業か」を読むためのもので、割安/割高の断定・目標株価・特定銘柄の売買推奨ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

RESULTS 直近業績(26/05期・単年)

損益(PL)
売上高
80.1億
前年比 +3.1%
営業利益
15.0億
前年比 +114.6%
経常利益
0.7億
前年比 -70.7%
純利益
10.8億
前年比 +230.3%
財政状態(BS)
総資産
147.2億
前年比 +30.6%
純資産
62.7億
前年比 +644.2%
現金
61.7億
前年比 +112.5%
有利子負債
59.5億
前年比 -24.5%
キャッシュフロー(CF)
営業CF
11.6億
前年比 -14.7%
投資CF
-4.0億
—
財務CF
25.1億
前年比 -3.7%
フリーCF
10.4億
前年比 +75.4%
直近1年の実額と前年比(億円)。PL=稼ぐ力/BS=財務の厚み/CF=現金の出入り。推移は下の各カードで確認できます。出所: 有報 連結PL/BS/CF

FINANCIALS 業績推移(5期・有報)

指標22/0523/0524/0525/0526/05
売上高(百万)663657,2767,7698,011
営業利益(百万)———7001,502
経常利益(百万)-68-121922265
純利益(百万)-209-132813271,080
EPS(円)-1,698.5-97.820.923.368.4
1株配当(円)—————
営業利益率(%)———9.018.8
ROE(%)-81.6-5.4-161.598.230.4
自己資本比率(%)8.65.1-2.27.542.6

BALANCE SHEET 財政状態推移(5期・有報)

指標22/0523/0524/0525/0526/05
総資産(百万)2,9894,7447,91411,27414,719
純資産(百万)256248-1748426,266
流動資産(百万)———5,0068,207
流動負債(百万)———3,1273,601
現金(百万)——1,3122,9036,170
有利子負債(百万)———7,8825,948
ネットキャッシュ(百万)———-4,979222
 売上1ヶ月分を除くと(百万)———-5,626-446
BPS(円)1,904.61,806.8-13.055.9327.9
自己資本比率(%)8.65.1-2.27.542.6
総資産の伸びと純資産の厚み、現金と有利子負債の差(ネットキャッシュ)で財務の安全性を読む。自己資本比率が高く現金>有利子負債なら財務は相対的に堅い(借入依存が小さい)。
ネットキャッシュは2通り出しています。上は現金を全部余剰とみなした値、下は売上1ヶ月分を事業を回すのに要る現金として除いた値です。どちらが実態に近いかは会社によって違い、有報からは決められません(上場企業の約1割で、この違いだけでプラスとマイナスが入れ替わります)。出所: 有報 連結貸借対照表

CASH FLOW キャッシュフロー推移(5期)

キャッシュフロー22/0523/0524/0525/0526/05
営業CF(百万)——8381,3581,159
投資CF(百万)——-200-2,375-402
財務CF(百万)——-1632,6072,510
営業CFがプラスで安定=利益がきちんと現金化。営業CFが継続してマイナスなら本業が現金を生めていない兆候(投資CFのプラスは資産売却による場合あり)。出所: 有報 連結CF計算書

STATEMENTS 財務三表(2026-05期・細目まで)

貸借対照表 52項目
項目当期前期
財政状態計算書
資産
流動資産
現金及び現金同等物6,1702,903
営業債権及びその他の債権1,2991,452
棚卸資産504509
その他の金融資産8864
その他の流動資産14575
流動資産8,2075,006
非流動資産
有形固定資産2,8782,432
使用権資産606694
のれん1,4641,464
無形資産1,2971,470
繰延税金資産6743
その他の金融資産189162
その他の非流動資産71
非流動資産6,5126,268
資産14,71911,274
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務778716
社債及び借入金1,8981,371
リース負債115106
未払法人所得税192212
その他の流動負債615699
流動負債3,6013,127
非流動負債
社債及び借入金3,4545,833
リース負債481572
退職給付に係る負債4144
引当金11298
繰延税金負債590578
その他の非流動負債170176
非流動負債4,8527,304
負債8,45310,431
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金82100
資本剰余金5,212877
利益剰余金933-147
その他の資本の構成要素3712
親会社の所有者に帰属する持分6,266842
資本6,266842
負債及び資本14,71911,274
財政状態計算書
資産
現金及び現金同等物6,1702,903
有形固定資産2,8782,432
使用権資産606694
のれん1,4641,464
無形資産1,2971,470
繰延税金資産6743
資産14,71911,274
負債及び資本
負債
繰延税金負債590578
負債8,45310,431
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金82100
資本剰余金5,212877
利益剰余金933-147
その他の資本の構成要素3712
親会社の所有者に帰属する持分6,266842
資本6,266842
負債及び資本14,71911,274
損益計算書 23項目
項目当期前期
損益計算書
継続事業
売上収益8,0117,769
売上原価5,1615,410
売上総利益2,8502,359
販売費及び一般管理費1,6951,675
その他の収益36439
その他の費用1723
営業利益(△損失)1,502700
金融収益137
金融費用151143
税引前利益(△損失)1,364563
法人所得税費用283236
当期利益(△損失)1,080327
当期利益(△損失)の帰属
親会社の所有者1,080327
当期利益(△損失)1,080327
1株当たり当期利益(△損失)
基本的1株当たり当期利益(△損失)
基本的1株当たり当期利益(△損失) 6823
希薄化後1株当たり当期利益(△損失)
希薄化後1株当たり当期利益(△損失) 64—
包括利益計算書
当期利益(△損失)1,080327
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額25-3
純損益に振り替えられることのない項目合計25-3
その他の包括利益25-3
当期包括利益1,106323
当期包括利益の帰属
親会社の所有者1,106323
当期包括利益1,106323
キャッシュ・フロー計算書 35項目
項目当期前期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー
当期利益(△損失)1,080327
税引前利益(△損失)1,364563
調整
受取利息及び受取配当金-6-3
支払利息146127
固定資産売却損益(△は益)-2-5
固定資産除却損221
運転資本の増減
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)-181597
棚卸資産の増減額(△は増加)-513
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)386-158
退職給付に係る負債の増減額(△は減少)-033
その他-151176
小計1,6771,737
利息及び配当金の受取額63
利息の支払額-99-107
法人所得税の支払額-451-291
法人所得税の還付額2517
営業活動によるキャッシュ・フロー1,1591,358
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産及び無形資産の取得による支出-119-765
有形固定資産の売却による収入26
事業譲受による支出-263—
投資有価証券の取得による支出-2-2
投資有価証券の売却による収入4—
その他-8-22
投資活動によるキャッシュ・フロー-402-2,375
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少)900-50
長期借入れによる収入2,0003,961
長期借入金の返済による支出-4,520-1,809
社債の償還による支出-16-16
リース負債の返済による支出-113-109
株式の発行による収入4,265650
その他-5-18
財務活動によるキャッシュ・フロー2,5102,607
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)3,2661,590
現金及び現金同等物の為替変動による影響00
現金及び現金同等物6,1702,903
この会社だけの項目(独自に定義された勘定)9件。正典の三表に位置を持たないため上表には現れません。名称は提出者のラベル定義から取得中
金融庁 EDINET の有価証券報告書を、勘定科目リストの並び順と階層にそのまま流し込んだものです。どの項目を出すかを JINGI は選んでいません。金額は百万円。出所: EDINET 有価証券報告書(採用ツリー: 詳細ツリー)

解析 / 時間軸 グラフで見る(5年の軌跡)

水準の一点でなく軌跡で読む(原則8)。稼ぐ力 → 現金 → 1株の価値 → 財政状態の順に並べています。各グラフはカーソルを載せると年ごとの数値が出ます。詳細な数値は各セクションの表に併記。

表示形式:(選択は次回も保持・%系は補助線のまま)

① 稼ぐ力 ― 成長・収益性・資本効率

売上高・純利益(億円)
-50億0億50億100億 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 売上高 1億 ・ 純利益 -2億23/05 ・ 売上高 4億 ・ 純利益 0億24/05 ・ 売上高 73億 ・ 純利益 3億25/05 ・ 売上高 78億 ・ 純利益 3億26/05 ・ 売上高 80億 ・ 純利益 11億
売上高純利益
規模(売上)と最終利益。売上が伸び利益も連動して増えているか。差の開き=利益率の変化。
利益率トレンド(%)
-400%-300%-200%-100%0%100% 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 -316.7%23/05 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 -3.6%24/05 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 3.9%25/05 ・ 粗利率 30.4% ・ 営業利益率 9.0% ・ 純利益率 4.2%26/05 ・ 粗利率 35.6% ・ 営業利益率 18.8% ・ 純利益率 13.5%
粗利率営業利益率純利益率
利益率が安定〜上昇なら価格決定力・コスト管理が効く。低下は競争激化や一過性費用を疑う。
ROE・ROA・ROIC(%)
-200%-100%0%100% 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ ROE -81.6% ・ ROA -7.0% ・ ROIC(現金を全部除く) — ・ ROIC(売上1ヶ月分の現金を含める) —23/05 ・ ROE -5.4% ・ ROA -0.3% ・ ROIC(現金を全部除く) — ・ ROIC(売上1ヶ月分の現金を含める) —24/05 ・ ROE -161.5% ・ ROA 3.6% ・ ROIC(現金を全部除く) — ・ ROIC(売上1ヶ月分の現金を含める) —25/05 ・ ROE 98.2% ・ ROA 2.9% ・ ROIC(現金を全部除く) 8.3% ・ ROIC(売上1ヶ月分の現金を含める) 7.5%26/05 ・ ROE 30.4% ・ ROA 7.3% ・ ROIC(現金を全部除く) 17.2% ・ ROIC(売上1ヶ月分の現金を含める) 15.5%
ROEROAROIC(現金を全部除く)ROIC(売上1ヶ月分の現金を含める)
資本効率。ROEが高くてもROAが低ければレバレッジ依存。ROIC(投下資本利益率)は本業が投下資本をどれだけ稼ぎに変えたか=事業そのものの効率。ROIC は投下資本から現金をどこまで引くかで変わるので2本で描いています(緑=現金を全部引く/灰=売上1ヶ月分は事業に要る現金として資本に含める)。

② 現金の生成と使い方(キャッシュフロー)

キャッシュフロー(億円)
-40億-20億0億20億40億 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 営業CF — ・ 投資CF — ・ 財務CF —23/05 ・ 営業CF — ・ 投資CF — ・ 財務CF —24/05 ・ 営業CF 8億 ・ 投資CF -2億 ・ 財務CF -2億25/05 ・ 営業CF 14億 ・ 投資CF -24億 ・ 財務CF 26億26/05 ・ 営業CF 12億 ・ 投資CF -4億 ・ 財務CF 25億
営業CF投資CF財務CF
営業CFがプラスで安定=本業が現金を生む。投資CF−は成長投資、財務CF−は返済・還元。
フリーCF(営業CF−設備投資・億円)
0億5億10億15億 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 設備投資を全額引く —23/05 ・ 設備投資を全額引く —24/05 ・ 設備投資を全額引く —25/05 ・ 設備投資を全額引く 6億26/05 ・ 設備投資を全額引く 10億
設備投資を全額引く
オーナー利益の目安(設備投資の総額を引いた値)。減価償却が読めていないため、維持分だけを引いた線は描いていません。
設備投資・減価償却(億円)
0億2億4億6億8億 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —23/05 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —24/05 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —25/05 ・ 設備投資 8億 ・ 減価償却 —26/05 ・ 設備投資 1億 ・ 減価償却 —
設備投資減価償却
再投資の強度。設備投資が減価償却を上回る=成長投資の局面、下回る=維持・回収局面。資産の重い/軽いビジネスかも見える。
利益の質(営業CF÷純利益・倍)
0倍2倍4倍6倍 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 営業CF/純利益 —23/05 ・ 営業CF/純利益 —24/05 ・ 営業CF/純利益 2.98倍25/05 ・ 営業CF/純利益 4.15倍26/05 ・ 営業CF/純利益 1.07倍
営業CF/純利益
1倍前後以上なら利益がきちんと現金化。継続して1倍を大きく下回ると会計利益と現金の乖離を疑う。

③ 1株の価値と株主還元

EPS(1株利益・円)
-2,000円-1,500円-1,000円-500円0円500円 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ EPS ¥-1,69823/05 ・ EPS ¥-9824/05 ・ EPS ¥2125/05 ・ EPS ¥2326/05 ・ EPS ¥68
EPS
1株あたりの稼ぐ力。右肩上がりが理想。増資による希薄化で伸び悩むなら発行株数も確認。
配当・配当性向
0円0.5円1円0%0.5%1% 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 1株配当 ¥0 ・ 配当性向 —23/05 ・ 1株配当 ¥0 ・ 配当性向 —24/05 ・ 1株配当 ¥0 ・ 配当性向 —25/05 ・ 1株配当 ¥0 ・ 配当性向 —26/05 ・ 1株配当 ¥0 ・ 配当性向 —
1株配当配当性向
無配(配当実績なし)。利益を配当に回さず事業へ再投資する会社に多く、成長企業に典型。配当性向は算定対象外。

④ 財政状態・安全性(バランスシート)

総資産・純資産(億円)
-50億0億50億100億150億 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 総資産 30億 ・ 純資産 3億23/05 ・ 総資産 47億 ・ 純資産 2億24/05 ・ 総資産 79億 ・ 純資産 -2億25/05 ・ 総資産 113億 ・ 純資産 8億26/05 ・ 総資産 147億 ・ 純資産 63億
総資産純資産
規模の拡大と純資産(自己資本)の厚み。純資産が着実に増えていれば毀損より蓄積のフェーズ。
BPS・自己資本比率
-500円0円500円1,000円1,500円2,000円-20%0%20%40%60% 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ BPS ¥1,905 ・ 自己資本比率 8.6%23/05 ・ BPS ¥1,807 ・ 自己資本比率 5.1%24/05 ・ BPS ¥-13 ・ 自己資本比率 -2.2%25/05 ・ BPS ¥56 ・ 自己資本比率 7.5%26/05 ・ BPS ¥328 ・ 自己資本比率 42.6%
BPS自己資本比率
BPS(1株純資産)の積み上がり=内部留保の蓄積。自己資本比率が高いほど財務の安全度が高い。
流動資産・流動負債(億円)
0億50億100億0%100%200%300% 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —23/05 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —24/05 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —25/05 ・ 流動資産 50億 ・ 流動負債 31億 ・ 流動比率 160.1%26/05 ・ 流動資産 82億 ・ 流動負債 36億 ・ 流動比率 227.9%
流動資産流動負債流動比率
短期の支払い余力。流動資産が流動負債を十分上回る(流動比率が高い)ほど短期の安全性が高い。
現金・有利子負債(億円)
0億20億40億60億80億 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 現金 — ・ 有利子負債 —23/05 ・ 現金 — ・ 有利子負債 —24/05 ・ 現金 13億 ・ 有利子負債 —25/05 ・ 現金 29億 ・ 有利子負債 79億26/05 ・ 現金 62億 ・ 有利子負債 59億
現金有利子負債
手元資金と借金の推移。現金が有利子負債を上回れば実質無借金。借金が膨らむトレンドは財務リスク。
ネットキャッシュ(現金−有利子負債・億円)
-60億-40億-20億0億20億 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ 現金−有利子負債 — ・ 売上1ヶ月分を除くと —23/05 ・ 現金−有利子負債 — ・ 売上1ヶ月分を除くと —24/05 ・ 現金−有利子負債 — ・ 売上1ヶ月分を除くと —25/05 ・ 現金−有利子負債 -50億 ・ 売上1ヶ月分を除くと -56億26/05 ・ 現金−有利子負債 2億 ・ 売上1ヶ月分を除くと -4億
現金−有利子負債売上1ヶ月分を除くと
現金から借金を引いた実質手元資金を2通りで。緑は現金を全部余剰とみなした値、灰は売上1ヶ月分を事業に要る現金として除いた値。どちらが実態に近いかは会社によって違うので、2本の間で読む。
のれん・無形資産(億円)
0億5億10億15億 22/0523/0524/0525/0526/0522/05 ・ のれん — ・ 顧客関連資産 —23/05 ・ のれん — ・ 顧客関連資産 —24/05 ・ のれん — ・ 顧客関連資産 —25/05 ・ のれん 15億 ・ 顧客関連資産 12億26/05 ・ のれん 15億 ・ 顧客関連資産 11億
のれん顧客関連資産
買収で積んだ無形。事業が悪化すると減損で自己資本を削るリスク。純資産に対して大きいほど注意。
出所: 有価証券報告書(主要な経営指標等・本表)を構造化し算出。原則8=時間軸で読む。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 時間軸 5年軌跡(スナップショットが隠す推移)

指標22/0523/0524/0525/0526/05
純利益率(%)-316.7-3.63.94.213.5
ROE(%)-81.6-5.4-161.598.230.4
ROA(%)-7.0-0.33.52.97.3
総資産回転(回)0.020.080.920.690.54
営業CF率(%)——11.517.514.5
営業CF/純益(倍)——2.984.151.07
配当性向(%)—————
売上 前年比(%)—453.01893.46.83.1
純資産 前年比(%)—-3.1-170.2-583.9644.2
単年の水準でなく軌跡(時間軸)で読む層。増収率・純資産の前年比・営業CF率の年次推移から、加速か失速か・蓄積か毀損かを見る。出所: 有報 主要な経営指標等(5期)。原則8=時間軸。

解析 / 数値 数値で見る質(FCF・資本効率・複利)

FCF(オーナー利益)
10.4億
ROIC
15.5〜17.2%
粗利率
35.6%
アクルーアル比率
-0.6%
売上CAGR
—%
EPS CAGR
80.9%
FCF と ROIC は2通りで出しています(どちらが実態に近いかは会社によって違い、有報からは決められないため)。FCF は営業CFから設備投資の総額を引いた値と、維持分(減価償却相当)だけを引いた値。ROIC は投下資本から現金を全部引いた値と、売上1ヶ月分は事業に要る現金として資本に含めた値。FCF・資本効率(ROIC/EV倍率)・複利(CAGR)・利益の質(アクルーアル)を一次データから算出。売上CAGRとEPS CAGRの差は成長が1株利益に乗っているかの目安、アクルーアル比率が大きく+なら会計利益とキャッシュの乖離に留意。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す。CAGR の窓は直近5期だが、その間に決算の基準(連結/単体)が変わっている場合は基準が一貫している期間だけに短縮して算出する(跨いだ成長率は意味を成さないため)。短縮後が2期以下なら算定しない。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 数値 運転資本の回転(現金が拘束される日数)

売上債権回転日数
59.2日
棚卸回転日数
35.6日
仕入債務回転日数
55.0日
CCC(現金循環)
39.8日
CCC(現金循環日数)=売上債権回転+棚卸回転−仕入債務回転。仕入代金を払ってから売上を回収するまで、現金が事業に拘束される日数。短い(マイナス)ほど運転資金が少なくて済む形。業種で水準が大きく違い(製造・小売で長め、サービス・プラットフォームで短い/マイナス)、在庫を持たない業態や算定できない指標は「—」で示す。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 数値(全量) 全数値指標

利益の質・収益性
純利益率
13.5%
ROA
7.3%
総資産回転
0.54回
実効税率
20.8%
現金変換(CFO/営業益)
0.77倍
CFO/純益(平均)
2.74倍
累計営業CF
33.5億
FCFマージン
13.0%
資本効率・複利
維持capex(capex/減価)
—倍
BPS CAGR
—%
ソルベンシー・還元・希薄化
流動比率
2.28倍
純負債/EBITDA
—倍
インタレストカバレッジ
11.0倍
債務返済年数
5.1年
配当性向
—%
連続増配
—年
希薄化率
7.18%
すべて一次データ(有報)から算出。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す(割高・割安の断定はしません)。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 偏差値プロファイル(同業比較)

同じ業種の会社の中で、この会社が各指標のどこに位置するかを偏差値(中央値=50)で表示。縦線=50。
営業益率純益率粗利率ROEROA自己資本流動比 50
営業利益率
80
純利益率
80
粗利率
61
ROE
80
ROA
65
自己資本比率
39
流動比率
50
計算のしかた
材料は有価証券報告書の値から計算した7指標(収益性: 営業利益率・純利益率・粗利率・ROE・ROA/健全性: 自己資本比率・流動比率)。同じ業種(東証33業種)の会社の中で、各指標の偏差値(中央値=50・ばらつき=10・上下は20〜80で止める)を出し、柱ごとに平均してから2つの柱を同じ重みで平均しています。社数が20社に満たない業種は東証17業種の区分の会社全体と比べます。金融業(銀行・証券・保険・その他金融)と、比べる相手が少なすぎる業種(鉱業・石油石炭製品)は出していません。7指標中4つ以上で、2つの柱がそろう会社が対象です。
どの指標を「高いほど上位」とみなすか、柱をどう重み付けるかは JINGI が決めています(利益率や自己資本比率が高いことが望ましいかは会社の方針によります)。偏差値は同業の中での相対的な位置であって、優劣の断定や売買の推奨ではありません。順位の数字は付けていません: 上位どうしは偏差値の差が小さく(各業種の1位と2位の差は中央値1.8点)、1点の差で順位が十数位動くことがあるためです。
出所: 有価証券報告書(EDINET)の一次データから算出。

解析 のれん・無形/減損リスク

のれん
14.6億
顧客関連資産
10.6億
無形合計 25.2億(のれん+顧客関連・純資産比 40.3%)。M&Aで積んだ無形が相応にあり、事業の趨勢が崩れると減損リスクが自己資本に効く点に留意。出所: 有報 連結BS

解析 大株主・浮動株(出入口)

浮動株比率
18.4%
発行済(全種類)−自己株−上位10
支配株主
野見山 勇大
54.6% 保有
自己株式
—
自社株なし
大株主比率
1. 野見山 勇大54.6%
2. 石田 克史7.1%
3. 株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.9%
4. 野村信託銀行株式会社(投信口)4.0%
5. DBC1号投資事業有限責任組合2.5%
6. MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.4%
7. モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.9%
8. NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)1.5%
9. 楽天証券株式会社共有口0.9%
10. BNP PARIBAS FINANCIAL MARKETS(常任代理人 BNPパリバ証券株式会社)0.8%
上位10で 81.6%・発行済 19,106,700株・自己株 —株・浮動株 3,514,040株・株主 4,547名。所有者別(単元): 外国人 8.0% / 機関 14.6% / 個人 76.2%。浮動株が薄く出来高次第で値が飛びやすい=出入口の狭さに留意。出所: 有報 大株主の状況/所有者別状況

STRUCTURE 構造的に隣接する企業

同一の会計監査人や共有する法人株主が確認できませんでした=構造的に独立(機関投資家ネットワークの外)。同族・少数支配や独立系監査人の企業に多く、それ自体が構造上の特徴です。出所: 有報 大株主の状況/会計監査人

解析 / 統治 統治・資本の使い方

経営陣(取締役会)の持株比率55.38%(取締役 6名計)
政策保有株式(簿価合計)0.0百万円(0銘柄)
役員報酬総額 / 役員数74.0百万円 / 8名
平均年間給与(提出会社)592万円(前期比 +5.1%)
従業員数(連結)351名
監査報酬 / 非監査報酬31.0百万円 / 1.0百万円
平均勤続年数2.7年
女性管理職比率—
従業員1人当たり売上22.8百万円
従業員1人当たり営業利益4.3百万円
政策保有株式の対純資産比0.0%
政策保有株式の多寡は資本効率と少数株主への向き合い方の手掛かり、役員報酬・平均年収の推移はコスト構造と人的資本の変化を映す。監査報酬に対する非監査報酬比は監査人の独立性、平均勤続年数・女性管理職比率は組織の定着と多様性の手掛かり。経営陣(取締役会)の持株比率は経営の当事者性(自社株のskin-in-the-game)=創業者主導かプロ経営かの手掛かり、従業員1人当たり営業利益は労働生産性、政策保有株式の対純資産比は自己資本のうち持ち合いに固定された割合(高いほど資本効率の重石)。出所: 有報(コーポレート・ガバナンス/従業員の状況)。

PROFILE 会社概要

代表者代表取締役社長 野見山 勇大
本社所在地愛知県名古屋市中区錦一丁目8番11号
市場 / 業種東証グロース / 金属製品
決算期5月
監査法人仰星監査法人
従業員数(連結)351名
EDINETコードE41409

解析 / 参考 バリュエーション算定(現在株価を入力)

証券サイト等で見た現在株価を入力すると、PER・実質PER・利回り・概算時価総額を即時計算します。表示値は入力した現在株価に基づく参考値で、当サイトはリアルタイム株価を配信していません。
円
概算時価総額
—
株価×発行済
PER(実績)
—
株価÷EPS
PBR(実績)
—
株価÷BPS
実質PER
—
現金の扱いで2通り
益回り(EBIT/EV)
—
EBIT÷企業価値・2通り
配当利回り
—
1株配当÷株価
概算時価総額=現在株価 × 発行済株式総数(有報 26/05期末 基準・19,106,700株)。基準日以降の自己株消却・新株発行で実際と差が出ることがあります。PER・PBR・実質PER・各利回りは1株ベースのため、この差の影響を受けません。実質PER・益回りの純現金・営業利益は有報基準。実質PER・益回りは純現金の扱いで2通り(現金を全部余剰とみなす/売上1ヶ月分は事業に要る現金として除く)を「小〜大」で出します。企業価値がゼロ以下になる側と、純現金が読めない会社は出しません。情報提供であり、割安/割高の断定や売買の推奨ではありません。

解析 / 参考 理論株価:各手法の考え方

EPV(収益力価値) — 今の利益が成長ゼロで続くと仮定した保守的な内在価値。下限の物差し。成長分を含めない設計のため、成長企業では小さめの値になる。
配当割引(DDM) — 将来の配当を現在価値に割り引いた価値。配当が安定した会社に向く。配当だけを起点にするため、低・無配の会社は値が小さく出る(配当以外の価値は映さない)。
正常化EPS×正当PER — 一過性をならした「平常時の1株利益」に、妥当と考える倍率を掛ける。前提のPER次第で大きく動く。
成長考慮(割引) — 正常化EPSに成長を織り込んで割り引く。割引率>成長率のときだけ成立。
この銘柄は収益系の理論値算定が困難です。収益系の理論値は算定困難・参考外(正常化利益が非正)。参考として資産の下値(BPS・NCAV)は財務・BSのカードをご覧ください。情報提供であり、割安/割高の断定や売買の推奨ではありません。

解析 / 監視 適時開示タイムライン(定点観測の起点)

新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す定点観測の情報元。有価証券報告書は決算期(○年○月期)を添えて過去分も並びます(年で絞り込み可)。大量保有報告書は保有者が提出する書類で、この銘柄について書かれたものを発行会社ベースで並べています(「/」の後ろが提出者=保有者)。各行から EDINET の提出書類を開けます。有料プラン(提供予定)では、開示が積まれるたび「テーゼは生きているか」を再検証します。出所: EDINET 提出書類一覧

SOURCE 一次開示 原文(有価証券報告書・抜粋)

事業の内容— EDINETより引用 ↗
3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社15社により構成されております。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社は、主に製造業を営む国内中小企業をM&Aにより事業承継し、持株会社として、M&Aによる事業承継の解決とセイワプラットフォームによるグループ企業管理を行っております。 当社グループはモノづくり事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、グループ各社の事業内容は次のとおりであります。会社名主な事業株式会社セイワホールディングス(当社)(本社:愛知県名古屋市中区)事業承継M&A株式会社セイワ工業(本社及び工場:三重県桑名郡木曽岬町)溶接・製缶加工東栄コーティング株式会社(本社及び工場:岐阜県岐阜市)めっき加工光誠産業株式会社(本社:千葉県柏市、三和工場:東京都足立区)鋼構造物製造・販売三陽電工株式会社(本社及び工場:埼玉県戸田市)電線・ケーブル製造・販売三重工業株式会社(本社及び工場:千葉県市原市)ゴム成形機製造・販売株式会社平野製作所(本社及び工場:岐阜県美濃市)溶接・製缶加工タマ化工株式会社(本社及び工場:東京都立川市、東松山工場:埼玉県東松山市)カチオン電着塗装株式会社カケンジェネックス(本社及び工場:千葉県松戸市)成形アシスト装置製造・販売株式会社JOB(本社:愛知県碧南市)土木事業日本計器株式会社(本社及び工場:大阪府柏原市)液面計製造・販売株式会社開伸(本社及び工場:滋賀県長浜市)プラスチックケースの製造・販売日本興業株式会社(本社:三重県桑名市)土木事業株式会社金谷塗装工業所(本社及び工場:群馬県太田市)カチオン電着塗装株式会社冨士商事(本社:愛知県名古屋市中区)株式会社冨士鍍金工業所を買収する際のSPC(特別目的会社)株式会社冨士鍍金工業所(本社及び工場:愛知県犬山市、各務原工場:岐阜県各務原市)めっき加工 当社が行う事業承継の特徴は、以下のとおりであります。 (1)事業承継の対象エリア 当社は、「後継者不在である中小企業のM&Aを連続的に行い独自の仕組みでバリューアップを行う、製造業特化型の事業承継プラットフォーマー」であります。 当社が行う事業承継の対象エリアは、モノづくりにおいて次のようなニッチトップ(注1)になり得る特徴を有しながらも、後継者の不在等により企業の継続が困難な中小企業であります。・高いマーケットシェア・参入障壁が高い(法規制、商圏など)・独自の技術・設備・特許を保有・高度な人財が在籍・代替可能性が低い商品、サービス 当社は次の図の基準・プロセスにより、上記のような企業の事業承継を行い、バリューアップ(企業価値の向上)を図っております。 (注) 1.ニッチトップとは、特定の狭い市場(ニッチ市場)において、高いシェアと競争力を持つことです。 2.(図中)PMIとは、Post Merger Integrationの略称で、M&A成立後、経営体制、業務運営、情報システム等を円滑に統合し、買収による経営効果を創出するための一連の活動を指します。 (2)セイワプラットフォーム 当社グループは、グループのコア技術である「職人の技」「設計・企画力」「設備力」をかけ合わせることで多様なモノづくりのニーズに応え、また、各グループ会社のポテンシャルを最大限に発揮することで顧客の期待を超える提案を行うことを目指しております。 そのために、次の図に示す「セイワプラットフォーム」を通して、グループ各社単体で所有が困難な機能を一括管理することにより、当社グループ全体での成長を実現してまいります。 さらに、当社はセイワプラットフォームを通じて、グループ会社のバックオフィス機能を集中させることにより徹底的な低コスト化を図るとともに、営業・製造・開発等の戦略策定やグループシナジーの追求による生産性向上のための事業支援を行います。その成長により得られた資金を、経営効率化のためのIT投資や経営管理人財の増員によるセイワプラットフォームの強化、設備投資、新規M&Aに活用することで競争力の更なる強化を行います。その結果グループ会社の独自性の向上やシェアアップが可能となり、結果的に、顧客に新しい価値提供が出来るようになります。これらの循環を適切に加速させることで、グループ会社を支援するセイワプラットフォーム自体も、自走的に成長させていくことを目指しております。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
事業等のリスク— EDINETより引用 ↗
3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、下記のとおりであります。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項については、情報の適時開示の観点から、積極的に開示しております。 当社は、これらのリスクの発生可能性を考慮した上で、発生の回避及びリスクの軽減に努める所存でありますが、当該株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本頁以外の記載事項を、慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 なお、当社グループのリスク管理体制に関しましては、「4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③企業統治に関するその他の事項 b.リスク管理体制の整備状況」に記載のとおりであります。 また、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)当社グループ全体に関するリスク ① 事業環境の悪化について(発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの収益は、モノづくりの事業を運営するグループ会社に依存しております。これら事業を取り巻く環境としては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しますように、今後も継続的な成長余地を有していると考えております。しかしながら、景気動向等により事業環境が悪化した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社は、上記動向を日々注視しながら、適宜当社の経営戦略に織り込んでいくとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 ② M&A市場環境及びレピュテーションリスクについて(発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、製造業を中心としたM&Aによるロールアップを成長戦略の一つとして位置づけておりますが、当該戦略はM&A市場の動向や社会的評価の変化に一定程度影響を受けます。具体的には、景気動向や金融環境の変化、案件供給や競争環境の変化等により、想定どおりの案件発掘や条件でのM&Aが実行できない場合があり、その結果、当社グループの成長戦略や経営成績等に影響を与える可能性があります。 また、近年、M&Aによるロールアップを進める企業において、買収先企業の過去の不適切な取引や法令違反、買収後の不祥事等が問題となり、社会的評価の低下やレピュテーションの毀損につながる事例が見受けられます。当社グループにおいても、こうした事象が発生した場合には、ブランド価値や取引関係への影響を通じて経営成績等に悪影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社は、製造業M&A市場の動向を継続的に把握するとともに、事前の情報収集や検討を慎重に行い、適切な投資判断が行える体制の維持に努めてまいります。加えて、M&A後も含めてグループ全体の管理体制の整備とモニタリングを行うとともに、コンプライアンス及びガバナンス意識の徹底を図ることで、レピュテーションリスクに対応できる体制構築に努めてまいります。 ③ グループ会社の業績変動について(発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、各グループ会社の財政状態及び経営成績の状況が当社グループ全体に与える影響が大きいため、グループ会社の業績が変動することにより当社グループの業績に影響を与える可能性があります。現在、当社においてグループ全社及び各社の経営戦略の立案や経営管理全般の統括管理を実行しておりますが、各グループ会社の事業運営が順調に遂行できない場合、または当社グループに予期しない変動が生じた場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社は、上記動向を日々注視しながら、適宜当社の経営戦略に織り込んでいくとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 ④ M&A等に関するリスク(発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、主に製造業を行う国内の企業を対象としたM&Aにより、既存事業の強化及び新規事業への参入の効率化を図っております。M&Aによって買収した企業に対し、当社グループが保有する経営知見を活用し、事業面でのシナジー効果の創出を行っておりますが、以下に挙げる理由により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社は事前のデューデリジェンスを慎重に行うことはもちろん、買収後の経営管理やリスク管理により、リスクの未然防止及び対策を徹底してまいります。 a.買収後の事業計画の進捗について M&Aにあたっては、十分なデューデリジェンスを実施し、事業、財務及び法令等に関するリスクの検討を行っておりますが、買収時に想定した事業計画が予定どおり進捗しない場合には、のれんの減損等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 b.偶発債務や未認識債務の発生について M&A実施に際しては、対象企業の財務、法務、税務及び事業等について事前にデューデリジェンスを実施し、十分にリスクを確認し、正常収益力を分析したうえで決定いたしますが、買収後の偶発債務の発生や未認識債務の判明等、事前の調査で把握できなかった問題が生じた場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 c.統合に伴う資産等の整理について M&A後の経営統合において、事業再編や遊休資産の売却等を実施することにより特別利益、特別損失が発生し、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 d.M&A時の調達資金について 当社グループは、事業拡大を加速する有効な手段のひとつとして、当社グループに関連する企業・事業のM&Aを検討していく方針です。新たなファイナンスによる費用負担や株式の価値及び議決権割合の希薄化及び自己資本の変動のほか、新たに借入金を利用した場合、市場金利の変動の状況によっては、借入金利息の負担の増大等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 e.連結子会社増加に伴う連結決算体制について 現在、当社グループでは当社を中心として各連結子会社との密接な連携を取りながら、決算作業を行っております。しかしながら今後当社グループが投資対象とする企業において、管理体制が不十分であることを理由に決算作業に遅延が生じる等の事態が発生した場合、連結決算作業が適時適切に行えない可能性があります。 ⑤ 競合について(発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、主に製造業を営む国内中小企業の事業承継を行っております。こういった事業承継の競合他社としては、同業界の事業会社の他、買収ファンド(PEファンド)などがあります。これら競合他社は資金力、顧客基盤、営業力、ブランド、知名度などにおいて当社グループよりも優れている場合があり、譲渡企業がそうした優位性を評価することで、当社が譲受企業として選ばれない場合があります。こうした状況が継続した場合、当社が想定する企業譲受が実行できず、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社は、買収ファンドや大手事業会社が取組困難な小規模な企業(小規模ながらニッチトップとなり得る高い競争力を持つ企業)をターゲットとし、またオーナーの事業承継ニーズに応えられるよう売却を前提としない中長期的な株式保有を行う戦略により、他社との差別化を図っております。またグループ化後は、「セイワプラットフォーム」により譲渡企業の強みなどを継続しながら社内環境を整備するとともに、グループ企業間のシナジーを最大限に追求して、当社グループ全体での成長実現に取り組んでおります。 ⑥ 減損に関するリスク(発生可能性:低、発生可能性のある時期:数年内、影響度:中) 当社グループが保有する資産のうち、減損リスクがあると考えられる資産として、有形固定資産、使用権資産、のれん及び無形資産(顧客関連資産、特許使用権、ソフトウエア等)があります。この中でも、のれんについては2026年5月期末現在において1,464百万円計上しており、総資産の9.9%を占めております。 当社グループはIFRSを採用しているため当該のれんの毎期の償却負担は発生しませんが、対象となる事業の収益力が低下し、減損損失を計上するに至った場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。これらのリスクが顕在化する可能性は高くないと認識しておりますが、顕在化に備え収益性や健全性を確保してまいります。 ⑦ コンプライアンスについて(発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、企業価値の持続的な拡大を図るにはコンプライアンスが重要であると認識していますが、万が一当社グループ各社又は当社グループ各社の役職員が法令違反等のコンプライアンス上の問題を起こした場合には、社会的信用の低下等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社では、「リスク・コンプライアンス規程」を定め、代表取締役社長を委員長とするリスク・コンプライアンス委員会を設置し、同委員会を
経営者による分析(MD&A)— EDINETより引用 ↗
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態の状況(資産) 当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末より3,201百万円増加の8,207百万円となりました。非流動資産は同243百万円増加の6,512百万円となりました。 流動資産の増加の主な要因は、株式上場に際して実施した公募増資による現金及び現金同等物の増加によるものです。 非流動資産の増加の主な要因は、事業譲受に伴う有形固定資産の増加によるものです。 (負債) 当連結会計年度末の流動負債は、同474百万円増加の3,601百万円となりました。非流動負債は同2,452百万円減少の4,852百万円となりました。 流動負債の増加及び非流動負債の減少の主な要因は、短期借入の実施及び長期借入金の早期弁済によるものです。 (資本) 当連結会計年度末の資本は、同5,423百万円増加の6,266百万円となりました。これは主に当期利益の計上及び上場時の公募増資によるものです。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調な設備投資需要などを背景に、緩やかな回復基調が続きました。しかしながら、外国為替市場における歴史的な円安の進行や地政学的リスクに伴うエネルギー・原材料価格の高止まり、さらには深刻化する労働力不足や物流コストの上昇など、国内の中小製造業を取り巻く経営環境は、コスト負担の増大やサプライチェーンへの影響を含め、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。このような経営環境の下、当社グループのモノづくり事業におきましては、原材料高や人手不足への対応として、省力化・自動化投資や、適正な価格転嫁(プライシング)への取り組みを進めました。また、事業承継を目的としたM&A市場においては、優良な技術や地盤を持つ中小製造企業の存続・発展に向けたニーズが引き続き堅調に推移いたしました。その結果、売上収益は8,011百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益は1,502百万円(同 114.6%増)、税引前利益は1,364百万円(同141.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,080百万円(同 229.8%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、主に上場時の公募増資により、前連結会計年度末と比べて3,266百万円増加し、6,170百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は1,159百万円となりました。これは主に、税引前利益の計上1,364百万円、減価償却費及び償却費の計上431百万円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は402百万円となりました。これは主に、事業譲受による支出263百万円、固定資産の取得による支出119百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により獲得した資金は2,510百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出4,520百万円があった一方で、株式の発行による収入4,265百万円、短期借入金の純増加額900百万円及び長期借入れによる収入2,000百万円があったことによるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績及び受注実績 当社グループの生産品目は、広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても正確な生産規模としての把握が困難であり、また、受注から販売までのリードタイムは短期間であることが多く販売実績と近似値となるため、生産実績及び受注実績の記載を省略しております。 b.販売実績 販売実績は次のとおりです。なお、当社グループはモノづくり事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年6月 1日至 2026年5月31日)前年同期比(%)モノづくり事業(百万円)8,011103.1(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績については、連結売上収益10%以上に該当する販売先がないため、その記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 また、連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や取引状況を勘案し、合理的と判断される前提に基づき見積り及び予測を行っておりますが、前提条件やその後の環境等に変化がある場合など不確実性が存在するため、実際の結果がこれらの見積りや予測と異なる場合があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」及び「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況及び ② 経営成績の状況」に記載のとおりです。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループは当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況に示す資金により、今後更に経営基盤を強化し、新たな企業への投資機会に対応していきます。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの事業に重要な影響を与える要因の詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針に関して 経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 ⑥ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載の通り、連結売上収益、調整後営業利益(注1)、調整後EBITDA(注2)の推移を注視しております。 各指標の推移は次のとおりであります。 (単位:百万円)指標2025年5月期2026年5月期売上収益7,7698,011調整後営業利益8091,741調整後EBITDA1,0732,055(注) 1.調整後連結営業利益は、営業利益に、企業統合により発生する無形資産の償却費、取得関連費用を足し戻した数値であります。 2.調整後連結EBITDAは、調整後連結営業利益に減価償却費を足し戻した数値であります。 なお、2027年5月期より負ののれん発生益などの一過性損益を調整項目に追加し、本業の実力をより分かりやすく示し、また、新たに調整後当期利益を開示し、利益水準の継続性・比較可能性の向上を図るように致します。当該内容を反映した各指標の指標は次のとおりであります。 (単位:百万円)指標2025年5月期2026年5月期売上収益7,7698,011調整後営業利益8871,430調整後EBITDA1,1511,744調整後当期利益477968(注) 1.調整後連結営業利益は、営業利益に、企業統合により発生する無形資産の償却費、取得関連費用を足し戻し、一過性損益(負ののれん発生益等)を加減算した数値であります。 2.調整後連結EBITDAは、調整後連結営業利益に減価償却費を足し戻した数値であります。 3.調整後当期利益は、当期利益に企業統合により発生する無形資産の償却費(税効果考慮後)、取得関連費用を足し戻し、一過性損益(負ののれん発生益等)を加減算した数値であります。
経営方針・経営環境・課題— EDINETより引用 ↗
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 当社は、事業承継を通じて後継者不足の課題を解決し、セイワプラットフォームと事業承継ノウハウの組み合わせにより顧客に対して期待を超える提案と新しい価値提供をすることに挑戦しております。また、安全で働きがいのあるモノづくりネットワークを作るべく、様々な業界から幅広い経験を持った人財を登用し、斬新な発想と取り組みを通して、製造業の新しい経営モデルを作ることを目指しております。当社が目指す世界観を実現するべく、当社グループのMISSION及びVISIONを定めるとともに、MISSIONの遂行とVISIONの実現のためのValueを明文化し、当社グループ役職員への浸透に努めております。 ・MISSIONたたむにはもったいない中小企業を受け継ぎ、選ばれ続けるモノづくりグループをつくる・VISIONモノづくりネットワークによる「期待を超える提案」「安全で、働きがいのある職場作り」「長年培われた思い、技術の伝承」- 「期待を超える提案」グループ企業の総力を結集し、今までにない組合せや仕組みの構築を通して、お客様の期待を超える提案を目指しております。- 「安全で、働きがいのある職場作り」グループに加わったすべてのスタッフが安全で生産的な職場で働け、やりがいを持てるような環境・制度設計を目指しております。- 「長年培われた思い、技術の伝承」日本のモノづくりの根底である、技術力を後世につなぐための思い、技術を繋ぎ、競争力の底上げを行います。・Value(行動基準・価値観)挑戦・感動・素直・責任- 「挑戦」企業の成長には、1人1人の新しい挑戦が不可欠です。先の見えない時代だからこそ、今までにない発想やアクションを重要視しております。- 「感動」お客様や仲間の役に立ちたい、喜ばせたいという思いから感動が生まれます。他にはない、期待を越える提案を常に目指しております。- 「素直」知識や経験を積めば積むほど自分なりの正解ややり方が出てきます。ただ、時代が大きく変わっていく中で、過去のやり方にしがみついていれば進化はありません。過去のやり方を見直し、ゼロから考えることを大切にしております。- 「責任」組織は日々お客様や仲間と約束をし、それを成し遂げることで信頼を得ていきます。たった1回の失敗で一生取り返せない損失になることを肝に銘じ、自分が与えられた仕事の重大性を理解し、日々達成感を持ち進めていくことを心がけております。 (2)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境について、経営者の認識は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 社会動向・業界動向について 日本における製造業には、地域に密着した多くの中小企業があり、多くの雇用を抱えておりますが、高い技術力や優れた商品力を保有しながらも、後継者不在により廃業を余儀なくされる企業や、外部環境の変化によって本来の力を発揮できずに立ち行かなくなる中小企業が多く存在している状況であります。 経営者の高齢化と後継者不在による休廃業・解散件数は次の図のとおり増加傾向にあり、事業承継は社会問題となっております。また、休廃業・解散した企業数に対するM&A成約件数も1.41%と低調であり、このままでは世界に誇れる日本の職人の技術やノウハウが途絶えてしまう状況になっております。一方で、市場としての成長余地があるとも考えております。当社はこれまで、後継者不在のような企業の受け皿となり支援を行うことで、中小企業の再成長と地域経済の活性化を図ってきております。中小企業が抱える課題点は多岐にわたりますが、当社の強みであるセイワプラットフォームにより的確な経営支援を通じて、グループの成長と事業の活性化を図ってまいります。 ② 市場規模について 当社が行う事業承継のターゲットは中小製造業でありますので、中小企業庁の中小企業実態基本調査をもとに、次の図のようにTAM(Total Addressable Marketの略称で、当社の製品・サービスが理論上アクセスし得る「最大の市場規模」を指す。)は中小製造業全体の市場規模である約132兆円と想定しております。そのうち、当社がアプローチしうる、事業承継を検討している中小製造業のSAM(Serviceable Available Marketの略称で、当社のビジネスモデルを考慮したとき、実際にサービス提供・販売が可能な市場規模を指す。)は約7.7兆円、SOM(Serviceable Obtainable Marketの略称で、中期的に獲得し得る実売上相当の市場規模を指す。)は約2.2兆円と想定しております。 以下、出所はいずれも中小企業庁「中小企業実態基本調査 令和6年確報(令和5年度決算実績)」(注) 1.売上高は「第3-2表 中小企業の1企業当たりの売上高(産業大分類別)」の令和5年度392.5百万円、経常利益は「第3-4表 中小企業の1企業当たりの経常利益(産業大分類別)」の令和5年度20.5百万円の小数点以下第1位を四捨五入して記載。 2.「集計表第5-2表」の「母集団企業数」335,819社に対し、TAMは売上高392.5百万円を乗算し小数点以下第1位を四捨五入して兆円単位で記載。SAMは「1.親族内承継を考えている」「2.役員・従業員承継を考えている」「3.会社への引継ぎを考えている」「4.個人への引継ぎを考えている」「5.上記1.~4.以外の方法による事業承継を考えている」「6.現在の事業を継続するつもりはない」「7.今はまだ事業承継について考えていない」「8.その他」の内、5.(1.706%)、3.(2.001%)、8.(2.099%)の合計5.806%を乗算し小数点以下第1位を四捨五入して19,498社を算出し、売上高392.5百万円を乗算し小数点以下第2位を四捨五入して兆円単位で記載。 SOMは5.(1.706%)を乗算し小数点以下第1位を四捨五入して5,729社を算出し、売上高392.5百万円を乗算し小数点以下第2位を四捨五入して兆円単位で記載。 3.上記注2に記載の割合を小数点以下第2位を四捨五入して記載。 今後、これらの市場の更なる深耕を進め、市場シェアを獲得していくためにはセイワプラットフォームの更なる強化が必要不可欠と考えております。セイワプラットフォームでは事業推進が出来る経営人財の採用や育成、バックオフィスの更なる効率化、プラットフォーム機能の継続的な成長を目指してまいります。その結果、当社グループでは、対象市場において競争力を持つ企業に自社グループを育てること、それらの企業、それらに準ずる企業の譲受を行ってまいります。 (3)経営戦略 当社は、M&Aによるロールアップ成長とセイワプラットフォームによる既存事業の成長の2つのエンジンで業容拡大、事業ポートフォリオを強化しております。M&Aによるロールアップにおける投資企業の選定においては、参入障壁や業界シェア、当社ボードメンバーとの技術的な理解度などを基にスクリーニングを行い、注力市場を選定しております。加えて、原則「モノづくり」及び「モノづくりに関連する事業」、競合優位性(技術、設備、特許、立地など)のあるビジネス、EV/EBITDA評価を行い、原則マルチプル5倍以内の企業、オーナー様と価値観や方向性が一致していること等を重視しM&A、PMIを実行し、ノウハウを蓄積しております。 一方、セイワプラットフォームによる既存事業の成長においては、当社プラットフォームの強みである企業単体での所有が困難な共通の基盤となる仕組み(注)を提供することにより新たな事業戦略の構築と、効率化経営を目指しております。(注) コスト・人財・ノウハウの観点から中小製造業企業単体での構築が困難である一方、成長において不可欠となる機能群を指します。主な例として、以下の領域が該当します。・経営管理・ガバナンス基盤(月次管理、KPI設計、内部統制、上場企業水準を見据えた管理体制の整備)・財務・資本戦略機能(設備投資判断における共通基準の策定、資金調達に関する支援)・人財・組織基盤(採用専任者による採用プロジェクト支援、優秀な出向人財の提供)・技術・生産面での横断的知見(設備選定に関するノウハウ、工程改善の事例、価格転嫁状況の共有 等) また、中小企業M&Aの失敗要因の多くは、価格やスキームだけではなく、「見落とし」や「属人的判断」に起因する投資後の想定外事象にあると考えております。特にオーナー経営者が判断する箇所が多いのも実態です。そのため、M&Aの成功確率は、明確な戦略性の策定やDDプロセスの型化、チェックリスト化によって上げられると考えております。当社では、製造業に特化したDD観点(人・設備・工程・品質・顧客構造)を整理し、過去案件で顕在化したリスクや成功要因をチェックリストとして蓄積するとともに、譲受先オーナーの属性、キーマンのタイプ及び後継人財の選定をシステム化し、DD時点でPMIの難易度を想定した上で案件を推進し、成功確率の高い人財登用を実施することが可能な独自の人財最適化システムを構築しております。 その他、当社グループは既存事業のオーガニックな成長のためR&D(新技術の研究開発活動)も積極的に行っております。具体的な取り組みとしては、片手で一発開封が出来る包装資材「Vパック」やケーブル一体型多点温度センサ「サンサーモ」の温度測定可能点を増やすための開発や顧客ニーズに合わせた機能拡充の取り組み等を行っており
重要な会計上の見積り— EDINETより引用 ↗
(重要な会計上の見積り)(関係会社株式の評価) (1)当事業年度の財務諸表に計上した金額 前事業年度(自 2024年6月 1日 至 2025年5月31日) 当事業年度(自 2025年6月 1日 至 2026年5月31日)関係会社株式4,521百万円4,521百万円 (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報 当社の保有する関係会社株式は市場価格のない株式であり、財政状態の悪化もしくは超過収益力が減少したために実質価額が著しく低下した場合は、当該会社の中期経営計画等を勘案し、その回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除いて相当の減額を行い、評価損を計上する方針としております。 関係会社株式の評価にあたり、経営者は最善の見積りによって判断を行いますが、将来の予測不可能な市場環境の変化等により超過収益力の毀損が生じた場合には、翌事業年度の財務諸表に計上される関係会社株式の金額に重要な影響を与える可能性があります。
重要な契約— EDINETより引用 ↗
5 【重要な契約等】 (1)特許許諾契約契約会社名相手方の名称国名契約締結日契約内容契約期間当社株式会社フューチャーラボ日本2024年8月31日株式会社フューチャーラボが所有する包装技術であるVパック(カードタイプ)に関する特許及びノウハウの実施許諾に関しての契約契約締結日から当該契約の対象の特許が消滅する日まで当社株式会社フューチャーラボ日本2026年8月3日株式会社フューチャーラボが所有する包装技術であるVパック(袋タイプ)に関する特許及びノウハウの実施許諾に関しての契約契約締結日から当該契約の対象の特許が消滅する日まで (2)株式の譲渡取得に関する契約 当社は、2025年8月28日開催の取締役会において、当社の子会社である株式会社セイワ工業が所有する株式会社ブレンズの全株式の売却を決議しました。2025年9月2日付で株式譲渡契約を締結し、2025年9月8日付で株式を譲渡いたしました。 詳細は、「第5 経理の状況 1. 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(企業結合)」に記載のとおりであります。 (3)株式の取得に関する契約 当社は、2026年6月24日開催の取締役会において、株式会社大庭塗装工業所の全株式を取得し、子会社化することを決議し、2026年6月30日付で株式譲渡契約を締結いたしました 詳細は、「第5 経理の状況 1. 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(後発事象)」に記載のとおりであります。
配当政策— EDINETより引用 ↗
3 【配当政策】当社は、株主への還元を第一として、配当原資確保のための収益力を強化し、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としておりますが、成長途上であるため、財務体質の強化、当社の事業分野での競争力の確保を経営上の重要課題と認識しており、創業以来配当を実施しておりません。内部留保を充実させ、事業効率化と事業拡大のための投資に充当していくことが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。剰余金の配当を行う場合、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、これら剰余金の配当の決定機関は取締役会です。なお、当社は剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に掲げる事項については、法令に別段の定めがある場合を除き、取締役会の決議によって定めることができる旨を定款に定めております。将来的には、各期の経営成績を勘案しながら株主に対する利益還元を検討していく方針ですが、現時点においては、配当実施の可能性、その実施時期等については未定であります。
上記は JINGI の解析ではなく、EDINET 提出の有価証券報告書からの引用(一次情報の検証用)。各「EDINETより引用 ↗」からこの銘柄の実際の提出書類を開いて原本を確認できます。JINGI 独自の解析・読解は上部の各カードが本体です。出所: 金融庁 EDINET でこの有報を開く(docID S100YYKB)↗ 有価証券報告書(EDINETコード E41409)・公共データ利用規約 PDL1.0。

FACTS よくある質問(基本情報)

株式会社セイワホールディングスの証券コード(銘柄コード)は?
523Aです。上場市場は東証グロース、業種は金属製品。
523A(株式会社セイワホールディングス)のEDINETコードは?
E41409です。金融庁 EDINET でこのコードから有価証券報告書などの一次開示を確認できます。
523A(株式会社セイワホールディングス)の代表者は誰ですか?
代表取締役社長 野見山 勇大です(有価証券報告書の表紙記載)。
523A(株式会社セイワホールディングス)の本社所在地は?
愛知県名古屋市中区錦一丁目8番11号です。
523A(株式会社セイワホールディングス)の監査法人(会計監査人)は?
仰星監査法人です。
523A(株式会社セイワホールディングス)の筆頭株主は?
野見山 勇大で、保有比率は約54.6%です(2026-05-31基準)。
523A(株式会社セイワホールディングス)の発行済株式数は?
有報(2026-05-31基準)で19,106,700株です(発行済株式総数)。うち自己株が—株、市場で流通する浮動株は3,514,040株です。
523A(株式会社セイワホールディングス)の株主数は?
2026-05-31基準で4,547名です。上位10名で81.6%を保有します、浮動株比率は18.4%。
523A(株式会社セイワホールディングス)の決算期は?
5月期です(上場市場は東証グロース)。
発行済株式数・株主数は有報の基準日時点の値です。企業の読解・評価は上部の各カードが本体です。出所: 有価証券報告書(EDINET)/市場統計。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

GLOSSARY 用語ガイド(指標の意味と、投資での見方)

株価・割安度
株価 × 発行済株式数。市場が会社全体を今いくらと見ているか。
投資での見方:規模と流動性の目安。これ自体は割安・割高を示さない。
株価 ÷ 1株利益。利益の何年分で株価がついているか。
投資での見方:期待の高さの目安。単独では割安・割高の判断にはならない。
時価総額から純現金を引いた「事業そのものの値段」を利益で割った倍率。
投資での見方:現金が厚い会社は、見かけのPERより実質的な倍率が低く出ることがある。どこまでを純現金とみなすかで値が変わるので、JINGI の電卓は2通り(現金を全部余剰とみなす/売上1ヶ月分は事業に要る現金として除く)で出す。
株価 ÷ 1株純資産。純資産の何倍で買われているか。
投資での見方:1倍割れは「解散価値以下」の目安だが、割安とは限らない(罠のことも)。
1株あたりの純利益(純利益 ÷ 発行済株式数)。
投資での見方:伸びが続くかが本質。自社株買いで見かけ上増えることもある。
1株配当 ÷ 株価。株価に対して受け取れる配当の割合。
投資での見方:高いほど利回りは良いが、無理な配当や減配余地がないかも併せて見る。
企業価値=時価総額 + 純有利子負債。会社を丸ごと買う値段。
投資での見方:借金込みでいくらで買えるか。倍率評価の分子。
事業価値(時価総額+純有利子負債)を本業の稼ぎで割った倍率。
投資での見方:借金も込みで会社全体をいくらで買えるか。低いほど、稼ぎに対する会社全体の値段が小さいことを表す(水準は業種で異なる)。
⚠ 外部から出す限界:EBITDAは「どこまで費用を足し戻すか(調整後EBITDA)」で変わり、会社公表値と外部算出値が食い違うことがある。減価償却を除くため、設備集約型では実態より稼ぐ力を大きく見せやすい(水準は業種で異なる)。
企業価値を本業利益(EBIT)で割った倍率。
投資での見方:低いほど本業利益に対する会社全体の値段が小さいことを表す。EV/EBITDAと併読。
企業価値を売上で割った倍率。
投資での見方:赤字でも使える。業種で水準が大きく違う。
EV/EBITの逆数。会社を丸ごと買ったときの利回り。
投資での見方:高いほど、投じた企業価値に対する本業の利回りが大きいことを表す。国債利回り等と比較する。
実質キャッシュ(純現金)が時価総額に占める割合。
投資での見方:大きいほど、時価総額に対して手元の純現金が厚いことを表す。
収益性・効率
自己資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く持続的なら資本効率が良い。借金での嵩上げでないか要確認。
総資産がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:資産の効率。ROEと併せ借入依存でないかを見る。
投じた資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く安定なら「稼ぐ仕組み」が強い=強み(他社にない優位性)の目安。
⚠ 外部から出す限界:JINGI の ROIC は 税引後営業利益(営業利益×(1−法定実効税率30.62%))÷ 投下資本(純資産+有利子負債−現金)。税率をその年の実効税率でなく一律にしているのは、還付などで単年の税率が大きく振れ、ROIC が実態より跳ねるため。外部から有報だけで出すROICは簿価ベースの近似。投下資本に現金・のれん・費用処理された無形投資(研究開発・ブランド)をどう含めるかで数字が変わり、事業に使う資本と余剰資本を外から完全には切り分けられない。水準の絶対値でなく、同じ定義での軌跡と同業比較で読むのが誠実な使い方。JINGI は会社ページで2通りを並べる(投下資本から現金を全部引いた値と、売上1ヶ月分は事業に要る現金として資本に含めた値)。順位表は作らない。
売上に対する粗利益(売上−原価)の割合。
投資での見方:高く安定なら値付けの強さ(価格決定力)がある。
売上に対する営業利益の割合(本業の稼ぐ力)。
投資での見方:高く安定なら本業が強い。趨勢の向きを重視。
売上に対する最終利益の割合。
投資での見方:一過性の損益で振れる。数年の水準で見る。
売上 ÷ 総資産。資産を何回転させて売上を作ったか。
投資での見方:高いほど資産効率が良い。薄利多売か厚利少売かの形。
税引前利益に対して実際に負担した税金の割合。
投資での見方:極端に低い年は一過性の要因かを確認。
⚠ 外部から出す限界:繰延税金・税制優遇・過年度修正で単年は大きく振れる。極端な年は一過性の要因かを、複数年でならして見る。
売上が前の年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:成長の勢い。数年の推移で加速か失速かを見る。
純資産が前年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:利益の蓄積か毀損か。継続的な増加が理想。
本業で得た総収入(トップライン)。
投資での見方:成長の起点。伸びが利益・現金に繋がっているかを見る。
本業の儲け(売上−原価−販管費)。
投資での見方:本業の実力。営業外・特別損益を除いた継続的な稼ぐ力。
営業利益に金融収支など経常的な損益を加えた利益。
投資での見方:財務コスト込みの実力。営業利益との差で財務の重さが分かる。
税・特別損益まで引いた最終利益。
投資での見方:最終的に株主に帰属する利益。一過性で振れる点に注意。
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。経常利益に特別利益・特別損失を加減した、法人税等を差し引く前の利益。
経常利益又は経常損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。営業利益に営業外収益・営業外費用を加減した利益。
法人税、住民税及び事業税
損益計算書・法人税等の内訳。当期の課税所得に対して課された税額。
法人税等
損益計算書の項目。法人税・住民税・事業税と、法人税等調整額を合わせた金額。
営業外収益
損益計算書の区分。本業以外から経常的に生じる収益(受取利息、受取配当金、為替差益など)。
営業利益又は営業損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いた、本業から生じた利益。
営業外費用
損益計算書の区分。本業以外から経常的に生じる費用(支払利息、為替差損など)。
法人税等調整額
損益計算書・法人税等の内訳。税効果会計により、会計上の利益と課税所得のずれを調整する額。
販売費及び一般管理費
損益計算書の区分。販売活動と管理活動にかかった費用(人件費、広告宣伝費、減価償却費など)。
減価償却費、販売費及び一般管理費
損益計算書・販売費及び一般管理費の内訳。販売・管理部門で使う固定資産の当期の減価償却額。
売上総利益又は売上総損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。売上高から売上原価を差し引いた利益。
特別損失
損益計算書の区分。臨時的・非経常的に発生した損失(固定資産売却損、減損損失、災害損失など)。
その他、営業外収益
損益計算書・営業外収益の内訳。個別の科目として区分表示しなかった営業外収益をまとめた額。
包括利益
連結損益計算書の項目。当期純利益に、その他の包括利益(評価差額や為替換算調整など)を加えた利益。
親会社株主に係る包括利益、包括利益
連結損益計算書・包括利益の内訳。包括利益のうち親会社株主に帰属する部分。
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)
連結損益計算書・当期純利益の内訳。当期純利益のうち、非支配株主に帰属する分を除いた親会社株主の取り分。
成長・複利
数年ぶんの成長を1年あたりに均した年平均成長率。
投資での見方:売上CAGRとEPS CAGRの差で「成長が1株利益に乗っているか」を見る。
⚠ 外部から出す限界:期間の長さと、両端の2点で測るか全期間の傾きで測るかで値が変わる。JINGI は直近5期(最大4年)の両端で測る。低い年から回復した会社は高く出やすく、期間を2年にすると EPS CAGR の上位50社のうち36社が入れ替わる。
キャッシュ・利益の質
営業で得た現金から設備投資を引いた、株主が自由に使える現金。
投資での見方:会計上の利益より「本当に手元に残る現金」。配当・自社株買い・成長投資の原資。
⚠ 外部から出す限界:営業CFから設備投資を引いて出すが、その設備投資の「維持」分と「成長」分を外から切り分けられない(有報には総額しか出ない)。JINGI は会社ページで2通りを並べる(設備投資の総額を引いた値と、維持分を減価償却で近似してそれだけを引いた値)。成長投資が重い会社ほど2通りの差が開く。順位表は作らない。
FCF ÷ 時価総額。株を丸ごと買ったときの現金利回り。
投資での見方:高いほど株価に対して現金を生む力が強い。マイナスは現金流出=要警戒。
FCF ÷ 売上。売上のうち自由に使える現金の割合。
投資での見方:高く安定なら現金を生む力が強い事業。
本業で実際に出入りした現金(営業キャッシュフロー)。
投資での見方:利益が現金を伴っているかの土台。継続してプラスかを見る。
設備投資や買収・売却など投資での現金の出入り。
投資での見方:継続的な設備投資は事業維持の目安。過大な買収は要注意。
借入・返済・配当・自社株買いなど資金調達での出入り。
投資での見方:借入依存か、株主還元に回しているかの手掛かり。
営業CF ÷ 売上。売上の何割が営業現金になったか。
投資での見方:高いほど現金化が早い。利益との乖離に注意。
会計上の利益がどれだけ現金になっているか。各期の表示は営業CF÷営業利益、「平均」は黒字期のみの営業CF÷純益で、分母が異なるため各期の単純平均とは一致しません。
投資での見方:1倍前後が健全。継続して低いと利益の質に疑問。
⚠ 外部から出す限界:ズレ自体は計算できるが、その意味(利益の質の低さか、事業特性か)は業種・会計方針の文脈依存で、数字だけでは判断できない。
数年ぶんの営業CFの合計。
投資での見方:一時的な変動をならした「稼ぐ現金の実力」。
会計上の利益とキャッシュのズレの大きさ。
投資での見方:大きくプラスは「利益は出ているが現金が伴わない」=利益の質が低い兆候。
⚠ 外部から出す限界:利益とキャッシュのズレは計算できるが、それが「利益の質が低い」のか「先行投資型・季節性など正常な事業特性」なのかは、業種と会計方針を知らないと誤読する(建設・受注産業は構造的に大きくなる)。数字だけで質を断じない。
会計上の利益が、実際の現金の裏付けをどれだけ持っているか。営業CF(実際に入った現金)と純利益(会計上の利益)のズレ(アクルーアル)で測る。
投資での見方:利益と現金が近い、または現金が上回るほど質が高い傾向。継続して現金が利益に届かないと利益の実在性に注意(水準は業種・成長段階で異なる)。
売上債権回転日数
売上債権 ÷ 売上 × 365。売った代金を回収するまでの平均日数。
投資での見方:短いほど回収が速く、運転資金の負担が軽い。
棚卸回転日数
棚卸資産 ÷ 売上原価 × 365。仕入れた在庫が売れるまでの平均日数。
投資での見方:短いほど在庫が滞留せず資金効率が良い。業種で水準が大きく違う。
仕入債務回転日数
仕入債務 ÷ 売上原価 × 365。仕入代金を支払うまでの平均日数。
投資での見方:長いほど支払いを遅らせ手元資金に余裕が出る。取引先との関係次第。
CCC
現金循環日数。売上債権回転+棚卸回転−仕入債務回転。仕入代金の支払いから売上回収までに現金が事業に拘束される日数。
投資での見方:短い(マイナス)ほど運転資金が少なくて済む形。マイナスは回収が支払より先。業種で水準が違う。
営業活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書の区分。本業の営業活動から生じた現金の増減額。
小計、営業活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書・営業活動によるキャッシュ・フローの中の小計。利息・配当金の受払と法人税等の支払を加える前の金額。
投資活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書の区分。設備投資や有価証券の売買など、投資活動から生じた現金の増減額。
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
キャッシュ・フロー計算書の項目。営業・投資・財務の各活動を合計した、当期の現金の増減額。
現金及び現金同等物の残高
キャッシュ・フロー計算書の項目。期末時点の現金及び現金同等物の残高。
財務活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書の区分。借入・返済・増資・配当など、資金の調達と返済から生じた現金の増減額。
減価償却費、営業活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書・営業活動によるキャッシュ・フローの小計の内訳。当期の減価償却費。現金の支出を伴わないため、利益に足し戻される。
財務の健全性
総資産に占める自己資本の割合。
投資での見方:高いほど財務が頑丈。低いと借入依存で下振れに弱い。
現金から有利子負債を引いた、正味の手元現金(=実質キャッシュ)。
投資での見方:厚いほど手元の純現金が多いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
⚠ 外部から出す限界:現金を全部「余剰」とみなすか、事業を回すのに要る現金(JINGI では売上1ヶ月分)を除くかで、上場企業の約1割はプラスとマイナスが入れ替わる。運転に要る現金は会社ごとに違い、有報に開示が無いので外からは決められない。JINGI は2通りを並べ、✓(実質キャッシュ)・▲(ネットデット)の印は2通りとも同じ側のときだけ付ける。順位表は作らない。
会社が持つ資産の合計(現金・売掛金・設備・のれん等)。事業の規模感。
投資での見方:大きさより中身と効率(ROA・総資産回転)で見る。
総資産から負債を引いた株主帰属分。厳密には自己資本(親会社株主帰属)に非支配株主持分・新株予約権を加えたもの。
投資での見方:厚いほど株主資本が大きい。利益の蓄積で継続的に増えるのが一つの見方。
手元の現金・預金(および現金同等物)。
投資での見方:有利子負債と比べた厚み(ネットキャッシュ)が安全域。
利息のつく借入金・社債・コマーシャルペーパー・リース負債の合計。
投資での見方:現金より多いと純有利子負債。少ない/ゼロなら財務は堅い。
1年以内に現金化できる資産(現金・売掛金・在庫等)。
投資での見方:流動負債と比べた厚みが短期の支払い余力。
1年以内に返す必要のある負債(買掛金・短期借入等)。
投資での見方:流動資産で十分賄えるかが短期の資金繰りの目安。
1株あたり純資産(純資産 ÷ 発行済株式数)。1株の解散価値の目安。
投資での見方:PBRの分母。継続して増えていれば資本が蓄積している。
流動資産 ÷ 流動負債。短期の支払い余力。
投資での見方:低いと短期の資金繰りに弱い。
純有利子負債が本業の稼ぎ(EBITDA)の何年分か。
投資での見方:低いほど借金の重さが軽い。高いと財務リスク。
⚠ 外部から出す限界:分母のEBITDAは調整の幅があり(調整後EBITDA問題)、減価償却を除くため設備集約型では借金の重さを軽く見せやすい。
営業利益が支払利息の何倍か。
投資での見方:高いほど利払い余力がある。低いと金利上昇に弱い。
今の稼ぐ現金で有利子負債を返すのに要する年数の目安。
投資での見方:短いほど財務が軽い。
設備を維持するのに必要な投資額の目安(対 減価償却)。
投資での見方:減価償却を大きく超える投資が続くと現金が残りにくい。
⚠ 外部から出す限界:維持のための設備投資と成長のための設備投資の切り分けは、外部からは原理的にできない(有報の投資CFに出るのは総額のみ)。減価償却を代理変数にした粗い近似で、これに依存するFCF(オーナー利益)の精度も同じ限界を負う。
買収で「相手の純資産より高く払った差額」を資産に計上したもの。
投資での見方:事業が悪化すると減損で自己資本を一気に削る火種になりうる。
のれんや無形資産が、事業悪化時に評価損(減損)を迫られる度合い。
投資での見方:無形が厚い会社ほど、趨勢が崩れたときの自己資本の毀損が大きい。
買収で得た顧客基盤などを無形資産に計上したもの。
投資での見方:のれんと同様、事業悪化時に減損で自己資本を削るリスク。
利益剰余金
貸借対照表・純資産の部にある株主資本の内訳。過去の利益のうち、配当などで社外に出さず社内に残した累計額。
当期変動額合計
株主資本等変動計算書の項目。その期に純資産が増減した合計額。
負債
貸借対照表・負債の部の合計。他者に返済・支払いの義務がある金額の総額。
負債純資産
貸借対照表の貸方の合計。負債と純資産の合計で、資産の合計と一致する。
資産
貸借対照表・資産の部の合計。会社が保有する資源の総額。
株主資本
純資産の部の内訳。資本金・資本剰余金・利益剰余金から自己株式を差し引いた合計。
資本金
純資産の部・株主資本の内訳。株主から払い込まれた金額のうち、会社法に基づき資本金とした額。
繰越利益剰余金
利益剰余金のうち、その他利益剰余金の内訳。任意積立金として積み立てていない残額。
資本剰余金
純資産の部・株主資本の内訳。株主から払い込まれた金額のうち、資本金としなかった額。
固定資産
資産の部の内訳。1年を超えて保有・使用する資産(有形固定資産・無形固定資産・投資その他の資産)。
投資その他の資産
資産の部・固定資産の内訳。投資有価証券、長期貸付金、繰延税金資産、敷金などをまとめた区分。
有形固定資産
資産の部・固定資産の内訳。建物、機械装置、土地など形のある資産。
その他、流動資産
資産の部・流動資産の内訳。個別の科目として区分表示しなかった流動資産をまとめた額。
資本準備金
純資産の部・株主資本・資本剰余金の内訳。払込金額のうち資本金としなかった額で、会社法により積立てが義務づけられているもの。
未払法人税等
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。当期の法人税・住民税・事業税のうち、決算日時点で未納の額。
固定負債
負債の部の内訳。支払期限が決算日の翌日から1年を超えて到来する負債。
自己株式
純資産の部・株主資本の内訳。会社が取得して保有する自社の株式。株主資本から控除する形で表示される。
未払金
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。本業の仕入以外の取引で生じた、支払期限が到来していない債務。
無形固定資産
資産の部・固定資産の内訳。ソフトウエア、のれん、特許権など形のない資産。
その他、投資その他の資産
資産の部・固定資産・投資その他の資産の内訳。個別の科目として区分表示しなかった長期資産をまとめた額。
未払費用
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。継続的な役務提供を受けたうち、決算日時点で支払期限が来ていない額。
関係会社株式
資産の部・固定資産・投資その他の資産の内訳。子会社および関連会社の株式。
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
株主資本等変動計算書・当期変動額の項目。評価・換算差額等や新株予約権など、株主資本以外の項目が当期に動いた純額。
支払利息、営業外費用
損益計算書・営業外費用の内訳。借入金や社債に対して支払った利息。
ソフトウエア
資産の部・固定資産・無形固定資産の内訳。自社利用または販売目的で資産計上したソフトウエア。
その他、流動負債
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。個別の科目として区分表示しなかった流動負債をまとめた額。
投資有価証券
資産の部・固定資産・投資その他の資産の内訳。満期保有目的の債券やその他有価証券など、流動資産に属さない有価証券。
前払費用
貸借対照表・資産の部の流動資産の内訳。継続的な役務提供に対して先に支払ったうち、まだ提供を受けていない分。
工具、器具及び備品(純額)
資産の部・固定資産・有形固定資産の内訳。工具、器具及び備品の取得原価から減価償却累計額を差し引いた額。
建物(純額)
資産の部・固定資産・有形固定資産の内訳。建物の取得原価から減価償却累計額を差し引いた額。
株主還元・希薄化
純利益のうち配当に回した割合(%)。
投資での見方:高すぎは無理な配当の恐れ、低いと内部留保重視。
配当を連続して増やしてきた年数。
投資での見方:長いほど還元姿勢と収益の安定を示す傾向。
⚠ 外部から出す限界:JINGI が持つ期間(最長14期)の中で数えるので、それより前から続いている会社は「以上」と書く(実際はもっと長いことがある)。株式分割の年は1株配当が下がって見えるため、そこで途切れて数えてしまう。据え置きを途切れとみなすか(連続増配)、続きとみなすか(連続非減配)で上位は入れ替わる。
新株発行などで1株の価値が薄まる度合い(%)。
投資での見方:大きいと既存株主の取り分が減る。
1株あたりに支払われる配当金。
投資での見方:配当利回りの分子。継続性と増減の推移を見る。
剰余金の配当
株主資本等変動計算書・当期変動額の項目。当期に実施した剰余金の配当額。
統治(ガバナンス)
取引維持などの目的で持つ他社株式(純投資以外)。
投資での見方:多いと資本効率を下げ、少数株主への向き合い方の手掛かり。
会社を実質的に支配する大株主(親会社や創業家など)。
投資での見方:少数株主の利益と衝突しないか、資本政策の主導権の手掛かり。
市場・流動性
今年に入ってからの最安値と最高値。現在の株価がそのレンジのどこにあるか。
投資での見方:高値圏か安値圏かの位置取りの文脈。割安・割高そのものではない。
市場全体の動きに対する、その株の値動きの感応度。
投資での見方:値動きの荒さの目安。売買のシグナルではない。
一定期間の株価の平均をつないだ線。
投資での見方:価格の位置の文脈。売買シグナルではない。
1日に取引される金額の平均。
投資での見方:小さいほど「買いたい時に買えない/売りたい時に売れない」流動性リスク。
1日に売買される株数の平均。
投資での見方:少ないと売買で株価が動きやすい=流動性リスク。
市場で実際に売買される株の割合(発行済−大株主−自己株)。
投資での見方:薄いと少額の売買で株価が飛びやすい=出入口の狭さ。
市場で実際に流通する株の時価総額。
投資での見方:小さいほど需給で株価が振れやすい。
機関投資家と、経営陣など内部者が持つ株の割合。
投資での見方:内部者比率は経営の当事者性、機関比率は需給の手掛かり。
理論株価の手法
複数の評価手法(EPV・配当割引・正当PER×正常化益・資産)で出した参考の価値レンジ。
投資での見方:単一の目標株価ではなく「幅」で捉える。前提を変えれば動く。
今の利益が成長ゼロで続くと仮定した保守的な価値。
投資での見方:成長を織り込まない下限の目安。安全域の物差し。
将来の配当を現在価値に割り引いて出す株価。
投資での見方:配当が安定した会社に向く。前提で大きく動く。
平準化した1株利益に妥当な倍率を掛けた参考値。
投資での見方:一過性を除いた「巡航利益」で見る発想。
1株あたりの純資産(解散価値の目安)。
投資での見方:株価がこれを大きく割ると資産面の安全域の手掛かり。
流動資産から総負債を引いた、極めて保守的な清算価値。
投資での見方:株価がこれ以下なら資産だけで下値を説明できる領域。
将来のお金を「今の価値」に引き直す率(要求リターン)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来を厳しく割り引く=理論株価は下がる。安全域を測る物差し。
利益や配当が将来伸びると見込む年率(永久成長)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来価値が増え理論株価は上がる。ただし割引率を超える前提は使えない。
事業の質・成長・金利から見て「妥当」と考えるPER(1株益に何倍まで払えるか)。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。実績PERとの差が期待の織り込み。
一時的な浮き沈みをならした「平常時の1株利益」。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。単年の特需/特損に振らされないための基準値。
正常化EPSに成長を織り込んで割り引いた理論株価(EPS×(1+成長率)÷(割引率−成長率))。
投資での見方:割引率>成長率のときだけ成立。成長率が割引率に近いほど値は大きく振れる。
投資の読み方
割安に見えて、実は安いなりの構造的な理由がある状態。
投資での見方:数字だけの割安に飛びつくと嵌る。安さの「理由」を読むのが核心。
本質的な価値に対して株価が持つ「間違えても損しにくい余裕」。
投資での見方:現金の厚み・資産・稼ぐ力で測る。バリュー投資の背骨。
新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す、JINGI の監視の仕組み。
投資での見方:一度の分析で終わらせず「テーゼは生きているか」を追い続ける。
このページで使う指標について、何を意味するかと、投資でどう見ればよいかを、なるべくやさしくまとめました。指標名にマウスを重ねる(スマホは指標名をタップ)と、その場で説明が出ます。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

SOURCE / 出典

基本情報・財務・大株主・ガバナンス・開示原文は 金融庁 EDINET(有価証券報告書・EDINETコード E41409)の一次データを構造化。各数値は一次開示で検証できます——上のリンクから EDINET で当社の提出書類を確認できます。本ページは情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。